サマポケ聖地巡礼の想い出(2021年、直島)
「Summer Pockets」アニメ化決定、おめでとうございます!
そして、ありがとうございます!!
企画が進行しているとお話を聞いた時から、ずっと待っていました。
アニメ化決定のお話を聞いてから来年の夏が待ち遠しくなって、以前直島に聖地巡礼に行った時のことを思い出していたら、また行きたい、今度は男木島・女木島も含めて行きたい…と強く思うようになってきました。
きっと来年の夏はアニメ化によって現地へ行く方も増えるだろうから、行くなら今年か…?と悩みながら、気持ちを整理するために以前行った時の楽しかった思い出を振り返ってみようと思い、この記事を書いてみます。
(補足:わたしとサマポケ)
・アニメ「スロウスタート」をきっかけに嶺内ともみさんのファンになり、嶺内さんが出演されているという理由でサマポケ無印を購入しました(2018年)
・その結果、サマポケ自体を大好きになりました。無印・RBとも全ルートプレイ済です
・いちばん好きな個別ルートは鴎…ももちろん大好きなんですが、紬のお話があまりにも心に強く響いて大好きです
2021年7月23日
わたしが直島を訪れたのは今から3年前、2021年7月23日でした。
ちょうど東京オリンピックの開会式があった日、と言えばイメージしやすいでしょうか。
たまたま前日の22日に神戸で、23日に岡山で夜に用事があったのですが、「…これ昼間に直島行けるのでは??」となり、弾丸で直島へ行くことにしました。滞在約4.5時間という短い時間でしたが、とっても充実した楽しい旅で、今でも印象に残っています。
岡山駅からバスで宇野港まで行き、直島行きのフェリーに乗りました。
フェリーに書かれている直島という文字に、ついに行けるんだ…とドキドキしていたのを覚えています。
フェリーに乗ってしばらく経つと、直島が見えてきました。
島全体を見るとやはり山と森がほとんどで、集落は全体のごく一部だけであることがよくわかりますね。
そして港に到着するのですが、さっそく見覚えのある光景が…!
ほんとに物語の舞台に来たんだという実感が湧いて、一気にテンションが上がったことを覚えています。空を見上げるしろはの姿が見える…!
直島到着
無事、直島に降り立ちました。
フェリー乗り場もほんとゲームで見たそのまんまでした…!
しかしさっそく誤算が。
移動はレンタサイクルを借りようと考えていたのですが、既に全て貸し出し中とのこと…。コロナ禍の最中とはいえ、直島を訪れる人はそれなりに多かったです。
ただ、その中にサマポケ推しのレンタサイクル屋さんがあり、いろいろお話させていただきました。サマポケ聖地巡礼の方も多くいらしているとのことで、店内もそれらの方々やスタッフさん(!)から寄贈されたサマポケグッズであふれていて、こうして地元の方に受け入れられて良い関係を作れているの良いなぁと感じました。
駄菓子屋(イワタコンフェクトさん)
最初に向かったのが、駄菓子屋のモデルになったお店「イワタコンフェクト」さんです。
ほんとにゲームの中の光景そのまんま…!
ベンチはもちろん、自販機の横のシロクマやプロパンガスまでゲーム内と同じで感動しました。
お店の中を見せていただいたのですが、こちらもサマポケグッズでいっぱいでした。やはり駄菓子屋のモデルということで蒼が多かったですね。
クッキーを購入して後でいただいたのですが、とっても美味しかったことを覚えています。
おまけにイナリのクッキーをいただきました!
そして、このお店に来たらどうしてもやりたいことがありました。
それは「スイカバーを食べること」。
お店の方にスイカバーを買えるところが近くに無いかをうかがったところ「生協ならあるんじゃないかな?」とのこと!
歩いて少しの距離に生協があるとのことで、道を教えていただいて行ってみました。
その結果…
買えました!!!
あのベンチに座って、ゲーム内と同じようにスイカバーを食べる体験はなにものにも代えがたいものでした。
当日は午前中から30度を超える真夏日で、暑さのあまり食べている途中でスイカバーが溶けてポタポタ垂れてくるくらいだったのですが、ゲーム中での「あまりの暑さにスイカバーが全部溶けてしまってしろはが結局食べられなかった」というエピソードを思い出して、わかるー!!!って楽しくなってしまいました。
イワタコンフェクトさん、残念ながら昨年に閉店されたそうですね。その前にうかがえて、お話をさせていただくことができたこと、改めて嬉しく思います。その節は本当にありがとうございました。
ため池へ
次の目的地はため池。しろはの「れいだーん」でおなじみの場所です。
イワタコンフェクトさんからため池まではかなりの距離があり、レンタサイクルを借りられなかったので徒歩で向かうことになったのですが、結果的にこれがとっても良かったです。
歩いているだけで汗が玉のように出てくるほどの暑さを体験し、まさにサマポケの中の鳥白島…!と感じました。暑さの中で暮らす感覚を文字通り肌で実感できたのが、物語の舞台を訪れての体験としてとっても良かったです。
それ以外にも、島全体の人が少なくてのんびりした雰囲気とか、セミの鳴き声に包まれる夏らしさとか、いろんなものを感じられました。体力に自信のある方はぜひ徒歩もおすすめです!
いっぱい歩いて、ため池に到着しました。
ここでやることと言えば…ひとつですよね。
やってきました。「れいだーん」。ちゃんとモーションも付けて。
幸い他に人がいなかったので、ほんとに誰もいないよね!?と何度も確認してからやってきました。ノリノリでやってたしろはが羽依里に見られていたことを知った時の気まずさ、想像するにあまりありますね…。
帰りに1人だけすれ違った方がいたので、その方も「れいだーん」してきたのかな。
加藤家(石井商店さん)
また少し歩いて、今回訪れるのを一番楽しみにしていた場所へ。
加藤家のモデル、石井商店さん!
もう周りの雰囲気も含めてゲームで何度も見てきたあの加藤家そのまんまで、あぁここで羽依里やうみちゃんが夏を過ごしていたんだと考えて、結構長いこと感慨にふけってました。作品で見てきた光景が目の前に広がってることのパワーってすごい。紙飛行機を飛ばしていたシーンとかが鮮明に思い出されました。
突発の日帰り旅ということで、もちろん民宿としての利用はできないのですが、石井商店さんはうどん屋さんも営まれているので、おうどんをいただいてきました。
うどんの冷たさとだしの塩気が歩き疲れた身体に染みておいしかったです…!
店内も撮らせていただいたのですが、あの食堂そのまんまでした。チャーハン作りたくなりますね。。
窓から家の玄関前が見えるのが、作中には無い角度からの見え方で新鮮でした。
その後、許可をいただいて民宿の敷地にも入らせていただいて、建物を外から撮らせていただきました。
玄関、「ほんとに加藤家だ…」ってなりました。作品の舞台に来た感覚がものすごい。いまにもうみちゃんや鏡子さんが出てきそうです。
今年の夏はすでに予約でいっぱいとのこと。いつか泊まりに行けたらいいなと思っています。
海沿いを歩く
おうどんで体力回復して、また暑い中を歩きはじめました。今までは島を西から東に横断していたのですが、ここからは海沿いを歩くルートとなり、景色がガラッと変わったのが楽しかったです。
こんな感じの道で、歩いてるだけで気持ちよかったです。開放感すごい。
歩いている時に鳥が飛んでいて、カモメだったら良いなと思いながら写真を撮ったり。とっさに写真を撮るのが下手すぎる。
かと思ったら海に出るためにこんな道を歩くことになったり。秘密基地への道みたいでワクワクしました。
そんな中、見えてきたのがこちらの光景です。しろはの釣り場。
人がまったくいなかったので、スマホのスピーカーからサントラの音楽を流して、波の音を聞きながらただただぼーっとするという贅沢な時間を過ごすことができました。しろはがここで時間をつぶす気持ちも分かるー!というほどの気持ち良い時間でした。
しばらく経って人がやってくるのが見えたので、音を止めて場所をお譲りしたのですが、人が来なければずっとああしていたかもしれません。
海水浴場と海の家(Tsutsuji Cafeさん)
しばらく歩いて、また見覚えのある光景に出会うことができました。
作中でもたびたび登場した海岸。ここも波の音が心地よかったです。
海水浴場とのことで、少しですが海水浴を楽しむ方々がいらっしゃいました。これもコロナ禍だったから人が少なかっただけで、今年ならもっと人も多いのかもしれませんね。
そのすぐ近くには、RBで静久の海の家のモチーフになった建物も!
Tsutsuji Cafeさんというカフェで、チキンホワイトカレーではないですがキーマカレーがメニューにあったので、せっかくならということでいただきました。
本格的すぎてびっくり!
提供まで少し時間がかかったのですが、それだけ時間がかかるのも納得の本格的な味でした。おいしかった…。
※Tsutsuji Cafeさんも今は閉店されているようですが、今も同じ建物でカフェは営業されているようです。
と、ここでタイムアップ。帰り道はバスに乗って宮浦港まで向かい、直島をあとにしました。
あっという間の4時間半、とっても楽しい聖地巡礼でした。
振り返って
振り返った感想ですが、岡山に戻るバスの中でつぶやいた下記のつぶやきがまさにそうだったなって思います。
現地を訪れることで「質感」を感じられる、つまり物語の世界を現実の世界での体験に結び付け、物語に描かれていない場面を想像することで物語の世界がさらに広がる経験を得られるのがとても貴重な経験でした。
宮浦港から石井商店さんまで歩いたからこそ、ラジオ体操に毎日通ううみちゃんの日常を想像できましたし、帰りにフェリーを降りたあと宇野港からバスに乗ったからこそ、毎日本土から鳥白島に通う静久の、紬と別れたあと一人でフェリーとバスに乗って帰るもの寂しさを想像することができました。
夏の暑さも、島ののどかさも、人の暖かさも、わたしの中の鳥白島をよりリアルに感じさせてくれる経験でした。
改めて、本当に楽しい旅だったなと振り返って思います。記事を書き始めた目的が当時の楽しい気持ちを思い返すことだったので、その目的は十分に達成できました。
そして、、俄然また現地を訪れたくなりました。何といってもまだ行けていない男木島の灯台と、女木島の洞窟を体験したいです…!
行くなら8月31日に灯台に行きたいなぁ…などと考えながら、計画を考えたいと思います。行けますように。