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誕生日が来ること
皆さんは誕生日を迎えるときに、「あぁ、今年も誕生日が来ちゃったよ。また一つ歳を取っちゃったよ。。。」って思ったことはありますか?
年齢が上がれば上がるほど、こういう気持ちになる人って多くなるのではないでしょうか?特に20代から30代に変わるときとか。
私も正直そう思ってしまう時がありました。子供の頃はあんなに楽しかった誕生日がある時を境に来ないでほしいとすら思ってしまう日になることがあります。
でも、最近「誕生日が来ること」というのは、この一年無事に生きてこられた。ということでもあるのだと思うようになりました。少し大袈裟かもしれないですが、、来年も「誕生日がくる」とは限りません。
当たり前のように迎えられると思っていた1日が来ないかもしれない。と思うと歳を取れるということに感謝する日であるべきなのかもしれません。
そして、自分以外の大切な人や家族の誕生日を祝うのは、大切な人達がこの1年を無事に生きて、一緒にいることが出来たことを祝うことなのだと思います。プレゼントもケーキもなかったとしても、「祝えること」を祝うのが誕生日なんだろうな、って大人になって思えるようになったような気がします。
話は少し変わりますが、私は大学でアメリカから日本に帰国してからいくつかのカルチャーショックを受けたことがあったのですが、その中の一つが「若く見えることの美徳」です。
30代や40代になって少しでも若く見られるのが嬉しいというのは万国共通の考えかとは思います。でも、日本では10代でも20代でも実年齢より下に見られることが嬉しいことなんだと知った出来事がありました。
大学2年生の春、サークルの新歓で1年生を勧誘しに行った同期の男性陣が何やら嬉しそうにサークルの溜まり場に戻ってきて、「俺たち1年生に間違えられて勧誘されたんだけど!!まだまだいけるな」と言っていたことを鮮明に覚えています。それを聞いて、大学1年生に間違えられたことの喜びが私には理解できませんでした。
アメリカでは高校生ですら上級生がFreshman(1年生)に間違われるのは屈辱的に感じるのが一般的だと思っていたからです。少しでも大人っぽく見られたいと思っているのに、下級生に間違われることはむしろ「子供っぽい」と言われているのと同じことです。
海外の学生が大人っぽく見えるのは、単純に体形や見た目だけではなく、このようなマインドも関係しているのではないかと思います。
いずれにせよ「Age is just a number!!」という言葉がある通り、年齢というより個人の考え方や振る舞いが一番大切ですよね。
そして、誕生日が来ることに感謝をして、今の年齢にしかできないことを楽しむことが一番です!今日が人生で一番若い日なんだから(笑)