ニュージーランド発、世界一周



これは、2018年8月に、書いたものである。

20年ほど前、ニュージーランドの首都ウェリントンにしばらく滞在して、当地の旅行代理店から、世界一周の航空券を12万円ほどで購入したことがある。

ウェリントンといえば、キューバ通りにある、マレーシア料理店「サテイ・マレーシア」のカレーラクサの味が忘れられない。

ロンドンに到着してから、旅行代理店の担当女性に、絵葉書を出して、ぜひ一度、このレストランを訪れるように勧めたのを思い出した。

トリップアドバイザーに寄せられた感想によると、この店は、現在もなかなか繁盛しているようだ。

ウェリントン、オークランド、クライストチャーチ、ブエノスアイレスを経由して、ロンドンへ。

ロンドンで半年滞在したあとは、東京、シドニー、オークランドを経由して、ウェリントンに戻る世界一周の旅である。カンタス航空と英国航空を利用。

今回は、ニュージーランドの北島最大の都市オークランドからロンドンへ飛ぶとき、料金はいくらになるか、グーグルフライツで調べよう。

11月6日オークランド発、12月6日ロンドン発にすると、最安値の往復料金は10万1401円。中国南方航空を使って、片道28時間30分もかかる。これには、広州での待ち時間、3時間55分が含まれる。

では、ロンドン発オークランド着にすると、どうなのか。まず、ヴァージン・アトランティック航空でロサンゼルスへ飛び、ここで3時間待たされ、それからニュージーランド航空で、オークランドへ。しめて27時間10分。往復料金は10万5073円。

どうも、ブエノスアイレス経由の便は見当たらない。オークランド発ブエノスアイレス着の往復料金は12万1802円。なんとロンドンまでの往復料金よりも高い。これでは、ニュージーランド人は、だれも南米で休暇を取ろうと考えないであろう。

最後に、オークランド、ロンドン、東京、シドニーを経由して、オークランドへ戻る航空料金が、いくらぐらいになるか、調べてみよう。

オークランドから上海までは、ニュージーランド航空を使い、ここで4時間45分待たされ、ヴァージン・アトランティック航空でロンドンへ。29時間31分かかり、料金は5万6644円。

オークランド発を11月6日にしたので、ロンドン発東京行きは、半年後の翌年5月7日にすると、直行便の最安値は、全日空の16万0231円。

1週間、東京見物をして、シドニーへ向けて発つ日を5月15日にしよう。直行便の最安値はカンタス航空の6万3030円。

シドニーからオークランドへは5月23日にすると、最安値は、ジェットスターの1万5448円。

しめて、29万5353円。ロンドン羽田間に片道16万もかかるのが痛い。

5月7日にロンドンを発って、東京で3週間過ごし、ロンドンへ戻るとき、往復料金の最安値は11万6533円である。これは、全日空による直行便。

結論。ロンドン羽田間の片道料金は、ベラボーに高い。

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