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TourBoxLiteの私なりのまとめ

 こんにちは。ゆびをです。
 先日、クリスマスプレゼントとして、TourBoxLiteを買いました。
 世のWEB漫画家さんがやたらとPR漫画を描いていたEliteではなく、安価版のLiteです。
 

 TourBoxを松竹梅で例えると、松がElite(4万円ぐらい)、竹をNEO(2万5000円ぐらい)梅がLite(1万3000円ぐらい)でしょうか。
 本当はNEOを買おうと思ったんですが、はじめての左手デバイスで2万5000円はハイリスクすぎたのでLiteにしました。

 大きさはElite・NEOに比べるとやや小さめ。
 手のひらが置けるスペースがあれば置けると思います。
 有線で、ケーブルと繋ぐ必要があるのでUSBあるいはTypeCの差し込み口を開けておいてください。
 iPadには対応しておりません。最近出たツアーボックスElitePlusはiPadに対応していますが、通常価格4万円越えというお値段。
 IPad派の方にも、Liteみたいな安価版が出ればいいなぁと思っています。

 LiteはPR漫画や動画があんまりなくて、どんな感じかなぁと思っている人もいるんじゃないかと思い、私なりにまとめてみました。
 

ボタンの数は少ないけど…


 公式サイトによると、Elite・NEOはボタンが11個・つまみが3個。
 対するLiteはボタンが8個・つまみが2つです。
 安価版だからボタンやつまみの数が少なくなるのは当たり前といえば当たり前。ボタンの数、これで足りるのかな?と思う人もいるかもしれません。

結論から言うと、ボタンやつまみの数は充分に事足ります。

 必要な操作を全部賄うのはさすがに無理ですが「よく使う操作」を設定するには充分だと思います。
 私の場合、クリスタだと30種類近くのよく使う操作を設定しました。
 他の操作は、キーボードのショートカットやペンタブを使えばいいと思います。

 

  ただ、このボタンの組み合わせ、設定には多少注意点があります。
 それはまた後ほど。

 


お絵描き・動画編集以外にも使えるよ


 PR漫画や動画のせいで、イラスト(特にクリスタとか)や動画編集とかに使うものだと思っている人がいるかもしれませんが、左手デバイスは簡潔に言うとキーボードのショートカットを代用するためのものです。
 (TourBoxは違うショートカットの組み合わせもできますよ)

 なので、キーボードのショートカットを使うアプリやブラウザでなら、TourBoxを使うことが出来ます。
 私はクリスタの他にも、ブラウザでもプリセットを設定して快適インターネットライフをしています。タブをくるくる変えたり、見ないタブはサクッと閉じたり。私はvivaldiというブラウザを使っているので、vivaldiのショートカットを調べて設定しました。

設定の注意点


 便利なTourBoxですが、設定の際には注意点があります。 

独自に設定したショートカットは検索に出ない

 これは私だけかもしれませんが、例えばクリスタの操作って、初期設定でショートカットされていない操作もありますよね。だからあとで独自に設定したりして、使いやすくしますよね。
 TourBoxにはショートカットを検索する機能がありますが、この「自分が独自に設定したショートカット」は検索に出ません。もちろん、設定もできません。
 じゃあどうすればええねん…と悪戦苦闘したのちに
 マクロにはショートカットが反映される。
 
ということが判明しました。

 なので、検索に出てこないショートカットは、マクロを組んで設定すれば独自のショートカットを設定することができます。
 更にマクロには複数のショートカットを設定することもできるので
 選択範囲を反転+拡張 という操作もできますよ。

 これ、私のTourBoxだけの不具合なのか仕様なのかはわかりませんが、とりあえず検索に出ないならマクロを使え!ということです。

 

シングルクリックとダブルクリックの併用はできない

 たとえばとあるボタンを押すとある動作、2回押すとまた違う動作をさせようとする。
 これ、実は不可能です。

 というのも、ダブルクリックをするために1度目めのボタンをクリックすると、シングルクリックした時の操作がされます。
 ダブルクリックが早すぎる・遅すぎるからこうなるみたいなことも言われますが、んな微調整が必要な操作なんて出来るかよ…といった感じです。
 なので、シングルクリックの操作を設定したボタンにダブルクリックの操作は設定しないほうが吉です。(もちろんその逆も)

 

 右端の設定は『UP』にしたほうがベター

 プリセットの操作の部分には、右端に『モード』というものがあります。

 STD(標準モード)
 UP(ボタン離しモード)
 REP(連続出力モード)
 ABモード

 という4種類のモードがあります。
 

 このモード、基本的にどのボタンも『UP』にしたほうが良いです。(個人の感想ですが)
 特に、シングルクリックボタン+つまみ の操作の場合
 『UP』にしないと操作がめちゃくちゃになります。

 REP(連続出力モード)は、長押しすることで特定の操作を連続で行うモード、ABモードは押す時と離す時で違う操作をさせるモードです。
 用途に合わせて使い分けるといいと思います。

 

 

TourBoxLiteを買って良かったこと


 ここからは、TourBoxLiteを買って良かったことを挙げていきます。
 とはいっても、このへんは案件が説明してくれると思いますので、簡潔にまとめていこうと思います。

 

良かった点その1 時短になった

 これは散々言われていることですが、TourBoxがあると時短になります。
 例えばクリスタでお絵描きをする際に、ちょっとキャンバスを傾ける→線を描く というなどの操作をする際はペンをウロ…ウロ…させないといけません。
 けれど左手デバイスがあれば、つまみをクルッと回してペンを少しだけ動かして線を描ける。この些細な時間短縮、チリも積もれば山となるのです。

 

良かった点その2 姿勢が良くなった


 別に時間短縮ならキーボードのショートカットでええやん…と思う人。
 私のコレを見ても同じことが言えますか?


 ペンタブが手前、キーボードが奥という配置。この姿勢、はっきりいって猫背まっしぐらです。
 しかしTourBoxは、ペンタブの横にちょこんと配置できるので、身体をぐぐ…と前のめりにする必要はありません。もちろんプリセットにない操作はキーボードを使う必要がありますが、よく使う操作はプリセットに設定してあるので前のめりになる頻度はガクッと減ります。
 ぎっくり腰という地獄を経験した私にとっては、二度と無理な姿勢はしたくないのでこのTourBoxは青天の霹靂です。
 

 

良かった点その3 ショートカットが常に表示されるので忘れない。

 そもそも、キーボードのショートカットを設定したのはいいけど、そんなん覚えてられんわ!!!という私のような人もいます。
 でも大丈夫、そんな人でもTourBoxでは、HUDと呼ばれるものを表示させることができ、どのボタンがどの操作をするのか教えてくれます。
 もちろん、操作はバッチリ覚えたのでHUDはもう要らないよ!という人は非表示にもできます。
 

何故かキャプチャできなかった

 

良かった点その4 集中力が増した…気がする

 これは本当に個人的な感覚なのですが、TourBoxを導入してから集中力が増した気がします。
 私は元々発達障害で、多動&注意力散漫な人間なのですが、なんというかひとつひとつの行動に掛かるコストが削減されたことによって、MPの減りが少なくなり、そのぶん何かに集中できるようになったという…そんな感じがしました。
 実際、この記事はこれを書いている時点で3000文字を超えていますが、普段なら1500文字を超えたところでダレるのですが、3000文字超えても一向にダレる気配がしません。すごくないですか?これ。
 これも含めて、時短デバイスなのかなって思うのでした。

 

終わりに

 以上が、私なりのTourBoxLiteのまとめでした。
 まだまだ私はTourBoxLiteを100%使いこなせていないし、これからも改善の余地は充分あると思いますが、とりあえず買って良かったなぁと思っています。
 購入に迷っている方の参考になれば幸いです。

 それではここまで読んでくださりありがとうございました。

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