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推しカクテル&コスプレでうちの子充をした話 後編

 この記事は後編です。
 前編はこちらから



推しカクテルのお店2軒目 真鎖夜さん


 infさんから退店した後、電車で荻窪に向かい真鎖夜さんへ。
 19時からの予約でしたが、コスプレをするフォロワーさんは30分早く向かい、私はあとから向かいました。
 詳しいことは、真鎖夜さんのHPに書いてあります。


 19時、他のお客さんと入店をし、フォロワーまずは1杯目をオーダー。
 以前、イメージカクテルオンラインで注文したものを頼みました。
 イメージカクテルオンラインはコロナ禍によって生まれたサービスで、期間限定だったのですが、現在数量限定で復活したようです。

 

ドルチェさんの推しカクテル


 イメージオンラインカクテルでオーダーしたドルチェさんを1杯目に頼みました。
 イメージカクテルオンラインでは、メールでやり取りをするので、メールから説明文を引用します。
 

昔と今で衣装デザが違ったりする


 【ドルチェさんについて(以下メールより引用)】

 

闇商人。普通じゃ手に入らないものを売る商売をしている。

客人相手には満面の笑顔で接するが、基本的には他人に興味は持たない。人身売買もしており(主に子供)彼らには商品としてしっかり管理(世話)しており、懐かれてしまうのが悩みのタネ。

小さい頃瀕死状態になった頃、当時唯一の友人だった人魚の少女に血を飲まされ生き返ったがその結果半不老不死になってしまった。そして妹が老衰で死んだことをきっかけに家族と縁を切り、いつの間にかいなくなってしまった人魚の少女にもう一度会いたくて闇商人として各地を渡り歩いている。


元々王道ファンタジー小説でのキャラクターのひとりとして作ったんですが、気がついたら設定をめちゃくちゃ盛ってました。レギュラーでもないのに…。

多分作品の中で1番悲惨な人生送っている人だと思うんですよね。人魚の少女も、愛憎が交じった感情を向けている。彼女に再会する日は来るのだろうか、再会したらどうするつもりなのか、それは作者にもわかりません。

ただ、作者としてはドルチェさんには幸せになってほしいなあと思うのです。半不老不死という厄介な身体になったからそれは難しいかもしれませんが。

 そして作っていただいたのがこちら! 


  

【グラス】

華奢な方だけど身長は高いということでグラスも身長の高い物を、人に好かれてしまう雰囲気から少し丸みのあるものを選びました。

【使用したもの】

色味はイメージカラーでもある黄色と緑の層に分かれています。

上の黄色い層から飲んでみると、オレンジとトニックの味わいが口の中に広がり、闇商人で他人に興味を持たないドライな印象を受けるのですが、混ぜるとピーチとバニラ、オレンジの味わいが感じられます。

甘く味が変化しして、懐かれてしまう、そんな彼の性質を表現しました。

人魚の少女に再会したい気持ちをピーチの花言葉である「あなたの虜」というイメージを重ね、バニラは「永久不滅」という花言葉を持ち、半不老不死となった彼の運命をイメージしています。

幸せになってほしいという作者様の思いものせて、最後は花やオレンジで華やかに仕上げました。

【装飾】

人魚の少女を思う彼の人生から、マドラーに真珠をイメージしてパール系の物を使用しました。 

 一口目は、たしかにドライなのですが、隠しきれていない甘さを感じました。ついにじみ出てしまう彼の優しさを感じる…。
 かき混ぜると様々な種類のフルーティーな甘みを感じ、普通の人より長い人生の中でたくさんの人に愛され、そしてみんなドルチェさんより早く死んでしまう。そんなドルチェさんを思い浮かべるのでした。

 

フォロワーさんによるマオちゃんコス


 そんなドルチェさんの推しカクテルを堪能していると、着替え終わったフォロワーさんが2階の更衣室から降りてきました。
 今回コスを頼んだうちの子は、マオという女の子です。

マオちゃん


 

ありがとう…

 あっ…!あっあっ…!  
 フォロワーさん、もといマオちゃんが降りてきた瞬間私の語彙力が吹っ飛びました。
 いる。マオちゃんがここにいる。
 13年前に生まれて、ずっと愛でていたマオちゃんが、現実にいる。

 それ以来のことは、よく覚えて無くて…。
 他のお客さんに「美人ですね~!」と褒められて「うちの子です!」とドヤ顔かましたりしたことしか覚えていません。
 ちなみに全身撮影する際は、バーテンダーさんが撮影用ボックスライトを貸してくださいました。ありがとうございます。なぜか私のスマホではボヤけるので、フォロワーさんのスマホを借りて撮影させてもらいました。
 隣に座って「うわああああ…かわいいいいい…」と瀕死の状態のゆびを。
 

この可愛さ、全人類見ろ

 フォロワーさんが隣に座り、うわっー!うわっー!となっている私。
 うちの子のコスプレをしてもらうという夢が叶ったのです…。
 ちなみにフォロワーさんの投稿はこちら。
 

 ここから更に、バーテンダーさんからの推しカクテルでぶん殴られるってマジですか…?と震えていたところに、バーテンダーさんが次の推しカクテルを完成させてもってきました。ぶん殴られる覚悟をしました。


ミハエルの推しカクテル

 マオちゃんのコスに悶絶していたところに、次のカクテルが来ました。
 次はドルチェさんの弟子、ミハエルです。
  

実はうちの子の中でもかなりの古株
端的に言うと不器用ツンデレ合法ショタです

  そして作っていただいたのがこちら。
 

グラスがかわいい


  以下、バーテンダーさんより説明。

 「グラデーションにより、イメージカラーの白と青緑をあらわしています。グラスはフタのついたグラスを使いました。これは彼の隠している感情を表しています。
上層はレモンを使用しており、主人公を嫌う態度をあらわしています」

 私「まぁその主人公が、このマオちゃんなんですけどね!!(ドヤァ)」

 テンションが上がるあまり、言わなくてもいいことを言う作者。
 更にバーテンダーさんは続けます。

 「中層はグレープフルーツとオレンジピールを使っています。オレンジピールは彼の素直で純粋な部分を表しており、グレープフルーツのほろ苦さは彼の隠している憧れを表現しました」

 待って?
 私、オーダーシートにミハエルが純粋で素直だなんてひとっことも言ってないですよ?
 汲み取ったんですが…彼の本来の性格を…まっとうな家庭で育ってくれれば、素直で純粋な子に育ったであろうミハエルの根本的なオーダーシートの外から読み取ったんですか…?すごすぎる…。

 さらに。
 「下層には『癒やしの花』であるエルダーフラワーを使っています。薬にも使われるエルダーフラワーは、医師である面を表現しています。また甘いエルダーフラワーですがピリッとしたジンジャーが入っており、優しい人に憧れる強くて届かない想いをあらわしています」

 ひゃ…。 
 ミハエルが医者になったのは、あくまで安定して収入を得るための手段として。でも彼の本来の性格が素直で純粋だと考えると、本当は「人を助けるために医師をしている」と堂々と言えたら良かったのにとか思っているかもしれませんね。(と、作者が言うのだった)

 後のノアさんもそうですが、ミハエルはマオちゃんと同じパーティのメンバーなので、ツーショットを撮ってもらいました。
 

 マオちゃんとミハエルのCP(エルマオ)を推しているので、概念ツーショに尊死する作者でした。

ノアさんの推しカクテル

 その後、バーテンダーさんに「2杯目いけますよ」と言われ「ヨッシャアアアア!!!!これお願いします!!!!!」と渡したのがノアさんのオーダーシート。
 

 

世界一可愛い27歳


  infさんで作っていただいた、テディの将来の妻です。
 イメージカラーに「金色・紫」とありますが、本当は「金色・ピンク」です。その場でペンを借りて修正させてもらいました…ありがとうございます。
 こうして生み出されたのがこちら。
 


 以下、バーテンダーさんの説明。

 「長身のモデル体型とあったので、背の高いシャンパングラスを使用しました。モチーフは書かれていませんが、メガネ美人なようなのでメガネのチャームをつけています」

 シャンパングラス…!
 公式美人で、教養もあるノアさんは、シャンパンが似合う…!
 メガネのチャームもカワイイ…
 続いて中身の説明。

 「香りは洋梨。美しさと華やかさを表しています。とても香り高いのですが、トニックウォーターの苦さが入っており、洋梨の香りと甘さを邪魔しています。美しさを持っていながら、自分に自信が無いところを表現しました」

 「1番下のピンクの部分にはピンクのグレープフルーツで、甘いのですが同時に苦さも含まれています。作中で成長し、自分自身にかけた呪いを解き、甘いも苦いも受け入れていく彼女を表現しました」

 だから、オーダーシートの外からなんでうちの子の情報を汲み取れるの?
 もしかしてバーテンダーさん、私の脳内覗きました?
 ノアさん、序盤は元彼がトラウマで殻にこもってしまうほどだったのに、次第に成長していき最終的に完全に元彼と対面して戦うんだ…。
 ボツ案ではノアさんの今彼であるテディが立ち向かうのもあったんですが、書きたいのは元彼vs今彼ではなく、元彼(過去のノアさんのトラウマ)vs様々な冒険を乗り越えてノアさんを書くのが最適だと結論づけた私に対して最高の供給でした…。
 

女子組~!

 これもマオちゃんがツーショ撮影させてくれました。ありがとう…。

  

おわりに


 その後は、楽しくバーテンダーさんとヲタ談義したりして帰りの電車の時間まで真鎖夜さんでまったりさせていただきました。
 まったりというか、圧倒的供給で半分放心状態になっていたのですが(笑)
 たった1日の出来事とは思えないほど濃ゆくて幸せな時間をくれたお店の方々とフォロワーさんには感謝しかないです。

 本当にありがとうございました!
 そしてここまで読んでくれた方も、ありがとうございました!
 


今回渡せなかったテディノアのCPカクテルは次の機会に

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