都市伝説先生ウラモンの概念カクテルを作ってもらったら天才だった話
※一部説明に聞き取れなかった部分があったのですが、後からバーテンダーさんにリプをいただいたので訂正させていただきました。
ありがとうございます!!
はじめに
この記事は、以前書いた【推し香水をScentlyさんで頼んだ話】の内容と一部引っ張り出しています。
読まなくても内容は理解できるとは思いますが、もしよければ一読してくださると幸いです。
推しの概念は良いもんです。
例え非公式でも、自分が『概念だ!』と思えるものにはめちゃくちゃにときめきます。
そんな推しの概念文化がすっかり根付いた現代日本では、様々な『推し概念を作ってくれるサービス』がたくさんありますよね。
今回はその中のひとつ『推しカクテル』を作りに行きました。
推しカクテルを作ってくれるお店
推しカクテルを作ってくれるお店はいくつかありますが、今回は渋谷にある『bar moon walk渋谷百軒店店』さんに伺いました。
Twitter公式アカウントがあり、DMで予約をすることもできます。
推しカクテルを3杯まで作ってもらえる貸し切り予約がおすすめです!
「未成年だから…」「アルコール飲めないし…」という方もご安心ください、ノンアルコールでも注文ができます!(未成年の方は帰りの時間にご注意ください)
【ご注意】
bar moon walkさんは他にも店舗がありますが、1から推しの概念カクテルを作ってくれるのは2023年4月現在では渋谷百軒店店さんだけです。
しかしながら既存のカクテルから推しの概念を探すのもまた一興、何より1杯250円という破格の値段でカクテルを楽しめる素敵なお店なので是非足を運んでみてください。
今回作ってもらう推し達
今回推しカクテルを作ってもらう推し達は
週刊コロコロコミックで連載中の『都市伝説先生ウラモン』です。
なんと無料で摂取できちゃう、月曜日の栄養剤です。
※現在は隔週連載になっています。公式サイトの最後のページに次回更新日が載っています。
コミックスも出ています。
この漫画に出てくる『古ノ裏門戸(ウラモン先生)』『ロジィ』『神山カイキ』の3人をオーダーさせていただきました。
1杯目 古ノ裏 門戸(ウラモン先生)
まずは我らが主人公・古ノ裏門戸。
真面目で穏やかで、滅多に怒らず、大事な生徒たちを身を挺して守る特殊な右腕を持つ小学校教師。かわいい。
嫌いな人いる?ってぐらい絵に描いたような聖人で教師の鑑!なかわいいウラモン先生の推しカクテルを作ってもらいました。
渡されたオーダーシートに推しのことを書くのですが、ぶっつけ本番だと99%テンパって書き忘れしちゃうのわかりきっているので事前に下書きしてきました。ちなみに私は下戸なのでノンアルコールオンリーです。
オーダーシートを渡して少し待っていると、カクテルが届きました。
ちなみにカクテルを持ってきた際、バーテンダーさんが説明をしてくれます。
バーテンダーさん「キャラクターをお調べしたところ、鍵が特徴的だったので、鍵のマドラーを使いました」
私「そんなマドラーあるんですね?!」
バーテンダーさん「カクテルの内容ですが、まず清らかな白をカルピスで表現しました。しかし強めの炭酸も入っており、優しいだけではないウラモン先生の強さも表しています。
下層の暗めの紫は、ウラモン先生の『謎めいた部分』を表しており
マドラーの鍵で混ぜると表面に浮き上がってくるようになっています。
また隠し味としてパイナップルが入っており、パイナップルの花言葉は『完全無欠』。いつだって自分を顧みず他人の為に戦う絵に描いたような聖人であるウラモン先生を表しました」
…天才か?
天才ですか???(失われる語彙力)
鍵のマドラーで混ぜることで、浮き上がるウラモン先生の謎めいた下層の紫。
それはまさに、作中で鍵を使うことにより現れるウラモン先生の謎めいた右腕を表している。
すごい…すごすぎる…。
推しカクテル…それは色や味だけでなく、言葉にするのが難しいエモーショナルな一品を作り出すこと…。
圧倒的プロの腕前に震えるアリエスでした。(まだ1杯目です)
2杯目 ロジィ
続いては、謎の商人ことウラモン先生の宿敵(?)ロジィさん。
最推しです。
作中では出番が少なく、だからこそツワモノ感がすごいロジィさん。
友人からは「臓器売買してそう」とまで言わしめた(ある意味間違ってないかも…)怪しさ全開のロジィさん。小学校の学区内に出没するから余計に不審者感が強いロジィさん。大好き。特に改心とかしないで生き延びて欲しい。
悪い大人の色気が半端ない男なので、私がお酒がいける口だったら、絶対アルコール強めでお願いしたかったですw
「刺さる人には刺さる」とオーダーシートに書いたロジィさんのカクテルは…?
おお、背の高いグラスだ…ロジィさん大きいからね…と思いながらバーテンダーさんの説明を聞きます。
バーテンダーさん「イメージカラーが黒と紫だったので、色は紫と黒のグラデーションカラーにしました。
香り付けに、ラベンダーを使用しています」
ちょっと待ったぁ~~~!!!!
ラベンダーって、以前ロジィさんの推し香水をオーダーしたときに使われたやつじゃん!!!
急なコラボやめて????
もちろんバーテンダーさんにはロジィさんの推し香水のことは伝えておりません。
バーテンダーさんは続けます。
バーテンダーさん「ラベンダーの香りは人によって好き嫌いが別れます。人を惑わす妖しい香りで、オーダーシートの『人によっては刺さる』というのを表しました。
グラデーションは下にいくほど黒くなり、これは彼の『何を考えているのかわからない心の奥底』『元人間かもしれないし悪魔かもしれない正体不明の男』を表しました」
私「ヒェ…」
バーテンダーさん「ちなみにマドラーでかき混ぜても、色が変わりません。これは『特に改心とかしないで生き延びて欲しい』というお客様の希望を表しました」
ヒエ~~~~~~~~天才~~~~~~~~
自分の希望まで汲み取ってくださって嬉しさ9割恥ずかしさ1割w
ちなみに本当にかき混ぜても色は変わりませんでした。
そして飲んでみたところ更にびっくり。
ラベンダーの独特な風味と、激甘いシロップの味!!
これはロジィさんの『甘い誘惑』を表しているのですか?!!?!?!
いや私が勝手に思っているだけかもしれないんですけど、ウラモン先生のカクテルよりも後のカイキ君のカクテルよりも段違いに甘かったです。
あんま~~~~~!!!と言いながら美味しくいただきました。
3杯目 神山カイキ
大トリはもうひとりの主人公であり、トラブルメーカーであるオカルト大好き小学5年生、神山カイキ君です。
二次創作でどんなにカイキ君をヤバくかいても、結局公式のカイキ君が1番ヤバい。
オカルトに対する好奇心がカンストしているが、反対に恐怖心や危機感はゼロどころマイナスなオカルト小学5年生。
根本的にはいいヤツなんだけど、その破天荒な性格で周りを振り回している。非常に頭が良く、危機を乗り越えるきっかけにもなるけどやっぱり心配になっちゃう。
そんな、ある意味1番気になるカイキ君の推しカクテルはこちら。
写真のような異色のカクテルにびっくりしてると、バーテンダーさんが説明してくれます。
バーテンダーさん「神山カイキのカクテルは、彼の物語の起点という立ち位置を表現させていただきました」
私「えっ」
バーテンダーさん「あえて何もない透明な炭酸を使い、それとは別に3色のシロップを作りました。紫色のシロップはスミレ、青色は桃とザクロ、緑はグリーンアップルで、全て神話や都市伝説に登場する果物です」
そういう表現も推しカクテルにはあるんだ!!と感激しました。
ちなみにバーテンダーさんいわく
「全てのシロップを入れても味がまとまるようになっています」
とのことです。
ええ…天才…????
というか、スミレって…ウラモン先生の推し香水に使われた花なんですけど…2度も推し香水とコラボしている…バーテンダーさんの意図とはおそらく関係なしに…。
私は感激しながらシロップを投入し、マドラーで混ぜようとしたその時、とんでもないことに気づきました。
カイキ君の推しカクテルのマドラーが、鍵のマドラーだということに。
バーテンダーさん、もしかしてウラモン100万回読み込んでる…????天才…天才すぎる…あまりにも…天才…。
おわりに
bar moon walkさんはとても良心的な価格で推しカクテルを作ってくれます。
けれど、課金してグレードアップすることも可能です。
今回はウラモン先生とロジィさんを1500円、カイキ君を1000円でオーダーしてみました。
お会計の際に「推しカクテルどうでしたか?」と聞かれ
語彙力振り絞って「いやぁ…天才だなって…」と伝えた所
「良いオーダーシートを書いてくれたからですよ」と逆に褒められました。
バーテンダーさんすごすぎでしょう…
あと100億回ぐらい通いたいですね。
おわり