本所防災館の自然災害コースに参加してみた
そなエリアでは、タブレットを使って再現被災地を歩く東京直下72h TOURというのがありますが、再現被災地はฅ(º ロ º ฅ)オォッ!!と思うものの、あとはタブレットでクイズに答えるだけなので、期待していた体験とは異なりました。
なので、今回はガッツリと身を持って体験するべく、本所防災館の自然災害コースを予約しました。
東京直下72h TOURは1時間毎に開催されていて特に予約は不要ですが、防災館の体験はWebから予約が必要です。
今回は13時からの回を申し込んだので、錦糸町から時間に合わせて向かうよりも、その前に浅草散策してバスで向かおう!という事にしました。
錦糸町駅からは700m程ですが、若い人なら7~8分、お年寄り・子供なら10~12分ほどかかります。
押上駅からだと550mと錦糸町駅からよりは近いです。
春か夏あたりにも浅草は訪れたはずなのですが、仲見世の店がガラッと変わっていることにびっくり!
こんな店なかったよね?というお店がいっぱいでした。
さて、浅草から都営バスで向かうのですが、バス停が分かりにくい(笑)。
雷門からですと雷門を背にして左側に進みます。
分かりやすくと浅草金うんこ(ひどっwアサヒグループ本社)の方へ進みます。
水上バスの方ですね。
信号を渡って左折します。
手前車線は屋根もないのでバス停を本当に見逃してしまいますが、12番バス停は屋根があるので見つけやすいです。
錦糸町駅行きのバスに乗って「横川三丁目」で下車します(6つ目の停留所)。
途中、スカイツリーを通り過ぎます。
横川三丁目についたら、そのままバスの進行方向へ進みます。
信号の向こうに交番が見えます。
信号を渡って、2つ目の道を左に曲がると本所消防署が見えるので、その奥(電話ボックスの奥)が防災館になります。
防災館に入って左側に受付がありますので、そこで名前を告げると、集合場所を教えられます。
1階の奥(玄関入って真っ直ぐ進んだところ)に無料ロッカーがありますので、スマホとハンドタオル以外は入れておくと良いです。
館内に給水機がありますので、飲み物は持ち歩かなくても大丈夫です(持っていても体験中は置く場所はあります)。
あ、服装ですがロングスカートとか長靴にしまえない服装は止めましょう。
暴風雨体験で濡れます。
裾を上げた方がいいと洗濯バサミを貸し出そうとしていましたが、その方は留め上げていなかったので、裾がビショビショになっていく様を後ろから見ていました。
1階 都市型水害体験コーナー
浸水高さが10、20、30cmと選べます。
小学校低学年だと10cmでもビクともしませんが、高学年だと何とか10cmは開けられる感じです。
大人の女性ならは20cmでもまぁ余裕なので、大人なら30cmは問題なく開けられると思います。
これが間違っていた!
先程の感覚で30cmを選ぶと女性ではピクリともしません( ̄▽ ̄;)
男性でも30cmだと開けきれず、20cmが限界です。
こちらは小学校低学年でも10cmは開けられていました。
体験したお年寄りがアキレス腱断裂、肉離れを起こして救急搬送されたのはよく分かる重さでした。
大人は車は30/20cm、ドアは20cmでトライするのが懸命です。
地震体験は3歳から可能ですが、子供は震度6弱までの体験となります。
大人は震度7と実際に起きた新潟地震と北海道胆振東部地震の再現も体験出来たのですが、北海道地震の方はガッチリ体型の男性ですら吹っ飛びました!!!!!!!!!!
新潟地震は下から突き上げるような感じでしたが(私はこちらを体験)、北海道地震は横揺れが激しい!
とりあえず新潟地震は目が回って、歩くとふわふわしていました(笑)。
煙体験はリーダーとサブリーダーが求められます。
リーダーになった方は、非常灯の場所や数をチェックしておきましょう(正解は5つです)。
サブリーダーは最後尾でドアを閉める係です。
最後に真っ暗の部屋にたどり着きますので、右手は絶対壁から離さないように進みましょう。
これ、大事。
出口が分からない時は、右手で壁を伝っていくと最後には必ず出口にたどり着きます。
あ、左手でもいいのですが、今回の体験では左手はタオル、右手は壁という指示があります。
因みに迷路とかで右手の法則、左手の法則を重ねると全ての道を通ったことになります。
さて、メインイベント!暴風雨体験です。
こちらも子供と大人では風力・雨量が違うのですが、子供の場合30mm/hの雨と、10m/sの風との体験になります。
さて重要なのは、暴風雨体験のみ小学校1年生以上でないと体験できませんのでご注意ください。
コンタクト着用の方は体験中に目を開けてはいけないと注意されます。
娘に感想をきくと「台風の時くらいでそんなに激しくなかった」とのことでした。
さて、大人はどうなのか。
冬に行くものじゃないな、と感じました(笑)。
とにかく水が冷たい!
暴風に関しては、日常生活での方がもっと強い風を感じることがある気がすると言った感じでしたが、雨に関しては体験したことの無い激しさでした。
頭の角度がいけなかったのか、首元から若干水が入り込んで顔に滴ってきました(笑)。
どうやら顔を下に向けすぎてもいけないようです(その代わりメガネは全く濡れませんでした)。
雨合羽の写真を撮れば良かった!と後悔(検索してもその良さを伝えられる画像を見つけられず)。
内部チャックが分かれていて、脚部分は下側にむかって閉め、股下あたりから(股下のスナップボタンあたり)上に向かって閉め、更にスナップボタンで留めます。
足元は膝上まで上げるカバーです。
重さはあります。
暴風でもまくれ上がらないので。
チャリ通のときにめっちゃ欲しい!と下の売店で聞いてみたら、体験用の特注品だそうです。
無念……。
いつかロゴ入りでオリジナル合羽として販売してもらいたい逸品です!
似たような商品は無いかと探してみたら、靴も覆える良さげな物を発見!
カジメイクという会社から1000円ちょっと程のお値段で発売されているのですが、あともう少し長さがあると尚良いのに!(というレビューもいくつかありました)。
防災館のものは膝上までありました。
ただ、こちらの商品は靴まで覆えるので、長靴を履かなくていい利点はありますね(職場で長靴だと働きにくいので、私はシューズカバーを使用していますが、脱着が面倒くさいです)。
HPでは濡れる可能性があるのでタオル持参が推奨されていますが
・長袖は予め袖をまくっておいて、合羽の手首部分をしっかり締め留める
・ロングヘアの人は三つ編みでしっかり結び、前髪がある人はピンで留める
・首元が濡れる可能性があるので、予めハンドタオルを首の後ろに当ててからフードを被る
・ロングスカートなど丈の長い服は着て来ない(デニムなど、長靴にしまいやすいパンツスタイル且つ丈の長い上着にしない)
・目を開けたい人はコンタクトにしない
これでバッチリです!
1時間45分のコースでしたが、何だかんだと2時間ほどかかりました。
暴風雨体験コーナーの右側にあるお風呂みたいなのは何なのか?と思っていたのですが(暴雨量でも確認するため?)
VR被災体験の時に入るようです。
VR被災体験は30分程度なので、1時間ちょっとかけて行ってその時間は物足りないかな。
因みに立川防災館は選択式だそうです。
平日は4つ、休日は3つまで体験出来るそうです。
今度こちらにも行ってみようかと思います。
池袋防災館も同じような感じのようです。
暴風雨体験、都市型水害体験ができるのは本所防災館のみなので、是非体験してみてください。