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【はじめて本を作って、同人誌即売会にサークル参加した話】 前編
はじまり
きっかけは、2023年の7月ごろ。
X(Twitter)が改悪を改悪に重ねるので、そろそろヤバいと感じた私は、第二のSNSを探していました。
その時見つけたのが、分散型SNSミスキーのひとつ『ノベルスキー』。
文字書きの私は、ここに登録することに決めました。
ノベルスキーはX(現Twitter)の100億倍使いやすくて居心地もよく、私と同じ文字書きが多く集まる場所なので話も弾みました。
そんなふうにノベルスキーを楽しんでいた私でしたが、ある日管理人のたーびんさんが言いました。
「ノベルスキー内で、イベント開きましょう」と。要は、ノベルスキーの民による同人誌即売会をやろうということです。
私は、悩みました。
自分は創作歴20年以上のヲタクではありますが、いわゆるサークル参加をしたことがありません。
やりたいやりたいと言いながら、お金が無いとか、誰も来なかったらどうしようとか、どうせ私の本なんてとか、心無い人に絡まれたら…などと言い訳を並べて今まで参加してきませんでした。
しかし、知っている人が多く、規模も小さいノベルスキーオンリーは、もしかしたら私のようなサークル参加はじめての人間に向いているのでは?と思いまして…悩んだ末に「えいやっ」と申し込みました。
サークル参加するならば、売るものを作らなければなりません。
最初は一時創作にしようとして原稿を書いていましたが、この時最推し漫画である『都市伝説先生ウラモン』の世界初(多分)の同人誌を作りたい!とある日決意を固めて二次創作に変更させていただきました。
こうして、私、ゆびをのはじめての同人誌作りがスタートしたのです。
原稿執筆中のあれこれ
途中までは、一時創作本を書こうとして小説執筆サイト『Nola』で設定作りや執筆していた私でしたが、途中でウラモンの二次創作本を作ることに路線変更。
この時、2023年11月のはじめ。
ノベルスキーオンリーイベントは2024年1月27日。
極道入稿などしたくない私は、12月中には原稿を仕上げたい。
というか、年末年始休みを原稿の修羅場に使いたくない。だからクリスマス前には原稿を完成させたい。
同人誌のネタは今のところ3つあって、だから3冊作りたい。でもページ数はわからない。ページ数もわからないからペース配分もどうすればいいのかわからない。
これは、空いている時間を全て原稿につぎ込むぐらいしないと、とても本なんて作れない。
「原稿しなきゃいけないから仕事してる暇ないんだよ!」とノベルスキー内で文句を言いながら、ひたすらに原稿、原稿……AIの力も借りたりしながら、ひたすらに原稿…。
途中、ストレスにより腹を壊したり、いよいよ仕上げといったところにパソコンが頻繁に強制終了する故障が起きたりと、邪魔が入ったりしましたが、なんとかクリスマス前に原稿が完成しました。
30ページの本と、50ページの本。私としては大満足の結果になりました。そして年末年始の休みをアマプラに費やした後、正月明けに印刷所の『製本直送』さんに入稿しました。
製本直送さんは、以前も利用したことがある印刷所さんです。
ほかの印刷所さんとも迷ったのですが、時間的に余裕が無かったので知った印刷所さんに頼むことにしました。
特に不備があるわけでもなく、しばらくして本が届きました。
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私は心底ほっとして、自分が保管する用のぶんだけ抜き取った後ダンボールに戻しました。
その後、無配の10ページほどのコピー本と同人ペーパーを近くのコンビニで印刷し、Amazonや100均でサークルに必要なものを買いそろえて当日にそなえました。Amazonでは布と、ポスタースタンドを買いました。
余談ですが、100均をうろついていたら、大きな布を発見したので「お、これ使えるじゃん」と購入したところあとから「同人サークルに使う布は、防炎機能がついている布が必要」と聞いたので結局買いなおしました。安物買いの銭失い…。
ちなみに100均では、テーブルクロス留め、コイントレー、硬貨ケース、ブックスタンド、透明ブックカバー、平たいA4ケースを買いました。
それから東京へ行くために電車の切符を買ったり、銀行で硬貨を作ったり、美容院とネイルに行ったりなどして、イベントの日を待ちました。
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イベント前日
1月26日、仕事が終わったあと、速攻で大量の荷物を持って駅へ。
時間帯的に空いているだろうと思っていた私の目論見は大いにはずれ、私の周りの席はサラリーマンのお兄さんたちに囲まれました。
駅で、前々から気になっていた『そば屋の天むす』という駅弁を購入し、電車の中で天むすをぱくぱく。付け合わせのたくあんをポリポリ。
天むすは、出汁の染みたお米と塩昆布のマッチ具合が最高。たくあんもおいしかったです。
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天むす弁当をぱくぱく食べていたら、前から車内販売のワゴンが。
滅多に電車に乗らない上に、数が減りつつある車内販売に出会う確率はまさに千載一遇であり、何か買おう!と思うものの隣にサラリーマンのお兄さんがいるから声をかけにくい…などと思っていたらちょうどお兄さんがトイレにたち、ラッキー!と車内販売名物であるスジャータプレミアムアイスを購入しました。
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このプレミアムスジャータアイス、別名スゴイカタイアイスと呼ばれているだけあってカチコチで、15分ほど放置してようやくスプーンが差し込めるように。
味は濃厚でとろける甘いバニラ、という感想でした。成分を見ると本当に最低限の材料しか使っていないようで、まるでハーゲンダッツのようでした。こりゃ、名物になるのもわかりますわ…。
浅草橋のホテルへ
電車に揺られて1時間半ほどで新宿にたどり着き、そこからさらに総武線で浅草橋へ。西口から出てホテルに向かう間、美味しそうなお店がいっぱいでした…大荷物だから移動は最低限にしたかったので今回はスルーでしたが、次来た時は絶対このあたりで食べます。
お世話になったのはベルモントホテル浅草橋という会場の隣のホテルでした。
フロントで鍵を受け取り、予約していた部屋へ。そういえば和室だったなと思い出しながら部屋に向かいました。
ホテルって、どんなに散らかしてもゴミが出ても、自分で片づけなくていいのが良いですわね(クソ)
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移動は最低限にしたかった私は、買っておいたカップ麺で夕飯を済ませることに。と、ここで割り箸が無いという事件が発生。
しかし天むす弁当の割り箸をまだ捨てていなかったことを思い出し、急遽それを使いまわすことに。もうちょっとで素手でカップ麺を食べるところだった…。
前日は寝不足にくわえ、翌日は朝シャン+メイクする時間を設けないといけないので早めに寝ることに。しかし、ホテルでひとりでゴロゴロするのって…最高すぎる…寝たくない…(寝ろ)
結論からいうと、やはりというかなんというか緊張で夜中に100回は起きました。うーんこの
後編につづきます。
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