ベーシックインカム時代
僕はこれまでに進化論を説いたダーウィンさえ知らない多くの20代に会ってきました。そして昨日某衣料店で長袖のTシャツを買う時に店員(20代女性)の方に「戦後初めて日本人でノーベル物理学賞をとった人、ご存知ですよね?」と訊いたら知らないようでした。おそらくこの国(日本)の公立の中学校、高校ではどうでもいいことばかりを教えているからでしょう。この国の一般的知性の劣化は明らかに進んでいます。でも、もうすぐAIとロボットとの登場によって大失業時代がやって来て多くの人たちがベーシックインカムで生きていくようになった場合、支給される金額が人によって異なるように設定されることになります。なんでも平等にすると人は怠けるからです。平等主義はよくありません。よって、この人にはこれだけの能力があるからやや高額の支給をしよう、この人は常識的知識およびピアノを弾いたりする能力もないから低い金額の支給をしよう、のようなシステムが採用されることになり得ます。