特殊清掃でもう一度使える家に
最近は毎日のように室内での殺人事件や虐待死、親の年金をもらいたいために亡くなった遺体を放置していたといった事件を見聞きします。
ニュースに映し出される家は立派な家も多かったり、ほかにも人が住んでいる賃貸住宅であったりして、この家はその後どうなるのだろうと思う方も多いのではないでしょうか。
一戸建てなら解体されるケースもありますが、家人が死亡しており、そのまま放置されるケースも少なくありません。
また、賃貸住宅の場合、ほかの入居者もいるので追い出して解体というわけにもいかないでしょう。
残された親族や大家さんの判断にもよりますが、多くの場合は事件の処理が終わった後、ほとぼりが冷めた段階で、特殊清掃やリフォームを行って売却や賃貸を再び行います。
殺人などの事件の場合、内部に血痕や体液が残っていることや遺体が腐敗して腐敗臭やウジなどの害虫が沸いていることがあるため、それを特殊清掃によって除去、消臭、除菌を行う必要があるのです。
自殺や事故死の場合
首吊りやリストカット、練炭などによる自殺、ベランダからの転落死や浴室での溺死、ガス漏れやボヤなどによる一酸化炭素中毒などが起こった部屋も特殊清掃の出番です。
首を吊ると内臓などが口から出てしまい、体液なども周囲に染み付いてしまいます。
ほかのケースでも血痕が残っている場合や発見が遅れれば腐敗などが起こって死臭や害虫が発生しますので、特殊清掃でリフレッシュをしましょう。
自殺や事故が起こったお住まいに残された家族がそのまま住むこともありますので、親身な業者に相談されるのがおすすめです。
孤独死や遺体の発見が遅れた場合
近年増えている孤独死は老人の一人暮らしだけでなく、老人夫婦や親子が亡くなるケースもあるほか、若い方でも突然の病死やお金がなくなって栄養失調で衰弱死するといったケースも少なくありません
。
発見が遅れるほど腐敗が進むとともに、こうしたご家庭ではゴミなども散乱して生ごみの腐敗や害虫が発生していることがほとんどです。
そのため特殊清掃による消臭や除菌などが求められます。