私のちょっと危うい絶対音感の話
皆さんは音楽をどのように聴いてるのかな~、とよく思います。
私は子どもの頃からテレビや街で流れてくる音楽が
ドレミで聴こえていたので、みんなそうだと思っていました。
それは人によるのだという事を、ある時知りました。
昔、ピアノの先生のところで、聴音というレッスンがありました。
4小節のシンプルな旋律をピアノで何回か弾いてもらって、
楽譜に書きとめ完成させるというものでした。
子どもの頃は、音名はわかっても、
楽譜にするにはリズムの書き方がよくわからず苦戦してました。
大人になってから行ったレッスンでも、「聴音やります」と言われ、
「いや、それはいいです」と言ったのだけど
「いえ、これは大事ですから」と押し切られてしまい
やることになりました。
私は、「モーツァルトとベートーベンはもうやりたくない」
とか勝手なことをいろいろ言うので、
「またこの人は~!」と思われただろうな~ f^^;
「モーツァルトとベートーベンも、ピアノの本当に大事なレッスンです!」と押し切られやってましたけれど。
しかし聴音のレッスンは、一回目にして終了となりました。
私は音がドレミで聞こえることを理解していただけまして、
子どもの頃理解できていなかったリズムも
ちゃんと書けるようになっていたので、終了という事になりました。
ただ、複雑なハーモニーを正確に聞き取るというのは
全くもって得意ではありませんし、
苦手な調があったり、異名同音で混乱する時もあります。
なので、ちょっと危うい絶対音感?!かと。
聴こえてくる音楽はいつもジャンルに関係なく、
頭の中で適当にピアノ演奏しながら聴いています。
聴こえてくるこの伴奏のリズムを、
ピアノでどう弾けば近い感じになるのかとか、
子どもの頃からよくリズムのことを考えていました。
そして今は、音名もリズムもわかるのだけど、
本当に不思議なほど覚えられないんです。
なので楽曲を耳コピをする時は、
とにかく曲を聴き覚えてからでないとはかどりません。
五線に書こうとした途端「あれ?!今、何聞いたっけ」となりがちです(汗)
聴音のレッスンは、単純なので間に合うんですけど。
聞いたばかりの音が、脳みその奥深くに滑り込んでいくように感じます。
あれは、何なんでしょう???
それと、これはまた違う話だけど、時々どこからか音楽がやってきます!
頭の中でしか聴こえないのですけど、
音楽がやって来て、その時に捕まえないと他のところへ行ってしまいます。
捕まえるというのは、五線に書き留めるという事です。
そうやって作った曲や、ちょうどお風呂に入っていたりして
捕まえられなかった曲もいくつもあります。
そして絶対に、捕まえられなかった曲は二度と戻ってきません。
なんか、「さようなら~」と手を振られてる感覚が凄くするんです(笑)
それもまた脳みそのどこかに入り込んで、
また違った曲になって出てくるのかもしれないとか、
ポケットとお風呂に五線メモを用意すべきかとか、
それは縁のなかった曲なのかもしれないとか、
名曲!だったかもしれないのにチャンスを逃したのか
などいろいろ思っています(笑笑)
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