DNAに魂はあるのか?
2012年8月29日書
『遺伝子に魂はあるのだろうか』
そんな疑問を持ち
検索をかけたら
ありました。
「遺伝子に魂はあるのか?」という疑問に対して、
DNAの構造を発見した二人の科学者の一人であるクリックは
「遺伝子には魂はない」と結論しています。
遺伝子にあるのは機能だけで、
独自の意志といったものはないのです。
魂とは心のことですから、
これは脳の働きということになります。
脳をつくるのは遺伝子ですが、
遺伝子の中に脳があるわけではありません。
それに対し
イギリスの行動生物学者
リチャード・ドーキンスの提唱した
「利己的遺伝子」
利己的遺伝子というのは、
すべての生物は遺伝子の乗り物でしかないという考え方です。
言い換えると、
生物は遺伝子の命令によって動かされている
ロボットにすぎないということになります。
すべての生物が遺伝子のロボットであるということは、
私たち人間も例外ではありません。
自分の意志で判断したり行動していると思っている
私たち人間のすべての活動は、
実は遺伝子によって操作されているということになります。
生物の生存目的は、できるだけたくさんの子孫を残すことです。
しかし時として
生物の自己犠牲的な行動がしばしば観察されます
例えば
キツネに狙われたヒナをヒバリの母親が助けるために、
怪我をしたふりをしてキツネの注意を自分に向けさせることで、
子供を危険から救うという行動もその一つです。
遺伝子にしてみれば、子供と親の遺伝子は同じですから、
どちらが助かっても変わりはありません。
しかし、子供の方が、将来、
自分のコピーをたくさん残してくれる可能性が高いので、
親に子供を助けさせるわけです。
しかし
自分がどうすべきかを判断するのは脳なのです。
脳そのものは遺伝子によってつくられますが、
その働きは後天的な要素が強いのです。
人間の遺伝子には、
機能や働きがわかっていない遺伝子がたくさんあります。
ヒトゲノム計画で遺伝子の解明が進められていますが、
それでも分かっているのは数パーセントにすぎません。
たとえば、
人間がビタミンCをつくれないのは、
進化の謎で一つです。
ほとんどの生物が自分の体内でビタミンCをつくれるのに、
どうして、最も遅く地球に誕生した人類が
ビタミンCをつくることができないのでしょうか。
と、どうして
こんなことが気になったかというと...
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