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カーミングシグナル「犬語」ゆっくり歩く、緩慢な動作

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愛犬の動きが突然ゆっくりになったり、急いでいるときに限って歩くスピードを遅くされたりしたことはないでしょうか。

愛犬の気持ちが分からないと、どうして今この動きをするのかと疑問に感じることがあると思います。

今回はそんななんで?と思うような行動の1つ、カーミングシグナルのゆっくりと歩く、緩慢な行動について紹介します。

■ゆっくり歩く、緩慢な動きとはどんな動き?

ゆっくり歩く、緩慢な動きとはどんな動き?

ゆっくり歩くということは分かるかと思いますが、緩慢な動きとはゆっくりとした動作、動いているかわからないほど減速した動きになります。

このような行動も相手を落ち着かせるため、落ち着いてほしいと思っているときに用いられるシグナルです。

■ゆっくり歩く、緩慢な動きをする理由

ゆっくり歩く、緩慢な動きをする理由

愛犬が他の犬に遭遇した時、相手の犬が目に入った瞬間歩くスピードを減速させたりしませんか?

これは様子をうかがっているのと同時に敵対心はないことや、相手を興奮させないためにもゆっくりとした動きをします。

また、飼い主が愛犬にこっちにくるように指示を出した時に、飼い主の感情がイライラして命令口調であった時にも、飼い主を落ち着かせるためにゆっくりと行動します。

他にも、周囲で様々なことが起きている場合に、自分自身を落ち着かせるためにも用いられることがあります。

例えばドッグランなどで、飼い主が愛犬を呼び戻した時にまわりに多くの他の犬や人がいた時には、飼い主の元に戻るまでに何度も減速してゆっくりと戻ることがあるかと思います。

■ゆっくり歩く、緩慢な動きのカーミングシグナルの向き合い方

ゆっくり歩く、緩慢な動きのカーミングシグナルの向き合い方

愛犬を呼び戻すときや、行動のスピードを上げてほしいと思う場面に、急いでほしいからといって声を荒げたり、大声を出したり、急かすような声のかけ方や行動をこちらがしてしまうと、反対に愛犬はさらにゆっくりとする、もしくは止まってしまうこともあります。

愛犬は感情が高まっている飼い主に対して落ち着いてもらおうと考え、飼い主の思う気持ちと合わない行動をしているように見えます。

でもこの行動は決してわざと嫌がらせをとして行っているわけではありません。

このカーミングシグナルに気づいたとき、飼い主は愛犬の気持ちを理解し、冷静になり、落ち着いて愛犬に接するようにしましょう。

また、愛犬や他の犬が恐怖を感じているときや、お散歩前に大興奮してハーネスやリーシュを付けることが困難な時は、飼い主からこのカーミングシグナルを発し、ゆっくりと近づくとおとなしく受け入れてくれるようになるかと思います。

■まとめ

カーミングシグナル「犬語」ゆっくり歩く、緩慢な動作

ゆっくりと歩く、緩慢な動きは理解できていないと、愛犬と飼い主の思いや行動が合わないということが起きます。

飼い主は急かすような行動をしているのに愛犬は逆にゆっくりな行動をすると、わざとやっているのでないか、なんでいうことを聞かないんだと、怒りの感情が出てくることがあるかもしれません。

でも愛犬は怒ってほしくない、興奮しないでほしいという気持ちで行動をしているので、飼い主はその気持ちに気づいて落ち着かなければなりません。

これまでにカーミングシグナルは、わかりやすく理解することができたかもしれませんが、今回のシグナルは愛犬の気持ちと飼い主の気持ちが反対なこともあり、理解することが難しく感じるかもしれません。

それでも、お互いがストレスなく生活できるようにも、このカーミングシグナルを学ぶことは大事だと思います。

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