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2024/11/09 morgen氏のイベントに行ってきた


ウキウキ そわそわ

自分がnoteを書き始めたきっかけの半分は、「Summer Prism Archive」このイベントの予告を見たこと。morgenさんがつけた、夏休みの日記の展示会とのことだった。軽い気持ちで始めた分、最初は1記事だけを書き上げたら満足のつもりだった。しかし、書いてる内に文章を書くことの面白さみたいなものを感じ始め、超マイペースに日記とかを書き続けている。

5000円以上グッズを買ったら本人と写真撮ってお話しできるとのことだったので、ツーショット撮った後、アカウント名を伝えようとだけ決めていた。アイドルファンになったこともないし、その辺の自己主張に関する線引きが自分の中で曖昧だけど、やっぱり厚かましかったかもしれない。

イベント当日が近づいてきたある時、物販で買ったライターで火をつけたタバコを、僕の人生における一服目にしたい、と思い至った。【チャート式】あなたにおすすめの煙草を教えますの動画では、猫派でメンヘラではなく、革命を企てたことのない僕へのおすすめはセッターとのこと。初心者には14mgじゃないやつとテロップで書いてあったので、ドンキで7mgのセブンスターを購入した。

ふと、一緒にタバコを持ってmorgenさんと写真撮りたいなと思い、もう一度店内に入り直してピースライトを追加で購入。ご丁寧に2度目の会計でも店員さんに身分証確認された。このピースライトはmorgenさんへの差し入れにしてしまおう。


ゆらゆら どきどき

ついにイベントの当日になった。タバコのケースを2個携え、渋谷駅へと向かう。近くのハンズで時間を潰した後、予定していた時間が来たのでOpenBase渋谷へ入場した。ホントにあの日、執念で午前4時に起き上がった甲斐があった。

イベント会場は白を基調とした空間に、morgenさんが撮った写真や日記が展示されていた。ひと通り目を通して、どことなく浮世離れした人の感覚というものを、心ゆくまで堪能できた。morgenさんの動画で1番好きなのは、不在の百合を探そうのやつ。目に映る情景が同じはずなのに、自分が見向きもしなかった世界を、morgenさんの言葉を通して感じられる。morgenさんは特に言語化するのが巧みな方なので、まるで人の脳みそをそのまま覗いてるかのような気分に浸れるのである。

写真撮影の列に並んで、呼ばれるのを待つ。ひっさしぶりに、これでもかと緊張がひた走る。前の人はチケットを3枚持っていて、そこそこ長い間、morgenさんとお話ししていた。数分前の自分に対する悔恨。でもやっぱり僕の性格上、将来に対する不安を和らげる為の貯金は、どうしても切り崩せない。

いよいよ自分の番。仕切りを越えるとmorgenさんが目の前にいるのが視界に映った。異常事態だこんなもん。緊張している僕が声をかけるより早く、morgenさんがピースライトに手を差し出す。ホントにタバコが好きなんだと、ホントに動画を通してでしか知り得なかった憧れの人の嗜好性を確かめられた瞬間だった。

morgenさんにタバコの箱を持ってもらって写真を撮ったあと、記事を書く許可貰い、アカウント名を伝えられた。いつも以上に呂律の回らない口振りだったけど、morgenさんがずっと笑顔で聞いててくれたのが嬉しかった。そのまま、「時間です」というスタッフさんの忠告を受け、されるがままに袖口へはけていった。

先ほど預けていた荷物を手に取り、会場を後にしようとして、ゾッとした。何故か僕の左手にまだピースライトが握られている。緊張しすぎて、たった数秒の出来事だったのに、さっきまでの自分の挙動が全然思い出せない。あーあ。やっちまったなぁ。

どうしようかと思った矢先、出口にスタッフさんが1人待機しているのを見つけた。ラストチャンスだ。スタッフさんにmorgenさんにピースライトを渡して欲しいと、随分と我儘なお願いをした。スタッフさんは快く引き受けてくれた上、名前まで聞いてくれた。いくらなんでも優しすぎる。先ほどmorgenさんに名乗ったこのアカウント名をスタッフさんにお伝えして、僕は会場をあとにした。


もぐもぐ スタスタ

おぼんdeごはんで昼食を取った。午後1時とあってめっちゃ混んでたけど、自分1人で出かけた時はどれだけ並んでいても自分が食べたい店に入店する傾向がある。前にTOOBOEさんのライブに行った帰りも、無性にカツ丼が食べたくなって1時間以上並んだことがあった。

店内でマグロのレアカツ定食なるものを注文した。外食で何頼むかの基準が人それぞれあるだろうけど、僕は"自分じゃ作れなさそうなもの"を優先して注文することが多い。ある程度自炊できるようになってから、自分の得意料理である唐揚げを外では食べなくなった。そんなわけで、僕はから好しと訣別したのである。マグロは外がサクサク、内側はプルプルしてて美味しかったです。今の僕には絶対作れん代物だ。

昼食後、僕にとってのさんぽ女神様にお会いできた日、ということでアプリさんぽ神を久々に開いた。何となく、ご利益がある気がしたから。今日のお題を確認したところ、「6文字以上の名前の駅で降りて、亡くなった人のことを思い出しながら歩こう」だった。

身内に亡くなった人で思い出深い人いないからなぁ。とか言ったら罰当たりかも知れないけど、実際そうでしかない。ここの所、テレビで活躍されていた方たちの訃報が絶えないけれど、僕自身はテレビや芸能界で活躍されている方の中で動向を追っている人なんて、まぁせいぜい有野課長くらいだ。

「人は死ぬ」ということにまだ、実感が伴ってない。死生観とかも僕にはまだない。この手の話題には、僕にとって共感できないことばかりである。だからこそ、他人の考える死生観に触れるのが好きなんだと思う。この間の面だこぴーすラジオとか特に印象に残っている。

よくYouTubeでMVのコメント欄に、「歌詞のこの部分に共感した」なんていうメッセージを連ねている人をよく目にする。テレビやラジオでアーティストを紹介する際も、そんな言葉を使う。けれど僕は、自分にとって共感できない感性にこそ、価値があると思ってしまう。端的に言うと、新しい視点に気づけるから。

とか考えて歩いてたら、表参道駅に到着した。だいぶ話が逸れたけど、6文字以上だし、もういいや。


スパスパ ゴホゴホ

西日暮里駅で電車を降りて、とある喫茶店へと向かう。店名はカフェドパルク。morgenさんがさんぽ神の動画で訪れていた場所だ。ここで待望の初めての喫煙を行うことにした。喫煙席を陣取り、ブレンドコーヒーを注文した後、さっき買ったライターで口に咥えたセブンスターに着火。

お待ちかねのその瞬間、不確かな刺激が僕の鼻腔を劈いた。吸い方が下手くそすぎる。目や鼻、喉奥のそこかしこで無差別攻撃を喰らい、タバコの美味しさを味わうどころではない。隣のテーブルから「咽せちゃって可愛いねぇ」と声がする。恥を偲んで、正しい吸い方を教えて欲しいくらいだ。

タバコを吸いながら日記を書こうと思ってたのに、もはやタバコ吸うことで手一杯だった。ネットで吸い方を調べ直したり、目の前の席のカップルの吸い方を真似してみるものの、劈く刺激を避けて、口に入った煙を吐き出すのがやっとだ。頑張って肺に入れようと試みるも、蚊取り線香を食ってる感覚が頭の中を支配する。あっという間に、灰皿には吸い殻が4本溜まっていた。僕の働いてるカフェでは、お客さまが使った灰皿一枚当たりに入ってる吸い殻は多くても3〜4本だったはずだ。今日はこの辺にしておいてやるか。

酒につづいて、タバコも適性がないのか僕は。「スオミの話をしよう」の記事で述べた、先輩の言葉が、今もずっと引っかかっている。酒もタバコも嗜められないのって、やっぱ傍から見るとつまんない人って印象になるのかな。


くたくた ルンルン

家路につくと同時に、どっと疲労感が襲いかかる。緊張疲れなのか?単に体力不足で歩き疲れただけ?どっちみち情けないのに変わり無い気がしてきた。

やっぱり、自分のアカウント名を聞いてもらえて良かった。それだけは揺るがないと思う。この日が自分にとってかけがえのない一日になったのは、紛れもなくイベントを開催してくださったmorgenさんとスタッフさんのおかげです。素敵な思い出を、どうもありがとう!

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