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【映画】エターナル・サンシャイン

恋愛ファンタジー。独特の世界観に引き込まれる。予定のない休日にゆっくり観て、コーヒー飲みながらもっかい見返したい、そんな映画。

原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind

<あらすじ>
内気な性格のジョエル(ジム・キャリー)は、いつも髪色が奇抜な彼女クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)とちょっとした口論で喧嘩してしまう。仲直りしようとバレンタインのプレゼントを持って彼女に会いに行くと、彼女はラクーナという会社で記憶除去手術を受け、ジョエルの記憶を失っていた。それを知った彼も、クレメンタインの記憶を消すことに。

「バレンタインに観たくなる映画」「もう一度恋がしたくなる映画」等でよく取り上げられている作品。2004年度アカデミー脚本賞受賞の名作。ちょうどバレンタイン前にprime videoで見つけて。

キャストを確認せずに観始めたんだけど、主人公二人の豪華キャスティングにびっくり!
いつもおちゃらけハイテンションなジム・キャリーが演じる平凡で内向的なジョエルと、規律正しいお嬢様イメージが強いケイト・ウィンスレット演じる破天荒なクレメンタインが、なんとも新鮮で独特。

普段と全然違う役なのに、こんなに自然にしかも魅力的に演じちゃう二人の演技力ってやっぱりすごいな、って。
顔芸イメージの強いジムの(実は)整った綺麗な顔立ちと少し陰のある大人な魅力、どんな奇抜な髪色も似合っちゃうケイトの神秘的美貌と色気に気付かされた。

記憶除去手術中に、ジョエルの本能が「お願いだからを消さないで」って脳内でクレメンタインの記憶を隠そうと奮闘するシーンがコミカルでかわいくてとても好き。付き合ってた頃の思い出や幼少期の記憶を行き来したりして。でも博士は容赦なく見つけて消そうとする。


ただ時間軸の構成がけっこう複雑で、一回観ただけじゃ理解が追い付かなかった(少なくとも私は)。解説を読んで、もう一回流し見して、ああなるほど!ってなる。

時間軸を理解する手掛かりとなるのは、クレメンタインの髪色(!)

この解説がとても分かりやすかったので、ご参考までに。

作品の台詞に散りばめられた、はっとなる恋愛の名言も素敵で。
大好きな人と付き合えて、幸せ絶頂期!ってときもあれば、なんで喧嘩ばっかりしながら一緒にいるんだろう?って思うときもあるよね、でも本当に好きなら、それ全部含めて愛したいんだよね。って思う、というか思いたくなる。

一番好きなのは、凍った川の上で二人寝そべりながらジョエルが言う台詞。
「今死んでもいい。最高に幸せだ。生まれてずっとこの時を待ってた。」
好きな人と一緒にいる幸せで、このまま死んでもいいやってなる気持ち。幸せと死の意外な関係性に気付く、あの瞬間。

もうひとつ、個人的には、ラクーナ社のスタッフとして登場するキルスティン・ダンストの妖精みたいな可愛さも好き。


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