「チョコバナナ作りたい」子どもの一言が教えてくれる親子の学び
「チョコバナナつくりたい!」子どもがYouTubeを見て発した言葉です。
わが家ではこれまでに
クッキーやサンドイッチなど様々な料理やお菓子を、子どもと一緒に作ってきましたが、チョコバナナは今回が初めての挑戦になります。
子どもと一緒にお菓子作りをするのが好きな私にとって、その言葉は心が踊り、心の中で「チョコバナナがあったかー!」と叫ぶほどでした。
比較的簡単な作業工程で
3歳の子どもと一緒に料理するのに、もってこいな料理なのに今まで気づけなかったのが、子どもの「やりたい!」と言う言葉でチョコバナナを作ることが出来ました。
今回は、単にお菓子作りの話しではなく、子どもの「やりたい!」を引き出すきっかけや、親としての関わり方について気づきがあったのでこれから綴っていきます。
親子で作るお菓子
4歳の子どもと初めてのチョコバナナ
チョコバナナを作るのにあたって、まずは材料を揃えないといけません。
子どもに「何が必要かな?」と尋ねたところ返ってきた答えは
「板チョコ」、「バナナ」
そして「サラダ油」。
私はそのワードに引っ掛かり思わず「サラダ油?」と聞き返しましたが、子どもは真剣そのもので同じ返答をします。
私の頭の中は「板チョコを細く砕いて、溶かして、バナナにかければいい」と簡単に考えていて、調べなくても分かる!と変な自信がありました。(笑)
子どもが自信を持って答える様子と、なぜサラダ油なのか?の興味を持ち
さっき子どもが見ていたYouTubeを一緒に見て確認しました。
サラダ油を使う理由と親が学び直す大切さ
サラダ油を入れることについては大きく2つの理由があることが分かりました。
1、チョコを滑らかにして均一にコーティング
溶かしただけのチョコレートは粘りが強く、均一にバナナをコーティングするのが難しい場合があります。サラダ油を少し加えることで粘度が下がり、滑らかな状態になり、きれいに仕上げられます。
2、細かな温度管理が不要になる
通常、チョコレートをきれいに仕上げるにはテンパリングと呼ばれる温度管理が必要です。しかしサラダ油を加えることで、テンパリングの工程を省略しても十分に滑らかで美しい仕上がりが期待できます。
子どもと親の学び
こうした発見を通して、「教えてくれてありがとう!」と子どもに感謝の気持ちを伝えました。
このやりとりで気づいたのは、
一緒に作業することで親と子ども共に、学び合える関係で、親にとっては学び直しになるということです。
「やりたい!」を応援する親の役割
子どもが「やりたい!」と感じる瞬間は、どこに転がっているかわかりません。
その種を見つけて育てるのは親の役目ですが、その種が簡単には見つからないときもあります。
今回は、YouTubeがそのきっかけをくれました。
子どもが映像を見て、自分も作りたいと思い、親に「やりたい!」と伝え行動する。
これは主体的な学びの第一歩になります。
YouTubeの可能性と親のサポート
YouTubeには、子どもにとって「やりたい!」のきっかけとなる情報が詰まっていると思います。
ただ、その使い方については注意が必要ですが、、、
•自分でやってみる視点を育てる
「見るだけ」ではなく「やってみる」ことで、主体性を養えます。
親も一緒に行動することで、楽しさや達成感が何倍にもなるでしょう。
•親はジャンルを広げるサポートを
子どもが興味を持つジャンルだけでなく、親が別のジャンルを提案することで、視野の幅が広がります。
日常の中で育む「やりたい!」の芽
今回のチョコバナナ作りを通して感じたのは、子どもの「やりたい!」を応援することの大切さです。
それはお菓子作りに限らず、どんな小さなことでも同じです。
親子で一緒に試行錯誤しながら作る時間は、ただの料理以上の価値があります。
それは、お互いに学び合い、親は学び直しの機会になり、親子が成長する貴重な瞬間にもなります。
忙しい日々の中でも、子どもの「やりたい!」に耳を傾ける「余裕」を持つことで、何気ない日常が、親子の絆を深める特別な時間に変わります。
今回のチョコバナナ作りの様に、親子で一緒にチャレンジし、子どもの「やりたい!」を育む時間を作ってみてはいかがでしょうか。