地クラブは飛ぶという神話の崩壊
橘ありすです。
ゴルフの話を。
地クラブという概念があります。日本産の、小さなメーカーが作っているゴルフクラブのことを指します。品質が良く、値は張るがそれに見合うだけの価値があると評判です。ありすは地クラブ好きです。今も好きです。が、タイトルにもある通り、地クラブの神話が崩壊しているのです。
ゴルフクラブ、特にドライバーに関して、地クラブは大手メーカーに比べて飛ぶと言われてきました。実際その通りです。いえ、でした。なぜならば、ドライバーには反発係数の上限が定められています。そのため、量産品の大手メーカーはその反発係数を上回らないようある程度余裕を持った反発係数のドライバーを作っていましたが、地クラブメーカーはその品質管理の高さから反発係数ギリギリのドライバーヘッドを作ることができ、そこに差が生まれていました。
が、技術というものは進歩するもので、テーラーメイドが「一度反発係数を上げた後上限ギリギリまで下げる」といったヘッドの作り方を発明したらしく、地クラブの強みであった反発係数争いに大手が乗り込んできたのでした。
前置きはこの程度にしておきましょう。橘ありすの個人的な話になります。橘ありすは全てのクラブが地クラブでした。が、この度ドライバーをエミリッドバハマeb-2からテーラーメイドSIM MAXに変えました。これまでのありすからは考えられないことで、「地クラブにあらずんばクラブにあらず」とまで豪語していたありすのまさかの心変わりでした。
ある日ありすパパから「SIMのドライバーいいぞ」と連絡があり、とりあえず試打をしてみました。どうせ大したことないだろう、バハマよりいいクラブなぞあるわけがない、と思っていたらなんとまあ、それがいいこといいこと。打感も良かった。飛ぶ。思わず購入しました。
そして昨日。実際にラウンドで使ってみたらとにかくどこに当たっても飛ぶ。曲がらない。あのクソ寒い中ヒールヒットで230y、トゥ側で260、芯で捉えたら280yを上回る飛距離を出してきました。技術とは進むものだ、なんて思ってしまいました。
悲しいかな、地クラブの中でも評判の高いエミリッドバハマは、SIMに完全に敗れました。地クラブに明日はあるのか。