第二回旧枠モダン高崎大会 メタゲームブレイクダウン

お世話になります。旧枠モダンガチ勢です。
8/24(土)開催の旧モ大会、ご来場ありがとうございました。
来場者10分の8が私の友人ということで、大会というより個人主催研究会の様相を呈してきました。
記録としてメタゲーム分析をしておきますので、ご参考ください。
(正確なリストが確認できたものを載せています)

デッキ分布
緑白ウェイク 2(私のデッキ、私のデッキ参照の新規さん)
赤緑ビート 2(私のデッキ、灰原ジョニーさん)
赤黒サクリ 2(私、幽体オオヤマネコさん)
青緑ミッドレンジ 1(私のデッキ)
黒単コントロール 1(新規さん)
アブザンリアニメイト 1(優勝)
緑白コントロール 1(準優勝)

先ずは優勝者リストから

アブザンリアニメイト

NO ELEPHANT

MH3で新加入した〈生き埋め〉採用のリアニメイトデッキです。特筆すべき点として、〈獣群の呼び声〉が不採用となっております。作成者曰く、象に強い構成を意識したとのことで、中途半端な採用は諦め、より重い生物群で固めています。確かに、象をサポートしてビートダウンしてくる相手に、通常速度・サポート無し象を出しても壁としての信頼度は低くなります。旧モを始めて、1ヶ月目のプレイヤーなのですが、素晴らしい分析眼です。
また、〈生き埋め〉を使いたいプレイヤーを苦しめる「釣竿引けない問題」を、本デッキでは、カーミック・起源・アクローマごと埋めてしまうことで見事に解決しています。上手く〈ゾンビ化〉を引けていればそのままキャストできますし、釣竿が無くても、8マナまでコントロールし、無限に戻ってくるフィニッシャーとして運用出来ます。しかも釣竿しか引けない問題が起こりにくくなるよう、サイクリング持ちの大型生物を採用。加えて、三色のマナベースの劣悪さを改善しています。
アクローマでは突破しにくい相手には、〈狂気の祭壇〉によるカーミックコンボで対抗。コントロール相手には〈精神を刻むもの〉を無限回収するといったプランが用意されており、サイドまで作りこまれています。

緑白コントロール

惜しくも準優勝

旧モ休眠していた方でしたが、復活してもらいました。新規カードの採用は、シンプルに〈正義の命令〉。基本構造は従来使っていたリストのままのようです。
〈根囲い〉が特徴で、墓地肥やし・アドバンテージ源を兼任しています。ほぼスペルの当たりとして、ミシュラ・ランド8枚とサイクリングランドを搭載しています。
1.壁と〈神の怒り〉による、盤面コントロール
2.カーミックによる、リアニメイト
3.ミシュラランドと〈獣群の呼び声〉によるビートプラン
4.〈根囲い〉等のアドバンテージ源による、素出しアクローマ
等々、取れる戦術が多様のため、奥深い強さを秘めています。

緑白トークン

貸し出し①

新加入〈正義の命令〉を最も強力に使えるアーキタイプです。アドバンテージ源が少ないカラーリングですが、一枚一枚の質の高さでそれをカバーしています。MH3以前も、〈聖なるメサ〉と〈ミラーリの目覚め〉をパッケージしたメサウェイクがありましたが、目覚め設置後の必殺パターンの少なさがネックでした。
本大会では成績が伸び悩みましたが、使用者曰く、〈ミラーリの目覚め〉の依存度が高いため引けないマッチでの敗北が目立ったとのことです。
対策としては、〈真の木立ち〉を採用して確率を上げる方法、〈爆発的植生〉を採用して目覚め無しでもマナが出る方法等がありますが、前者はハンドアドバンテージを失いやすく、後者はマナフラッド確率が高くなります。
本リストはどちらも嫌って〈栄光の頌歌〉を採用しています。
※〈集団潜在意識〉は当日のフリプで、成功体験を得たので入れましたが、しっかり弱かったので貸し出した人に怒られました。ミラーマッチ対策としてはありかも
戦略としては大きなポテンシャルがありますので、今後の研究に期待です。

赤黒サクリファイス

使いたくてしょうがなかったリスト

今回使用したリストです。6月の旧モGPで見かけた、幽体オオヤマネコさんの犠牲パッケージをパクご参考にさせて頂き、調整を進めていたリスト。〈ミリキン〉が個人的お気に入りで、〈ルフ鳥の卵〉や〈墓穴までの契約〉にジャンプするのは勿論、〈犠牲〉の仕込みも出来るナイスガイです。デッキ全体が重いので、動きやすさにも貢献してくれています。
メイン搭載の〈墓穴までの契約〉によってクリーチャー主体のデッキには、圧倒的なゲーム展開ができ、〈犠牲〉と〈無政府主義者〉によるループシナジーでロングゲームも得意です。
一方で、有効なサイドプランが皆無で、対戦相手の墓地対策・置物破壊で何も出来なくなることが多く、緑白が多かった本大会では、厳しい戦いを強いられました。
※精神石、地獄の番人は弱かったので、今後は不採用方針です。

青緑不可思議

貸し出し②

天地魔闘の構えⅢとして、〈種子生まれの詩神〉を新規採用。タフネス4且つコスト5という除去耐性があるので、ほぼフリースペルとして期待できます。加えて盤面定着後は、ミシュラランド全てで殴り掛かってカウンターを構えられるので、大きなテンポアドバンテージを得られます。
詩神とネビ盤を合わせて採用していたのでですが、詩神投入前後でプランが違う印象を受け、ネビ盤はサイドに。が、当日使用者から、新規投入の〈心霊破〉とネビ盤は、毎ゲームサイド後交換していたとのことだったので、ネビ盤はメインに戻す予定です。

赤緑ビートダウン

貸し出し③

〈針刺スリヴァー〉と〈ワイルドファイアの密使〉〈電撃破〉が使いたいリスト。ビートよりも、バーン戦略が主体でメインの火力だけで40点分あります。マナクリーチャー主体のマナフラッドや、〈密林の猿人〉採用型のマナベース問題を回避できないかと、考えて試験的に作りました。
ワイルドファイアの密使とギャンコマが重いとのことで、軽量化を図りたいところです。

黒単コントロール

貸してません

かなり期待してるアーキタイプです。初期旧モ環境から、存在していますが、〈因果応報〉の存在により、強いけど不安要素も多く残るデッキという印象でした。最近の環境では、対策すべき有力なアーキタイプがかなり増えたため、〈因果応報〉がサイド採用される機会が減っていると思います。
このリストで特筆すべきは4投された〈涙の雨〉で、ビートダウンデッキが大量に採用している、ミシュラランドを狙って搭載されています。黒単のドローソースがライフを失うものなので、ミシュラランドからの継続ダメージが大変厳しいのです。全体除去の前に土地破壊を挟むことで、ライフ損失を抑えながら、ゲーム速度を遅らせ、沼の枚数が伸びやすくなります。
変わらずエンチャントに弱く、マナフラッドが多いといった課題がありますが、今後の進展に期待したいです。

総括

優勝・準優勝リストを見ると、メイン戦略だけでなく、サブ戦略も併せ持ち安定した動きが取れるデッキが勝ち組といった印象を受けます。
今回、ほぼ私のデッキを貸したので、私のデッキ発表会になっているのが否めないですが、貸出した友人たちもデッキを作って参戦してもらえるようで、大変嬉しく思っております。今後も少しずつ規模を拡大していければと思います。
大阪大会にも参戦したいので、群馬メンバー募集中です。

大阪の旧モ大会

【旧枠モダンアリーナ】
晴れる屋 トーナメントセンター大阪
2024年9月22日 14時より
詳細以下リンクより


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