橘ありす、クソ映画を観る。
橘ありすです。美少女小学生アイドルをやってます。
普段はブログで文章を書くことが多いのですが、みんながnoteなどというものを好んでいるという噂を聞きつけ、こちらでも執筆しちゃおうかな、なんて思ってしまったので。ええ。
ところでみなさんは運命を信じますか?いえ、別に怪しい勧誘とかではなく。ありすは運命論肯定者です。西尾維新さん著作の「戯言シリーズ」に登場する西東天さんを崇拝している面もありますね。全てのものに代替品が有り、起こるべきことは全て誤差はあれど起こる。なんとも素敵な響きですね。この考え方を元にして、ありすは日々生活しています。というのもまあ人事を尽くして天命を待つ、程度のものです。結果に一喜一憂しないことで精神の安定を図るわけですね。
ところがどっこい、このnoteのタイトルに戻ります。ありす、クソ映画を観る。
事務所でのんびりタブレットを触っていた時、こんな声が聞こえました。
「ありすちゃんを大人の女と見込んでお願いしたいことがあるんだけど」
ほう、ありすを大人の女性と。素晴らしいですね。ふんす。ありすは立派なレディですから。なんでも引き受けましょう。
その声の主は速水奏さんでした。
手に持っていたDVDと、怪しげな笑みを浮かべてありすの横に座りました。
こんな表情で話しかけられたら断れませんよね。たとえ持っていたDVDがデビルシャークでも。
デビルシャークでも!!
デビルシャークでも!!!
一緒になぜかついてきた浅利七海さんと三人で観ることになりました。その感想文です。コロナウィルスの影響で長くなった春休みの宿題と、これから映画を観る方への警告です。
デビルシャークはやめておけ、と。
デビルシャークとは?
観るストロングゼロ、懲役70分の悪夢、クソに失礼、実写版ドグラ・マグラ、などなど。形容し難い観るのもおぞましいなにかです。これは冗談でもなんでもなく、観ては行けません。面白半分で観たら確実に死人が出ます。観たら最後、70分後には生まれてきたことを後悔します。(ドグラマグラ、面白いですよね。ありすは好きです)
あらすじ
さて、ここでありすは悩みます。そもそもこの映画のあらすじってなんだ?粗筋?筋なんてものがこの映画にあったのか?最初から最後までありすは頑張って観ました。しかし話が理解できない。というか何が起こったのか、もはや謎です。ほんと謎。だれか解明して?
考察
というわけでありすはここでデビルシャークを考えます。デビルシャークとはなんなのか?これはそもそも映画なのか?この文章を読むことで少しでもデビルシャークを観る人が減るように、犠牲者を増やさぬように。デビルシャーク内で起こった事件とそれを踏まえたありすの考察を述べます。人類をデビルシャークから救うのはありすしかいない。
まず大まかなデビルシャークの流れです。
13人の子供を殺したシスターが湖で女性に詰め寄られるも、その女性を刺殺。湖に死体を流して悪魔にお祈り。
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一年経過、女子3人組が湖で遊ぶ。そこで謎のサメCGがカットイン。
基本的にこの映画はサメが人を襲う映像が無いので、これが出てきたら「あー、人襲ってんだな」と脳内補完しましょう。
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病院に運ばれるも、傷1つ残らず奇跡の復活を遂げる女子。(もちろん襲われた際も傷なんてついてません)しかし退院後も様子がおかしく、なんか水場を好むように。
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場面が変わって謎の心霊番組の撮影が始まります。女性霊能者的な人が湖の悪魔と交信して迫真のブリッジをかまします。
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場面が変わって襲われた女性がヒッチハイクで男性を釣って湖に放流。サメが襲います。CGです。
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場面が変わって神父が登場。弟が死んだと連絡。多分ヒッチハイクに釣られた男性と思われます。
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再び心霊番組の撮影場面へ。なんか真面目な女性が登場し「サメの仕業だわ!」だのなんだの捲し立てて退場。
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再び神父へ。なんかスマホを眺めてました。
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場面が変わって謎の女性3人組が降霊術を行います。血の涙を流しながらエクソシストってました。サメは出ず。謎シーンです。
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サメ大好き女性がサメのフィギュアで遊ぶシーン。公園でやってます。そこにサメに襲われた水場が好きになってる女性が来てサメトーク。サメフリークがプールに誘い、襲われる!というところでベッドから起きる水場好き女子。
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またもや心霊番組。エクソシってる時にカメラマンが逃走。
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心霊番組に抗議した女性、心霊番組でエクソシってた女性霊媒師的な人にゲロをぶちまけられる。登場しないので死んでいる可能性。
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場面転換、謎のランニングおじさんが謎のおじさんの前を横切り、湖畔に打ち上げられた死体を見てゲロ。「いい身体だ、死体でもf××kできるぜ」などと供述。
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女子高生のリーダー的な人がパワハラで湖に女子二人を入れさせる。もちろん襲われる。ちなみに膝下くらいにしか水が無いところで。
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場面が変わって神父再登場。襲われた水場好きの女性の家に行くもストーカー扱い。悪魔払いへ。
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よくあるアメリカの小さな遊園地で水場好き女性が彼氏とその浮気相手を襲撃。神父が水場女性を縛りつけ、悪魔払い開始!
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悪魔払い初心者の神父、ゲロを吐かれる。悪魔と交渉して女性から神父に乗り移るも、空からサメが降ってくる。二人とも死亡か。
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場面が変わって初登場の女性が湖畔で日光浴。それを撮影する謎の男性。めっちゃ写真撮る。撮るだけ撮って特に何もなし。誰。冒頭に登場したシスターが女性を刺殺。悪魔万歳!って言ってたら冒頭に刺殺された女性が謎の生還を果たし湖にシスターを引き摺り込んでサメ映像。
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最初に襲撃された女性3人組の残り二人が湖に。水着になった女性が湖に飛び込んだ後、サメになってもう一人の女性を襲撃。
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エンドロール…と思いきや中盤に出てきたサメフリーク女子が水族館でサメを眺めて人形を物色する映像が謎に10分くらい流れます。そのあとゲロ。
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エンドロール。その最後に女性霊媒師が迫真のゲロ。
以上です。異常ですね。はい。マジで話がわかりません。起承転結が無さすぎて話の盛り上がりが全くありません。ほんと謎の登場人物が多すぎてもうほんと話がまとまらない。
ここでありすはこの映画をこう考えました。エンドロールパート1の後に流れる謎の映像10分、これこそが真実であると。デビルシャークの本編と思われたあの映像はあのサメフリーク女性の妄想であったと。あの10分の映像こそが現実世界での物語であると。ではエンドロールパート2後の女性霊媒師ゲロはなんなのか?という問題が発生しますが、実はその彼女の妄想は実は現実で起きていたのであったという、ドグラマグラもビックリのオチだったのではなかろうか。そしてそのサメフリーク女性こそ、サメ映画を愛してやまない、ありすの隣に座っていた速水奏だったのではないかと、そう思うのです。
いかがでしたか?これからの人生、皆さんがデビルシャークと無縁の人生であることを心からお祈りし、この文章の終わりとさせていただきます。
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