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2024すしすきーアドカレ企画 「グランツーリスモ4から見る普段見ない車/昨今値上がりしまくってる車」



まずは自己紹介から

初めましての方は初めまして
普段はすしすきーというミスキーというSNSのサーバー内で好き勝手生きてるAliceGT1と申します。
note自体初めて触れるのでどうぞお手柔らかにお願いします。

タイトルにもある通り、すしすきーにはアドベントカレンダーのイベントが有志でありまして・・・
私も参加したいなぁと思い、今回は参加を希望しました。
内容を考えながらとあるゲームをやってたら「これでいいじゃん」と思い、この内容にしました。
そのゲームこそ2004年発売のPS2ソフト「グランツーリスモ4」です。

私かなりの車好きでして、このゲームは幼稚園からやってるゲームです。
そんな20年経ったゲームもまだ元気にソフトが読み込めまして、エミュレーターでのプレイにはなりますが、まだまだ楽しめちゃうゲームです。
・・・長引いちゃったのでそろそろ本題に行きます。

20年前のゲームなのに圧倒的グラフィック

まずはこちらをご覧ください


これが20年前のグラフィックです。と言ったら「うそでしょ」と思う方もかなり多いと思います。
最近ほどではないですが、数年前のゲームとほぼ遜色ないグラフィック。
これがグランツーリスモ4の特筆ポイントです。
今回はそんなゲームを使って「最近見ない車/昔でも見ない車」を見ていこうと思います。
GTの世界は当時の世界に寄せて作ってる(はず)ので、当時の新車、中古車価格の参考になるのでは、と思いこんなテーマにしました。

ほんへ

といっても収録されてる車種が大半見ないので何台か絞りました。

日本車編

まずは日本車です。
日本車の場合「見ない」というより「値上がりしてる」といった方がいいかもしれません。

1:NISSAN スカイラインGT-R(BNR32~BNR34)


BNR32
BCNR33
BNR34
画像は「マインズ」というチューニングショップの車

まずはド定番の車です。
このスカイラインGT-Rとは日産がかつて生産していたスポーツカーで、特にR32型スカイラインGT-Rは伝説の1台と言っても過言ではありません。

レースで勝つためにレギュレーション(要はルールブック的なもの)を読み込んで最適解のエンジンを開発し、その力を画期的な電子制御のシステムを伝って地面に伝えます。

かつては新車価格で500万、限定車だと600万、中古車だとGT4の世界の場合ですが300万ぐらいで買えたのに今や価格は1000万超え。
家買えます。マジで。


N1というのは端的に言うと「レース仕様」です
他の車も今じゃ考えられないレベルでやっすい


2002年の最終限定車
限定車でも600万
中古車はこの金額超えちゃうという

この車3台ともレースで年間チャンピオンを獲得するという輝かしい成績を持っています。
そのマシンもGT4に収録されています(R33型はなぜは未収録)


「グループA」というレース規格では無敵でした
29戦29勝。本当に文字通り無敵


2:TOYOTA スープラ


JZA80 スープラ

続いてトヨタのスープラという車です。
先ほどのスカイラインGT-Rのライバル的立ち位置でコチラもとんでもないぐらい値段上がってます。

まず、この車の特徴は丸みを帯びたボディと3リッターの大きなエンジン(一般的なエンジンは2リッターのエンジン。排気量が大きいほどエンジンのパワーが上がりやすくなる)
さらに、この車は先ほどのGT-R同様レースで活躍してコチラも年間チャンピオンを獲得してるのです。


こちらもかつてはGT-Rと同じような値段で取引されてますが、かなり値上がりしています。
こちらも家買えるレベル。


なんと、20年前の説明に新型(A90型)が待ち遠しいの一言が

GT4の世界だと300万以下。現代で言うとGRヤリスの新車価格より安い(450万ぐらい)
安い、安すぎる。

3:HONDA NSX


後期型


前期型

次にホンダのスポーツカーです。
とりあげるのはNSX
ホンダが世界に誇るスーパーカーです。
ボディは全てアルミ製(普通は鉄を使います)
エンジンもV6(燃焼する筒がVの形になっているエンジン。その筒が6つあります。)でVTEC(ホンダが開発したエンジンの機構。ざっくり言うとレースエンジンと市販エンジンの良いとこ取り)というハイスペックエンジンを搭載してます。
以上の3台は日本のレースでライバル同士。
「全日本GT選手権」(今のSUPER GT)という日本最高峰のレースでチャンピオンを争っているのです。

耐久レース仕様のNSX

NSXも例に漏れず1000万はザラです。
新車価格が800万ぐらいでこちらもプレミアが付いてます。


一番上にあるロータス カールトンについてはまた後で
アキュラというのは北米版のホンダみたいなものです
トヨタでいうレクサスみたいなの


一番高くても400万。GRヤリスより安い

4:TOYOTA カリーナED

今度はそんなに知られていない(というか最近ほぼ見ない)車を紹介します。
まずはトヨタのカリーナED
EDとは「Exciting Dressy」の略で訳すと「刺激的でシャレている」
いわゆるハイソカーと言われた車です(今だとクラウンやカムリをイメージすると分かりやすいかも)

ベースはセリカという車で、その車を家族向けのセダンにしたのがこの車です。
ベースのセリカはスペシャリティクーペ。ざっくり言えば居住性重視の車です。

5:MITSUBISHI ランサーEX1800GSR IC ターボ


三菱車でランサーといえば車好きであればラリーで強かった「ランサーエボリューション(ランエボ)」を思いつくと思います。
このランサーは初代ランエボの前の前の代。
4WDではなくFRなのです
※4WD:全部のタイヤが動く。安定感があり悪路に最適
※FR:前にエンジンがあり、後ろのタイヤが動く。スポーツカーなどに多く、安定感は無いが曲がる速さが4WDより速くなりやすい
スポーツセダンかつ、三菱の乗用車として初のターボ搭載車として「ランタボ」の愛称で親しまれた車です


そんなランタボですがGT4の世界だと100万以下ですが、現代だと私調べで2台のみの出品。しかも250万~です。
いくら古い車が需要あるうえにレア車とはいえ高過ぎでは・・・

6:HONDA シティターボⅡ

次はもっとちっちゃい車です。
その名も「シティターボⅡ」
サイズは今の軽自動車ぐらい
馬力も110馬力と今のコンパクト普通車ぐらい
それゆえ動力性能は良く、当時の若者に人気のモデルだったそうです。


そんなシティターボⅡですが、GT4の世界は40万弱とやはりやっすい
私でも手がすぐに届きそうな値段です。
では現代はどうでしょうか
調べたら240万!うそでしょ

7:HONDA アコードクーペ(北米版)

最後は日本車とはちょっと言いにくい一台
北米版のアコードクーペです。
北米ホンダが販売したアコードで、この時のホンダは「需要のある場所で生産する」というスタンスをしており、この車も例にもれずアメリカで生産、開発をしています。
日本車ですが、味付けはアメリカ車。
人間でいう「英語ペラペラの日本人」みたいな感じでしょうか


そんな北米版アコードはGT4の世界だと90万ぐらい
では現代はというと、120万ぐらいです。そんなに上がってませんね。
というのもこのアコード、調べたら1台しか無かったのです。
逆輸入しないと手に入らなかった車なので致し方無し・・・

輸入車編

次は輸入車です。
日本車を語り過ぎたのでどうしても紹介したい3台に絞りました。

1:MERCEDES-BENZ E55 AMG

まずは高級輸入車の代名詞メルセデスベンツ!
そのEクラスを紹介します。
Eクラスは位置でいうと中間クラス
お手頃モデルがCクラスやAクラス、さらに高いモデルだとGクラスやSクラスなどがあります。
ちなみにEクラスの「E」の由来は1950年代に現れた最新の燃料噴射技術からドイツ語で「燃料噴射」の意味である“Einspritzung”から来てます(英語でいうInjection)

そんなメルセデスのEクラスですがGT4だと新車で買えます。
なんと1000万超え!たっけえ
まぁAMGモデルですし、仕方ないですよね
※AMG:メルセデスベンツの子会社でメルセデスベンツのカスタム部門。トヨタでいうGRみたいなとこ
ちなみに現代の中古車市場だとこのEクラスは200万あれば買えるそうです。
意外にもめっちゃ値崩れしてる
というのもドイツ車って整備するときの部品めっちゃ高いんですよ
ちょっと余談になりますが、私は某カー用品店でメカニックをしてまして様々な車の整備をしています。
なのでどうしても部品の注文などが必要なのですが、ドイツ車がほぼ例外なく全部品高い!
例えばベンツの前側のブレーキだけでも5万ぐらいします。
たぶん安いのもそれなのでは・・・と思ってます(あくまで推測です)

2:SPYKER C8

次はメーカーすら聞いたことないかも
オランダにある自動車メーカーであるスパイカーというメーカーが製作したC8という車です。
日本にも輸入されてるみたいですが、マジで見たことありません。後にも先にもGT4だけ
このメーカーの起源は1889年と古く、メルセデスの代理店をしていた兄弟が一台の車を制作したのが起源です。しかし1925年に破産。
1997年にこのブランド名を使ってスパイカー・カーズが設立されました。
その新生スパイカーが製作したのがこの車です。

後ろにはレーシングカーのような整流板が
※空気の流れを滑らかにする板。あると空気抵抗が減る

エンジンは自社ではなくアウディのエンジンで400馬力前後(最近のスポーツカーぐらいのパワー)ですべてアルミ製のボディというとても軽い車です。
軽いエンジンに中型セダンのエンジンをのっけているため、運動性能はかなり良く、最高速度は300km/hを超えます。
ちなみに中古車は出てきませんでした。そりゃそうだ

GT4だと2546万で新車で売ってます

3:ロータス カールトン

最後はロータス
イギリスの自動車メーカーで、このメーカーはとにかく軽量化するのを得意とするメーカーです。
そんなロータスが90年代作った車がコチラ

その名も「カールトン」
実はこの車、ベースが別のメーカーの車です。
同じくイギリスにあるヴォグゾールというメーカーの「カールトン」というセダンをベースにロータスがいじくった車となっています。
この車はまさに90年代最速セダン
排気量を大きくし、大きいターボも取付け、ギアはなんとアメ車用のモノを採用。
ブレーキも大きいモノが付けられ、外装も手が加えられるという徹底ぶり。
1600kgとかなり重量級ではありますが、最高速度283km/hと過剰レベル。
そんな過激な爆速セダンがNSXとほぼ同じ値段設定されています。
まぁでしょうね。
ちなみにロータス版もベース版も中古車は見つかりませんでした。
うーん残念

まとめ

ということでこんな感じです。
私自身も調べてて「こんなに高くなってるのね」とか「意外と安い」など新たな発見がありました。
あと思ったのが「日本の古い車が高すぎる」です
昨今のJDMブームや過去の車の再評価もあっての事なので「日本の車が世界から認められてる」とも感じています。
皆様も是非GT4やってみてはいかがですか?
PS2もソフトもブックオフとか行くとたぶん並んでると思います。

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