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2020年のマドルチェの構築について
こんにちは Aliceと名乗っており、そう呼ばれてます
マドルチェを握って溝の口やたまに町田などで大会に出ています。
最近Aokiさんという方が溝の口で開催された"Aoki杯"にマドルチェで出場して優勝できたので、そのことを今回は書こうと思います。
第11.5回Aoki杯の優勝は…
— Aoki杯【遊戯王ヒカルproduce】 (@hikaru_produce1) August 29, 2020
HN「Alice」さんのマドルチェデッキでした❗️
おめでとうございます✨🏆✨
コメント
「ア・ラ・モード5回しか出さなかったぁ〜😱」
本日は御参加を頂き、ありがとうございました🙇♂️🙇♂️
来月も第12回Aoki杯の開催を予定しておりますので皆様の御参加を御待ちしております🙇♂️ pic.twitter.com/TRg9QbYWrB
戦績は4勝0敗
十二鉄獣戦線 ○○
プランキッズ ○○
竜星セフィラ ○×ET○
影依ドラグマ ○×ET○
となりました
”構築について
””罠カードについて
今回の構築で他のマドルチェを使用されている方々と大きく異なるのは、宣告や大捕り物、雪獄がメインから入っていて、誘発や対誘発札、バック除去などが非常に少ない点。
これら罠カードを入れようと思ったきっかけは、
①:マドルチェは先のエタニティコードで相手ターンに相手の盤面に触れる新規カード「マドルチェ・プロムナード」を獲得したことで、先攻を取っても問題がなくなったこと。
②:マドルチェは魔女や天使、妹など1枚から展開できる(要求値が1枚)こと。
③:今回の構築にはドローソースとして強欲で金満な壺を採用しているので、罠ビ特有の手札消費の荒さが多少は軽減できること。
④:またそれでも初動が引けなかった場合、それらの罠カードを使って相手の盤面を荒らし、打点や壁をパクることで時間を稼ぎ、天使や梟などの初動を引き込むまで耐久がしやすいこと。
以上です。
""誘発・対誘発・バック除去について
また誘発・バック除去札が少ないのはメイン戦で先攻を取ることを想定しているので少なめで、
対誘発札(墓穴/抹殺の指名者・灰流うらら)の枚数が少ないのは誘発を当てられたところで罠を使いつつ、また初動が引けるまで耐久すればいいとの発想から全フル投入とはしていません。
”各採用カードと枚数、その理由などについて
””モンスターカード
モンスターカードは全8種、計20枚の採用。
マドルチェ・マジョレーヌ(魔女)*3
マドルチェ・エンジェリー(天使)*3
マドルチェ・プティンセスール(妹)*3
以上のカードは全て1枚初動となるので、絶対に引き込みたいことから全3投としています。
特に魔女と妹を引いてる時の魔女に対する妨害、妹と天使を引いてる時の妹に対する妨害はそれぞれリカバリが効くので強い。
マドルチェ・ホーットケーキ(梟)*2
マドルチェの準初動。
リクルート効果を持っているとは言え、コストに墓地のモンスターを要求するので、基本的に2ターン目以降か、先1ターン目であれば手札の増殖するGと合わせて使うことになります。
1枚初動とは言えず、手札にいてそこまで嬉しいカードでもないので2枚の採用としています。
マドルチェ・メッセンジェラート(郵便屋)*2
マドルチェの1番の事故札
手札に絶対に来てもらいたくありません。
ただ、手札に来た場合でも妹を一緒に引いてる場合や、後攻で雫を一緒に引いてる場合はそれらでケアもできるのでまだ大丈夫です。
マドルチェの最大展開ではこれが2枚必要なので、2枚採用としています。
マドルチェ・プディンセス*1
マドルチェの事故札その2
あまり手札に来てもらいたくありません。
プディンセス自身は墓地にモンスターがいない時に800パンプされることと、相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に相手の場のカードを1枚対象をとって破壊する効果によって、1度戦闘を行って相手の場の厄介なカードや伏せカードを除去しつつ、メイン2で展開するプレイングもよくやる。
半上級モンスターなので、展開した後に手札にあると捕り物でパクった相手をリリースしてアドバンス召喚したりするので、実は便利だったりもする。
増殖するG*3
みんな大好きゴキブリ
効果が通れば展開系は1ターンスキップされ、そうでなくても特殊召喚効果に合わせて撃てば1:1交換以上が望めること、またマドルチェにおいては梟と一緒に引いた時に最悪Gを撃ってから墓地のそれを除外することで展開できることと、後述のグラスフレとシャトーの組み合わせで毎ターンサルベージできることから最大枚数の採用としています。
灰流うらら*3
みんなだいすきうらら
うららは相手のGに当てられる点から最大枚数の採用としています。
またこちらも後述の先生とシャトーの組み合わせから毎ターンサルベージできることと、先1で相手のゴキブリに当てたうららをそのままサルベージできるのが強い。
””魔法カード
魔法カードは全8種、計13枚の採用です。
マドルチェ・チケット*1
マドルチェ・サロン*1
マドルチェ・シャトー*1
マドルチェのアド稼ぎの源
チケットは置いておくだけで展開ができ、サロンはプロムナードを持ってきつつマドルチェの召喚権を増やす。
シャトーの最後の方のテキスト
”また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、デッキに戻さず手札に戻すことができる。”
この1文を覚えておきましょう。
これらは郵便屋から引っ張ってこれることから各1枚ずつの投入です。
ただしサロンは誘発ケアにもなるため、複数の投入もアリです。
強欲で金満な壺(強金)*3
メインギミックでドローを挟まないマドルチェのドローソース。
3枚の投入です。
たまに「マドルチェはEXデッキを使うはずなのに強金を採用していいのか」と質問されるけど、先攻時基本展開において使うEXのマドルチェはスフレ2アラモード1タルト1だけなので、スフレが2枚飛ばないことを祈りながら撃っています。
また仮にスフレやアラモードが3枚飛んでも、プディンセスでどつきつつプロムナードを使いまわしてコントロールビートじみたことをしたりできるので、使い勝手はいいです。
またドラグマとの対面の場合、マキシマスの効果でEXを飛ばされる時、強金で飛びたくないパーツを墓地に置いておくことで、後々回収することができる友情コンボが成立したりします。
ハーピィの羽根箒*1
シンプルなテキストほど強いの代名詞
無条件でバックを掃除できる他、相手の妨害を1枚踏めることや、相手の羽根をこちらの抹殺でケアできることがメイン採用の理由。
禁じられた一滴(雫)*2
主に置物(特にドラグーン)を処理するために用います。
マドルチェは手札があまりに良くないと妨害1回で沈むので、主に相手の妨害を妨害する目的で使います。
またマドルチェは先生やティアラミス、タルトの効果によりモンスターのサルベージに長けるので、そう言ったモンスターをコストに雫を撃てるのもマドルチェの強みと言えます。
しかし今回は先攻を取ることを想定した構築としているので、メインからは2枚のみの採用としています。
墓穴の指名者*3
抹殺の指名者*1
誘発対策札 抹殺はともかく墓穴は入れない人は少ないのではないかと思います。
展開する際に増Gを撃たれると、最終的に20枚近くのドローを許してしまう、が、冒頭でもあった通り、罠を主軸に添えている故、スフレで止まって次ターンにまた展開したりできるのでそこまでGを見る必要はないと判断し、抹殺のみ1枚の採用としています。
墓穴は相手の誘発を止める役割はもちろん、環境トップのオルフェゴールのほか、召喚獣・ドラグマ・エルドリッチ・閃刀姫・サンダードラゴン・影依など墓穴を攻撃的に撃つ機会が多く、妨害の嵩増しになると判断しての3枚投入としています。
””罠カード
罠カードは全5種、計10枚の採用です。
マドルチェ・プロムナード*1
エタニティコードの新規 攻守一体の効果がとても優秀
相手の除去やキーパーツに当てつつ次ターンの初動を回収できるので、相手にとっては相当なプレッシャーでしょう。
また効果処理の順番が
相手の場のカードを無効→マドルチェモンスターのバウンス
なので墓穴などで対象を外されても無効にできる点も優秀。
裏を返せば相手のカードが対象から外れてしまうと無効にもできずバウンスもできないので、使い所には注意が必要。
優秀な効果だけれど墓地・場のマドルチェモンスターをコストに要求する点と名称ターン1の制約がついていること、加えてスフレとサロンが場に存在すれば毎ターン使いまわせることから1枚のみの採用。
無限泡影(泡)*1
ヴェーラーと同じような使い方ができるカード
マドルチェにとってヴェーラーがいいか泡がいいかとても悩む。
泡は相手のゼアルやVFDなど、こちらのターンをロックしてくるようなモンスターに対してとても強く出られるけれど、今回は相手のモンスターを減らしていくような罠を採用しているので、今までに比べて1ターンのロックによる被害が少ないとの判断と、相手の勅命やスキルドレインなど、致命傷となるバックの置物などを一時的に無効にする札の1つとして、1枚のみの採用としました。
天牢雪獄*2
一番よくやるのは相手の墓地の主要札をパクってそのまま同じ種族の相手の場のモンスターを消す使い方。
これは相手が種族統一〜半統一デッキを握る場合にやります。だいたい6割ぐらいこの使い方。
具体的にはオルフェゴール・ドラグマ・エルドリッチ・サンダードラゴン・閃刀姫・影依などにこの使い方が有効かと思う。
二番目に相手の墓地から打点や壁をパクってそのまま居座らせる使い方。
盤面がお互い拮抗してる状況だと意外と高打点は突破されにくいので、そのままどつき回しながら初動を引けるまで粘る。
セフィラやサンダードラゴンなど、打点の高いモンスターを行ったり来たりさせるデッキにはこの使い方をすることがあります。
大捕り物*3
こちらも雪獄の2つ目の使い方と同じような使い方をすることが多い。
またこちらは盤面に直接干渉できるので、相手の場のシステムクリーチャーをパクった後、適当なマドルチェを出せばアウスが、高リンク体を奪うことが出来たらユニコーンやアクセスコードなどを出せるので非常に優秀。
またどうしてもリンク素材にできない場合は、プディンセスやサイドのパンクラトプスなどのアドバンス召喚のリリースにできてしまう点も評価の高いところ。
神の宣告*3
昔からあるパワーカード ライフを半分払うコストが痛いですが、裏を返せばライフが1にならない限りいつでも撃てる
警告や通告と違い、モンスターにも魔法罠にも触れる点が高評価。
”EXデッキ
EXデッキは全7種15枚の採用。
強金採用構築のため、マドルチェモンスターは全て3枚の採用としています。
””エクシーズモンスター
エクシーズモンスターは全3種、計9枚の採用です。
ティーチャーマドルチェ・グラスフレ(先生、スフレ)*3
ダークネオストームの新規 シャトーを張るとあら不思議、誘発が回収できるようになる!
スフレは1・2両効果ともに優秀なモンスター。
また守備力が素で2500、シャトー下では3000にもなるので、自身の効果と相まってとても場持ちのよいモンスターだと思います。
①効果の要約:フリーチェーンでX素材を1つ取り除き、場の「マドルチェ」モンスター1体を選択して発動。そのモンスターにターン終了時まで他のモンスターの効果を受けない効果を付与。
この効果の使い方は主に2つ。
①:単純に自分のモンスターを相手のモンスターによる妨害から守る。
この使い方は文面通りの使い方です。梟やアラモードなどの横にスフレが立っていると、梟やアラモードの効果に対してヴェーラーやうらら、わらし、サベージなどの無効系効果持ちを当てられた際、それにチェーンして発動することで相手の妨害を1枚減らすことが出来ます。
また相手ターンでもエルドリッチの手札効果や、アウゴエディスの破壊効果など、自分のモンスターに干渉するモンスター効果に対しても発動することで、相手から盤面を守ることが出来ます。
モンスター効果にしか耐性がないので、雫や泡などの魔法罠には無力だけれど、それでも十分に強力な効果です。
②:フリーチェーンで墓地にマドルチェを送ることができる効果としての利用。
マドルチェは、展開の最初期は墓地にモンスターがいないことが望ましい反面、梟やティアラミス、アラモードの効果は墓地にマドルチェカード(梟はモンスター)が存在することが発動条件となっているので、1ターンに1度、いつでも墓地にX素材から墓地にマドルチェモンスターを送ることができるこの効果は展開補助としても使うことが出来ます。
②効果の要約:自身が場に存在する時に「マドルチェ」カードが墓地へ送られた場合に発動できる。お互いの墓地のカードを合計2枚まで選んでデッキに戻す。
この効果は誘発紹介やシャトーの箇所でも少し触れたけれど、マドルチェの強みの3分の1はこの効果にあると思う。
この効果にも大きく分けて3つの使い方があります。
①:①の効果がフリーチェーンであることや、プロムナードがマドルチェカードであることを活かし、任意のタイミングで墓地にマドルチェカードを送り相手の墓地のキーカードをデッキに戻す。
相手がオルフェゴール・エルドリッチなど、墓地に大きく依存するデッキであればこの効果は大きく刺さります。ディヴェルやトロイメアが墓地に送られたタイミングや、エルドリッチの手札効果に合わせてスフレの①の効果を使用すれば、その後相手の墓地のキーカードを墓地へ送ることが出来ます。相手がそれ以上動くことが出来なかった場合、大抵高い守備力と合わせてターンが返ってくるし、そのままキル出来たりもします。
ペンデュラム軸デッキなど、墓地を利用しないデッキ相手だとなかなかこの効果が刺さりづらいので、相手のリソースを削ることが難しく、苦戦を強いられることが多いです。
②:墓地のいかなるカードもデッキに戻せることから、シャトーを張ることでモンスターであればなんでも手札に戻すことができる。
よく言われているやつ。先ほどもあげた通り、シャトーの3つ目の効果”また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、デッキに戻さず手札に戻すことができる。”と合わせて使用済みの誘発娘や増Gをサルベージすることができるようになります。一部の人からは反感を買い、一部の人は切れ散らかし、一部の人は感嘆する。
誘発に限らず、もちろんマドルチェモンスターやパンクラなどの高打点モンスターもサルベージできるので、次ターンに備えることもできます。
③:プロムナードの使い回し
②と同じような使い方で、今度はサロンが横にあると、プロムナードが墓地に行ったことでこの効果を誘発させ、プロムナードをデッキに戻すことでサロンの効果が誘発、その効果でプロムナードをセットするということができるようになります。
このループには、X素材を取り除く必要がないので、スフレ・サロン・プロムナードのどれかがどこかに消えない限りは無限に使い回すことができます。
総合して、スフレはマドルチェの展開補助・盤面維持・相手の展開妨害など色々な使い方ができとても優秀なモンスターだと思います。
展開を止められて困った時はとりあえずスフレを立てます。
クイーンマドルチェ・ティアラミス*3
昔からいるマドルチェのエース ドラグーンも青眼カオスMAXもバックも2枚まで消しとばすことができる全モンスター中で最高級の除去能力を持つ 名称ターン1がないのも優秀
上述の通り。
何も考えず効果使って相手の盤面を荒らしていきましょう。
シャトーがあると墓地のマドルチェモンスター2体をサルベージした上で盤面を2枚デッキバウンス、さらにチケットがあると任意のマドルチェをリクルートすることができる。
仮に無効にされても、盤面さえ整っていればアラモードを重ねてマドルチェカードを1枚デッキに戻すことができるのでもう1〜2体のティアラミスを立てることは難しくはありません。
マドルチェと対面した時はいかにティアラミスの起動効果を使わせずに除去するかを考えなければなりません。
また素の打点は2200とランク4の中で標準的な値ですが、シャトー下で2700と比較的高い打点になれるので、キルできなくても盤面を荒らした上でターンを返せば2度目の効果を使うこともできる場面は多いと思います。
ちなみに条件を満たしたアラモードが横に立っている盤面でティアラミスの効果を使うと、墓地からデッキにマドルチェカードを戻した場合のみアラモードのリクルート効果を使用することができます。この際1枚でもマドルチェカードがデッキに戻れば、アラモードの誘発条件は満たせます。
マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード*3
ランク5に見せかけたランク4 展開の要であり、打点要員でもある
アラモードもスフレと同じく、1と2の効果がそれぞれとても噛み合っていて、かつ2のリクルート効果の発動条件がプディンセスを素材に持っていることとはいえターン1すら無いことが最大の強み。
①効果の要約:1ターンに1度、自分墓地のマドルチェカードを選択し発動。そのカードをデッキに戻す。
単純に墓地に存在する魔法罠を回収するために使ったり、②の効果の誘発条件を満たすためのトリガーにするために使ったりします。
あまり語ることはありません。
②効果の要約:自身のX素材にプディンセスがある場合に墓地からデッキにマドルチェカードが戻った場合にX素材を1つ切って発動。マドルチェモンスター1体を攻撃表示または裏側守備表示でリクルートする。
ここから梟や天使を出して郵便屋の魔法罠サーチ効果発動条件を満たしつつ郵便屋を出していき、魔法罠をサーチしつつ展開していくのがマドルチェの基本的な動きになります。
ここまで通せるかどうかが展開系マドルチェの最重要事項ですが、罠型に寄せた今回はそこまで重要ではありませんでした。
事実として、今回の大会でもアラモードを出したのは片手で数えられる程度でした。
””リンクモンスター
フレッシュマドルチェ・シスタルト*3
マドルチェ唯一のリンクモンスター 妹が出る前と後とで評価が逆転したカード
最近さらに株は上がっている
①効果の概要:自身のリンク先にマドルチェモンスターが存在する限り、自分の場のマドルチェ魔法罠は効果対象にならず、効果破壊されない。
マドルチェ魔法罠に対する対象・効果破壊耐性付与効果。この効果により、羽根を撃たれてもシャトーやチケットなどの表側のカードを守ることができる。タルトの強さの3分の1ぐらいはこれ。
マドルチェの盤面維持に貢献。後述の効果とごっちゃにならないように。
②効果の概要:自身が戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のマドルチェモンスター1体をデッキに戻すことができる。
自身が破壊される場合の身代わり効果。(墓地のマドルチェを戻す行為が身代わりになっているのかはさておき)タルトの強さの3分の2ぐらいはこれ。
攻撃ごとのダメージ1500〜2000軽減の壁として運用することができる。さらにこれもマドルチェモンスターを戻す効果として扱われるので、シャトーがあれば身代わりのモンスターを手札に戻すことができ、チケットやサロンの効果が誘発する。
その際に、タルト自身も天使族なので、そのまま妹→プディンセスまで出して、次ターンの展開の布石や、自爆特攻しに行った際はさらに攻撃をすることもできる。これはダメージ計算時の出来事なので、相手はチケットや妹に対してうららや泡を撃つことはできない。
崔嵬の地霊使いアウス*1
地属性を別途用意すれば出せるリンク2 そこそこの打点として扱える他、破壊された際に天使や梟をサーチできる
①効果の概要:1ターンに1度、相手墓地の地属性を選択して発動。そのモンスターを自身のリンク先に特殊召喚する。
みんな知ってる相手墓地の自属性モンスターをパクる効果。よく使われるところだと増殖するGやパンクラトプスが挙げられる。パンクラをパクれたら強いけど、大抵増Gをパクって壁やリンク素材にする。使わないことも多い。
②効果の概要:リンク召喚した自身が相手によって破壊された場合に発動できる。守備1500以下の地属性モンスターのサーチ。
マドルチェにおいて、守備1500以下でサーチして嬉しいモンスターは梟か天使。次ターン以降の初動として使うことができる。このことから、召喚権を残したままアウスを出し、自爆特攻しにいくことで、メイン2で展開できる他、相手がこのカードの破壊自体を躊躇うことが期待できる。
構わず破壊し、ターン中に決着を付けようとしてきた場合は、頑張って罠で耐える。
トロイメアユニコーン*1
タルトやアウスから出てくるリンク筆頭 最近高騰中らしい
相手の場の除去や後述のアクセスコードの踏み台のために出します。
効果のコストとして手札を切ることから、手札に来たジェラートを切るいい理由になりそうだけど、ユニコーンを出せる盤面ではサロンも置いてあることが大半なので、素直に召喚した方がいいことの方が多い。
貴重な闇属性リンク3と緩い召喚条件、手札を1枚切るだけで場のカード1枚を除去できることから単体で出しても強い。
アクセスコード・トーカー*1
打点要員その2 マドルチェの最大打点 5300を超える効果耐性持ちはもう諦めるしかない
主にユニコーンから出すフィニッシャー。自身の効果で火力が5300まで届くことと、ユニコーンを素材に出した場合、墓地のユニコーンとアウスやタルトをコストに2枚ほどカードを除去できる他、素で出した後、自身をコストとすることで、相手のスキルドレインを割ったりすることができる。
またシャトー下でユニコーンを素材に出した場合、5300に加えてティアラミスの打点2700でちょうど8000に届く。この時点で最低3枚の除去は確約されるので、ほぼ間違いなくキルできる。
手順:
①:グラスフレ、シャトー、チケットが存在する状況で、ユニコーンと適当なマドルチェ1体を出す。
②:ユニコーンとマドルチェを素材にアクセスコードを出し、スフレ1アクセスコード2で効果発動。
③:アクセスコードの効果により、自身の火力が上がり、スフレの効果で墓地のマドルチェカードをデッキ(手札)に戻す。
④:マドルチェがデッキに戻ったことで、チケットの効果が誘発し、デッキから妹を特殊召喚、その効果でプディンセスを特殊召喚し、その2体でティアラミスをX召喚。
”サイドデッキ
””先攻を見る時のサイド
魔封じの芳香*2
展開し切ったマドルチェは、サロンの効果でチケットなどを伏せることで芳香の影響を回避でき、それ以上に閃刀姫・ドラグマ・召喚獣・サブテラー・ヌメロン・ペンデュラムデッキ全般など、展開を魔法に頼るデッキに対しほぼターンスキップ級の制圧力を誇るため採用。
2枚しか採用しなかったのは枠がなかったためで、3枚採用も視野に入ります。
””後攻を見るときのサイド
ダイナレスラー・パンクラトプス*2
原始生命態ニビル*2
ライトニング・ストーム*2
禁じられた一滴*1
拮抗勝負*3
レッド・リブート*2
上から順番に説明していきます。
パンクラ:言わずと知れた後手捲り最強札。これ1枚出して罠ビートしてるだけでなんとかなったりもする。閃刀姫・召喚獣・ドラグマ・サブテラー・ヌメロン・オルターガイストなど
ニビル:言わずと知れた対展開系最強誘発札。スパイラル・魔術師・セフィラなど
ライスト:2枚目以降の羽根。ただし最近は割ったバックも再利用されることが多いことから、サイドチェンジは後述の拮抗勝負を優先して入れることが多い。バックが厚いエルドリッチ・ドラグマ・閃刀姫など
一雫:ドラグーン絶対殺したい時に3枚目を採用。オルフェゴールなど
拮抗勝負:横に並べることを得意とし、無効系妨害札を出さず、場を荒らしたりすることを得意とする対面、あるいは単純に割っても後続が出てくるデッキに対して採用。ドラグマ・エルドリッチ・閃刀姫・オルターガイストなど
レブート:対罠ビ最強札。ライフ半分とデッキから任意の罠カードのセットと引き換えに1ターンの安心を買える。保険で入れてるけど最近は拮抗勝負で間に合うような気がしてならない。もしかしたら抜けるかも知れない。エルドリッチ・オルターガイストなど
中生代化石騎士 スカルナイト*1
墓地から除外することで場のモンスター1体を選択して破壊することができる。
先後関わらず専らドラグマ対面用
相手の妨害を1つ使わせることができる点、起動効果ゆえ相手の三戦の発動条件を満たさない点、加えてマドルチェとしては墓地のモンスターを減らせる点を評価しサイドに1枚の採用。
”今回の大会において気をつけたプレイングについて
全体的にプディンセスや罠を使いながら相手の盤面を削ぎつつ、プロムナードを構えられるように注力しました。
今回の構築の性質上、展開しようとした時に一番のネックとなるのがうららやGで、うららを回避するためにスフレを立てた上で展開する、や増Gを撃たれたらスフレを立ててターンを返すなど、自分のリソースを守りつつ、相手のリソースを削げるようなプレイングを目指しました。
2本目などで後攻を取らされることが予想できる場合はパンクラや拮抗など、容易に相手の盤面を崩壊させることのできるカードを多めに採用し、特に宣告などの先攻で強いカードは抜いていきました。
ただし捕り物や雪獄など、後攻でも使いやすいカードは入れていき、結果的に罠の枚数はあまり変わりませんでした。
”最後に
現在の環境は、オルフェゴールも昔のように先攻で何妨害立てた〜よりもいくつかの妨害を添えつつ、次のターンにキルするためのリソースがどれだけ残っているかを考えるようになったことに始まり、エルドリッチや閃刀姫、ドラグマなど全体的に先攻を取り、妨害が少ない盤面で妨害を構え、次ターンのリソースを確保できるように注力してる環境のように思えます。
そこで元々1枚初動であり、ドローソースとして強金を積んでいるマドルチェに、相手のリソースを奪いやすい罠カードを積み、羽根などのケアとしてプロムナードを当てることができる動きは非常に噛み合ってたように感じます。
元々マドルチェは、プティンセスールの自己特殊召喚効果の性質上手札誘発と噛み合わないところがある反面、スフレのような手札誘発とかみ合いのいい効果もある、手札誘発に関してとてもピーキーなテーマです。
その点に関して、撃つ誘発は相手のGに投げるうらら程度な上、展開が通ればそのうららすら回収することのできる先攻はマドルチェがとるべき択のように思え、今回のような罠に寄せた構築にしてみました。
今回の記事でマドルチェに興味を持ってもらえる人が増え、マストカウンターなどが広く知られたら、自分にとってもそこがプレイングを磨くいい機会に思えるので、そうなることを切に願います。
最後に、今回のデッキ内容を構築するに際して、罠カードや枚数などを参考にさせてもらったけもの道さん、大会前に調整・使用感・回し方の研究に付き合ってくれたhiroさんに感謝いたします。
この記事が面白い、役にたったと思ってもらえたらドクターペッパーとスニッカーズを奢ってもらえるととても喜びます。
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