第五十六回 Gt虎|MOVIE TORAVIA 「テレ東“午後ロー”に一言」
みんな、ごめんね。
前回の予告で「インセプション」の流れから、次は(レオナルド・)ディカプリオの話をしようって俺のなかでも盛り上がってたんだけど。
実際のところ、忙しくて映画を見直せてないんですよ。
なので、今回は今どうしても話しておきたいことについて語らせてもらいますね。
もうさ、最近ね、「午後のロードショー」(テレビ東京という関東ローカルで毎週月〜金曜、他局が揃ってワイドショーを放送する中、午後1:35から3:40という枠で、地上波では唯一帯番組形式で映画を放送するという独自路線を貫く番組。通称、「午後ロー」として主に男性から人気を集めている)に言いたいことがあって。
午後ローはだいたい観てるんですけど、最近のは本当に納得がいかない。
まず、編集ね。つまみすぎなんですよ。
いくらなんでもそれはないでしょと思ったのが、「パニッシャー」という映画なんですよね。
「パニッシャー」(2004)
これはマーベルの映画で、内容もちゃんと憶えてるものだったんだけど。
あまりにもつまみすぎてて話が入ってこないぐらい、大事なところがカットされてたんです。
ストーリー的には、冒頭で、暗黒街に君臨する資産家のジョン・トラボルタ演じるハワードがFBIの武器取引のおとり捜査に引っかかって、息子を殺害されてしまうんですね。
その復讐として、その殺害現場にいたFBI捜査官のフランクは自分の両親、妻子まで殺されてしまうんです。
家族を失って怒り狂ったフランクは、そこから悪を裁いていく闇の死刑執行人・パニッシャーとなって悪を制裁していく…という内容なんですけど。
この間観た午後ローでは、フランクが何ヵ月経ってもハワードたちが裁かれないことに対して苦しんでる部分がほとんどカットされちゃってて。
いきなり悪を裁いていくパニッシャーになっちゃう。
本当は、そこに至るまでに葛藤しているところが重要なのに、そこにたどり着くまでが早いんですよ。
最近の午後ローは、そういう葛藤(の部分)をカットしがちなんですよ。
ギャグみたいな言い方になっちゃったけど(笑)。
そういうのが本当に多い気がする。
なんかね、観てて「お前ら戦闘シーンが好きなんだろ?」みたいな傾向をすごい感じるんです。
そこも気に食わなくて(苦笑)。
ちっちゃい頃だったら戦闘シーンがあれば楽しいから、それでいいんですよ。
午後ローおなじみともいえる(スティーヴン・)セガールの映画。
最近だと「沈黙の奪還」もやってましたけど。
「沈黙の奪還」(2006年)
ここから先は
アリス九號.オフィシャルnote
限りなく2次元に近い2.5Dロックバンド、アリス九號.のオフィシャルnoteです。 毎週メンバーがリレー形式でオフィシャルnoteだけの…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?