プロローグ
プロローグで終わった恋。
今まで、よくわからないものだったけど、最近わかったものの一つ。
始まってもいない関係。
相手にパートナーがいるということでもなく、ただいきなり、拒絶された。
相手に対して、ストレートな表現方法を私が言ったとかでもなく、過度なボディタッチをしたとかでもなく、あからさまな態度を取ったとかでもなく、いきなり拒絶された。
この感情を言うとしたら、不意打ちに顔面殴られて鼻血が出ているのに状況を理解できてない状態。
線香花火に火を付ける前に、燃え尽きた、みたいな感情。
あぁ、これがプロローグで終わった恋か。
意地を張って、どうにかして、相手をねじ伏せてやりたいって思っている私はきっとまだ未熟な人間だ。
試合をする前に、試合の結果を宣誓されるあの気持ち。
わたし、なにかした?
一気に自分に自信がなくなって、鏡を見るのさえ怖くなった。
第一章はこれからだ!
って意気込みを掲げるほど、強くないから、今はまだプロローグのままで締めくくりたい。
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