第三十五回 Gt 虎 |MOVIE TORAVIA 「海外ドラマ&B級映画編」
今回は、映画も好きですけど、海外ドラマもすっごい好きなんで、海外ドラマの話をしたいと思います。
僕が観てる海外ドラマは、大体がまだシーズンが続いてて終わってないんですよね。
『スーパーナチュラル』とか、中学生の頃から知ってますけど、いまだにやってますからね。ヤバくないですか?(笑)
スーパーナチュラル(2005年〜/アメリカ)
あとはすげー中途半端なところで打ち切られたり。
そういうものが多い気がします。
基本的に、自分は警察が犯罪者に(犯人確保を)頼むのが好きなんですよ。
『ブラックリスト』はもろにそうですね。オススメ。
ブラックリスト(2013年〜/アメリカ)
面白いとしかいえないんですけど、ぜひ見て欲しい。
この手のドラマの中では『ホワイトカラー』がダントツに面白かったですね。
ホワイトカラー(2009年-2014年/アメリカ)
僕の中ではNo.1ぐらい面白かった。
主人公(マット・ボマー演じるニール・キャフリー)の“イケメン”具合が『ホワイトカラー』はたまらないんですよ。
ニールは紳士なイケメンなんですが、これがむちゃくちゃカッコいいんです。
ヤツの行動すべてがカッコいいから、ずっと観ていられるんです。
ブラピもカッコいいから、何をやっててもずっと観ていられるんですけど、『ホワイトカラー』は、劇中のニールの設定キャラがめちゃくちゃカッコいいんですよ。
天才詐欺師なんですね、ニールは。
だから、詐欺罪で捕まることが多いんですけど。
その詐欺の内容が、知的な犯罪だったり、アート作品を忠実に偽造することもできて。
絵がめちゃくちゃ上手いんですよ。
偽物の紙幣とかも自分で描いて作れちゃうぐらい上手いんです。
それで、最初はそのニールが警察に捕まってるところからスタートするんですね。
そこから、FBIにこの謎が解けないから捜査に協力してくれっていう、ありがちな話になって。
FBIの捜査官に
「お前は今日から足首にGPSをつけてこのボロ家に住め。そして、俺に捜査協力してくれたら恩赦を与えられるかもしれない」
と言われたところで、刑務所から出されるんですけど。
その翌日にFBIの人が家を見にいったら、ニールはすでにそこから居なくなってるんですよ。
それで、ニールを探しに行ったら、彼はなぜかお城みたいな家に住んでて、綺麗なスーツを着てる(笑)。
「お前、それどうしたんだ?」って捜査官が聞くんです。
ニールは天才詐欺師なんでめちゃくちゃ口がうまいんですね。
しかもイケメンだから、それらをすべて使って、高級なスーツ店で出会った元マフィアのボスの奥さんだったおばあちゃんと話をして。
そのおばあちゃんから高級スーツを貰う訳ですよ。
「これは私の亡くなった旦那が着ていたスーツよ。家もいまは空いてるから、そこにあなたが住んでいいわよ」
ってことで、ゴージャスな住まいまで手に入れる。
と、1話目から「すげーなコイツ」のオンパレードなんです(笑)。
それで、FBIが家に来たときはワインを飲んでて「一杯どう?」ってすすめるという(笑)。
まあとんでもない展開なんですけど、それがイケメンだから、めちゃくちゃハマるんですよ。
ニールはいつもスーツをビシッと着てて、だらしないところが出てこない。
本当に抜け目ないイケメンなんです。
あと、犯罪者の倒し方もいろいろあると思うんですが。
ニールは、捜査協力の仕方がめちゃくちゃオシャレなんですよ。
例えば、詐欺師相手の犯罪に対して捜査協力をすることが多いんですけど、
美術品の詐欺をしてる詐欺師を捕まえるときは、自分で絵画を模倣したものを描いたり、ヴィンテージワインもラベルをリアルに模写したものを作って。
自分が作った偽物を犯人に盗ませて、ターゲットを捕まえるんです。
「僕も犯罪者だから僕を信用してくれ」といって、犯罪者の懐にうまく入って。
相手を信用させたところで裏切って捕まえるという。
まさに、頭脳派で。そこが、めちゃくちゃオシャレなんですよ。
頭脳バトルだから、銃はまったく出ません。
そういう意味では、練られたシナリオだなと思いますよね。
女絡みも、一応あるんですよ。
ジェントルマンでパーフェクトなニールが、逆にその女絡みで悩んじゃうというところもいいんですよ。
ニールには姿を消しちゃった恋人がいるんですね。
元を正せばニールは犯罪者、けれどもめちゃくちゃ頭脳派だから、そこから抜け出そうと思えばいくらでも抜け出せるはずなんですよ。
でも、そのFBIの人と捜査を重ねるたびにどんどん家族ぐるみで仲良くなっちゃって。
そのせいで、本当は裏切って抜け出して恋人を探しに行きたいんだけど、彼らのことを裏切れないという葛藤に苛まれる。
恋人以外にも、元々犯罪者だから裏社会とのつながり、いろんなしがらみも背負ってて。
それで、脅されたりして、逆に犯罪に手を貸さなきゃいけなくなるときもあるんですね。
そういう心の葛藤が描かれてるところもいいんですよ。
あと、これをみると、毎回ワインを飲みたくなるんです。
ワインなんか普段まったく飲まないし、家にお酒も置いてないから実際は飲まないんですけど(笑)。
でも、飲みたくなる。
ここから先は
アリス九號.オフィシャルnote
限りなく2次元に近い2.5Dロックバンド、アリス九號.のオフィシャルnoteです。 毎週メンバーがリレー形式でオフィシャルnoteだけの…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?