ゼロから理解するラッキートリガー
1.記事の概要
この記事でこんなことがわかります。
・総量規制とは
・ラッキートリガーとは
・ラッキートリガー導入による市場への影響
2.はじめに
内規の変更ということで、1次ソースがありません。
内規は一般に公開されておらず、重要な部分以外の情報がありません。
今回は重要な内規変更ということで、簡潔に公開された形になります。
そのため、各サイトを読んだ上での情報を集めた記事となります。
ご了承ください。
3.総量規制とは
ラッキートリガーを理解する前に、
「総量規制」について知らなければなりません。
総量規制とは、
「1回の確変や時短突入した時点での期待出玉の上限」
を指します。
例えば「P新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~(エヴァ15)」では、
初当たりを除くST中の期待出玉を指します。
1500個×81%ループというのは、
この総量規制によるものであり、
その数値は6400個以下と定められています。
この総量規制は「1種機(普通の確変機)」あるいは、
「2種機(初当たりがないタイプ)」の初当たりはカウントされません。
1種2種混合機はカウントされます。
2種機の代表で言えば「P神・天才バカボン~神SPEC~」や
「PFからくりサーカス」などがそれにあたります。
話が逸れましたが、
総量規制は「ラッシュの期待出玉」
と覚えておいてください。
4.ラッキートリガーとは
総量規制を理解したら、
ラッキートリガーを理解するのは簡単です。
ラッキートリガーとは、
「条件付きで総量規制を6400→9600個にできる」
ただこれだけです。
この条件というのが、
①初当たり確率が1/200以上である
②Cタイム搭載不可
この2点です。
初当たり確率が1/200以上、
つまりライトミドルか甘デジで9600個…
嫌な予感がしませんか…?
1/199で初当たりを取って、
今まで通りラッシュに入れていたら、
当然型式試験に落ちます。
「P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲」ですら35%突入です。
1/200以下、50%突入、9600個なんて
そんなうまい話はありません。
9600個のRUSHへの突入率は非常に低いものになります。
この点含めて次章にて
市場への影響についてお話しします。
5.市場への影響 ~MAX機の再来?~
今回は第1弾として出た中で3機種に触れます。
ラッキートリガーという名前から簡単に
連想されるのは突破型、あるいは上位ラッシュでしょうか。
「PF戦姫絶唱シンフォギア3 黄金絶唱」に搭載されていた、
「70億の絶唱FEVER」がイメージしやすいと思います。
まあそもそもシンフォギアチャンスが突破型なのでアレですが。
そのイメージに近い機種がこちら。
「Pこの素晴らしい世界に祝福を!~このラッキートリガーに祝福を!~」
(豊丸産業)です。
この機種はまさにシンフォギア3の進化版
と言えるのではないでしょうか。
祝福RUSHには残保留でも突入するとのことで、
見た目よりも祝福RUSHへは突入するかもしれません。
一方で突入率を非常に低くして、
ラッシュ性能に特化した機種も出ています。
「PぱちんこG1優駿倶楽部2 ラッキートリガーVer.」
(KONAMI AMUSEMENT)です。
スペックは以下の通りです。
1/99.9という甘デジの確率ながら、
超凱旋ロード、凱旋ロード
つまり右打ち状態への突入率は11%となっています。
また、超凱旋ロードの
獲得出玉期待値は約11500個となっています。
総量規制は9600個ですが、2種機とすることで、
その分上乗せされている形ですね。
このようにRUSHに特化させた機種もある一方で、
MAX機を彷彿とさせる機種も出ています。
それがこちら。
「P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.」
スペックは以下の通りです。
通常時の図柄揃い確率をご覧ください。
1/399.9?
おかしいですね。
現在P機は1/320以下、e機(スマパチ)は1/350以下に
しなければならないはずです。
このカラクリは緋弾チャージにあります。
緋弾チャージは450個(3R)の獲得出玉があります。
つまり大当たりです。
ただし、絶対にRUSHに入りません。
ちゃんと小さく書いてあります。
(条件装置作動確率とは異なります)と。
あくまで、図柄揃い確率と緋弾チャージ確率であり、
それぞれが条件装置作動確率ではないのです。
条件装置作動確率=大当たり確率は、
これらを合算した1/192.7となり、
条件の1/200以下に収まります。
さらに1/399.9を引いても
チャンスタイムがありますからね。
見せ方ひとつでこんなに変わるものなのですね。
「ちなみ」な話
図柄揃い確率が1/399.9となっているので、
ハードウェア乱数でないことが確定します。
乱数の話はこちら。
ハードウェア乱数を使用している場合、
65536個のくじの中から引くことになります。
図柄揃いが1/399.9のため、
当たりくじは163~165個付近なのですが、
それぞれ、当たりの個数と確率は
163個→1/402.0
164個→1/399.6
165個→1/397.2
となるので、1/399.9となりません。
おそらく65536で回りこまない(=0にならない)
カウンタなどを使用しているのでしょう。
6.おわりに
以上がラッキートリガーの解説となります。
内規変更の話は、
業界人しかわからないことが多いので、
なかなか外の人間だと、
まとめることしかできないですね。
ここまでご閲覧ありがとうございました。
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