フランス南西部の山小屋
これは、2018年9月に、書いたものである。
リックの旅行ガイドに、家族連れやグループで英国に旅行へ出かけるとき、ホテルよりも短期間の賃貸アパートを借りたらどうかと提案している。
大手民泊サイトのほかにも多数、仲介業者のウェブサイトが紹介されている。まずは、筆者にも初耳のVRBOから。
Vrbo | 民泊予約 : ヴィラ、コテージ、ロッジ、アパート等
検索欄にロンドンの地区名が出てくるので、ほかの都市は扱っていないのかと思いきや、米国のホーム・アウェイという仲介業者の一部になっているので、世界中の物件が掲載されている。
ふたりで1泊44ドルという、スペイン国境に近い、フランスはピレネー山脈にある山小屋風のアパートがあったので、12月18日から6日間予約すると、手数料も含めて料金は、およそ330ドル。だいたい3万6300円。
山小屋風といっても、キッチンには電子レンジ、冷蔵庫、トースター、コンロなどすべて揃っている。冬になると、あたりは雪に覆われるので、もちろん暖房も完備している。ただバスタブはあっても、使えるのはシャワーだけのようだ。
夏は登山、ハイキング、パラグライダー、川下りなどが楽しめ、冬はスキーやスケートが満喫できる。ただビスケー湾から吹きつける風が、いかにも冷たそうだが。
所有者のイザベルは英語も話せるので、特にコミュニケーションにも困ることもあるまい。こんな山の中なのに、映画館や動物園もあると記されている。
この物件を日本のホーム・アウェイで捜そうとしたが、残念ながら検出できなかった。本家の情報がすべて日本版に載っているわけでもない、ということであろうか。
シャワーだけなんて我慢できない、ゆったりと湯船に浸かりたいと感じたら、近くにある温泉施設でくつろぐのはいかが。
サウナもアマームもある。フランス人は、笑うときハハハと言わないでアアアとHを発音しないと聞いたので、hammamのカタカナは、ハマムよりも第2音節を強めるためアマームと記したい。
このあたりの空港、タルブ・ルルド・ピレネーから、この「お風呂の庭園」という施設までクルマで25分とグーグル・マップは教えてくれた。
ということは、山小屋風アパートまで1時間以内で来られるにちがいない。パリのオルリー空港から1時間20分。往復運賃は12月の中旬で1万3000円ほど。
ロンドンのスタンステッド空港からも格安航空会社のライアンエアーが、このタルブ・ルルド・ピレネー空港に週に数便、飛ばしている。クリスマスに近いせいか、日によって値段が極端に違う。
英仏海峡を渡る片道料金は、12月18日が2437円、20日が5397円、そして22日土曜日が1万8300円。実に7倍以上の格差である。所要時間は1時間55分。
追記。ロンドンで賃貸アパートを利用したいとき、リックおすすめのサイトは次のとおり。
Luxury Vacation Rental Apartments & Homes | onefinestay
Supercity Aparthotels | Serviced Apartments London, Brighton, Manchester (supercityuk.com)