あなたを表すコートカードを誕生日+αで選ぶ方法(12サインとコートカードの対応)
12サインとコートカードの対応は
目次の★から!
初めに
「コートカードは人物を表す」
とよく言われます。
多くの解説書では
「特定の人物、もしくはそのカードが表す態度・性格を表す」
などと解釈されていますね!
たとえば特定の人物として読むなら
「このカードは私だな」
「これは父かな」など、
態度として読むなら
「私がリードしようとしてるな」
「私は慎重になっているな」
といった読み方です。
そんなコートカードですが、
「どのカードが自分かわからない!」
「コートカードが何枚も出たとき、
どれが自分でどれが相手かわからない!」
「特定の人物なのか、態度を表しているのか、全然わからない!」
などのお悩みをよく耳にします。
よくある解決策は
「事前に相談者を表すカードを決める」
「相談者以外を表すカードが出たら、
思い当たる人物がいるか聞いて、
いなければ態度として読む」
というもの。
良い方法ですが、
「じゃあ、相談者を表すカードはどう決めればいいの?」
と悩む方も。
例えば
誰にでも共感する姿勢はカップクイーンっぽい
でも自分からあれこれ提案しているからワンドナイトっぽい
それでいて技術はこれから身につけていくところだからペンタクルペイジっぽい
といいつつ、上司から言われたことを鵜呑みにせずに冷静に考えているのはソードのキングっぽい
こうなると
どれか1枚に決めにくいですよね。
直感で決めるのも手ですが、
実は客観的にカードを決める方法もあります!
それが「誕生日」を使う方法!
※厳密には「生まれたときの太陽の位置」を使う方法。生年月日時、出生地を使う方が正確ですが、今回は誕生日だけでできる方法も扱います。
誕生日(出生データ)で決める方法
生まれたときの太陽の位置からその人を表すコートカードを決めます。
注意点
どのカードがどの時期に対応するかを把握する必要がある。
例:一覧表を用意しておく、覚えておくなどペイジのカードを使わない
例:相談者がペイジに近い立場(新人、見習いその他)でも、出生データで決める場合はペイジ以外になる。コートカードが切り替わる境目の日に生まれている場合、厳密に決めるなら出生時間が必要になる
誕生日だけで決める場合の簡便法
全てを出生データから決めず、12星座のエレメントだけ反映させる
例:おひつじ座生まれでペイジ的→おひつじ座は火のサイン
→ワンドのペイジがその人を表すとみなす
コートカードの境目にある場合でも、候補は2枚に絞られています。
16枚から選ぶときよりもはるかに決めやすくなっています。
厳密さを重視しない場合、ここで2枚のうち相談者の性格に近いものを裁量で選ぶと簡単です。
誕生日でカードを決め、最後の2枚を絞れないときのみ裁量で判断すると、ほとんどのケースでは客観的に決定でき、絞れない場合でも判断しやすくなります。
厳密なやり方
太陽の位置を調べる
生年月日時と場所からホロスコープを出し、太陽の位置を確認します。
その場所に当てはまる(支配する)コートカードを見つける
度数は「19°以下か、20°以上か」に注目!
コートカードの境目にあたるかチェックします。
誕生日と太陽の位置の対応を表にまとめておくと便利ですね!
厳密な方法をお勧めできる人
鑑定で西洋占星術とタロットを併用している方におすすめ。
ホロスコープを作成したときにそのまま確認できます。
★コートカードと太陽の位置の対応一覧
各コートカードは「1つ目のサインの20°~次のサインの19°」までに対応。12星座と1対1では対応していない点に注意!
※理由は後述
エレメント
エレメントは「次のサイン(0~19°の方)」と対応。
1つのサインは30°分ありますが、
その中で20°(過半数)を占めている
後半のサインのエレメントと対応しています。
ランク
ランク(人物)は「どの3区分から始まるか」で見ると
「活動宮で始まる→ナイト」
「不動宮で始まる→キング」
「柔軟宮で始まる→クイーン」
と順番に並んでいます。
ナイトは最も血気盛んな若者
→活動宮で始まる
キングは不動の立場にある王
→不動宮で始まる
クイーンは王を受け入れ順応する
→柔軟宮で始まる
と捉えるとわかりやすいかもしれません。
対応一覧(目安)
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・おひつじ座20°~おうし座19°
ペンタクルのナイト
※始まり:おひつじ座→活動宮→ナイト
※終わり:おうし座→土→ペンタクル
4/11ごろ~5/10ごろ
・おうし座20°~ふたご座19°
ソードのキング
※始まり:おうし座→不動宮→キング
※終わり:ふたご座→空気→ソード
5/11ごろ~6/10ごろ
・ふたご座20°~かに座19°
カップのクイーン
※始まり:ふたご座→柔軟宮→クイーン
※終わり:かに座→水→カップ
6/11ごろ~7/12ごろ
・かに座20°~しし座19°
ワンドのナイト
※始まり:かに座→活動宮→ナイト
※終わり:しし座 →火 →ワンド
7/13ごろ~8/13ごろ
・しし座20°~おとめ座19°
ペンタクルのキング
※始まり:おうし座→不動宮→キング
※終わり:おうし座→土→ペンタクル
8/14ごろ~9/13ごろ
・おとめ座20°~てんびん座19°
ソードのクイーン
※始まり:おとめ座→柔軟宮→クイーン
※終わり:てんびん座→空気→ソード
9/14ごろ~10/13ごろ
・てんびん座20°~さそり座19°
カップのナイト
※始まり:てんびん座→活動宮→ナイト
※終わり:さそり座→水→カップ
10/14ごろ~11/12ごろ
・さそり座20°~いて座19°
ワンドのキング
※始まり:さそり座→不動宮→キング
※終わり:いて座→火→ワンド
11/13ごろ~12/12ごろ
・いて座20°~やぎ座19°
ペンタクルのクイーン
※始まり:いて座→柔軟宮→クイーン
※終わり:やぎ座→土→ペンタクル
12/13ごろ~翌1/10ごろ
・やぎ座20°~みずがめ座19°
ソードのナイト
※始まり:やぎ座→活動宮→ナイト
※終わり:みずがめ座→空気→ソード
1/11ごろ~2/9ごろ
・みずがめ座20°~うお座19°
カップのキング
※始まり:みずがめ座→不動宮→キング
※終わり:うお座 →水 →カップ
2/10ごろ~3/11ごろ
・うお座20°~おひつじ座19°
ワンドのクイーン
※始まり:うお座→柔軟宮→クイーン
※終わり:おひつじ座→火→ワンド
3/12ごろ~4/10ごろ
※2001年のおひつじ座20°~2002年のうお座19°まで。
アメリカンエフェメリスを日本標準時に直した暦を使用
※太字はエレメントの対応
※この後は3/22に太陽がおひつじ座に入り、同様に繰り返されていきます。
その他補足
※かなり細かいです!ご参考まで
・20°あたりで分かれる中途半端な区切りになっているのは、12サインの位置を「サイデリアル方式」(≒実際の恒星の位置を元に12等分する分け方)で捉えているため。ライダー版を作ったウェイトは、その手法を採用していた魔術結社ゴールデンドーンに所属していました。
なお、現代の西洋占星術では、春分の日の太陽の位置を「ここがおひつじ座の0°」と決めて12等分する分け方を採用します(トロピカル方式)。サイデリアル方式では「実際の恒星の位置」から考えるため、ズレが生まれます。
・Book Tと比べると度数の表記が1°ズレていますが、そのまま計算すると10°の部分が2枚のコートカードにまたがってしまいます。
Book Tの別の箇所ではコートカードとサインの対応関係が「最後の10°」から「最初の2つの10°まで」との記載があります。
今回は後者の解釈を採用し、20°~次のサインの19°として捉えています。
・Book Tではコートカードのランク名がライダー版と異なります。
これはウェイトが属していた魔術結社ゴールデンドーンで定められていた名前で、
キング→「ナイト」
クイーン→「クイーン」(そのまま)
ナイト→「プリンス」
ペイジ→「プリンセス」
となっています。
そのため、Book Tの以下の"He"はワンドの「ナイト」というタイトルで解説されていますが、ライダー版でいうワンドの「キング」の解説にあたります。
He rules the celestial heavens from above the Twentieth Degree of Scorpio to the First Two Decans of Sagittarius
by MacGregor Mathers and Harriet Felkin
p.g.12