サンタエールさんSSs
はじめに
勢いって大事だけど自由気ままにやりすぎて意味不明だと思う。
ネタ系SSsだよ~やったね!中身?ないよ!!
とりあえずすいません。とだけ言っときます。
前回までのあらすじィ
あたしは棗いつき。目を覚ましたら白い空間にいて。
そこにはなゆたさん、なくちゃも連れてこられていたの。
どうやら二人ともあたし同様に直前の記憶がないみたいで何ひとつわからないこの状況に悩んでたら謎の人があらわれて…
”日常に戻りたければこの世界を担当するサンタとしてプレゼントを配ってもらいます OK?”
「いやd…」『『おっけ👍』』
ノリのいい2人と有無を言わさず連行されるあたし。そして空飛ぶソリで羽ばたくらぷり。こうして代理でサンタをすることになるのでした。
◇Start-らぷり- Ⅰ:never round
ここは空想に満ちた円土の中心地。
きっとこの世界に訪れたのなら誰もが通る場所なのだろう。
そんな世界を見降ろす山の頂上付近を旋回しながらあたしたちは世界を見渡していた。
🔴「えっと、もらったリストによるとこの区域の対象者は5人の子供たちだって」
🔵「きっとその子たちの名前はエボ、エボ、エボ、エボ、エボだね!!」
🟡「絶対に違う。いや…子供のまま年齢が止まってるからある意味あってるけどね」
そんなやりとりを交わしてるとピーターパンたちの方から迎えに来てくれたためここでの仕事は終わる筈だったんだけど、敵対勢力の海賊たちとひと悶着ありまして…お約束の返り討ちにした後に船の残骸と妖精さんの魔法でソリを増やしたあたしたちは手分けして各地に散らばるのでした。
※以下各地の状況をダイジェストでお送りいたします。
◇Ⅱ:ハーメルンの笛吹 side-なゆた-
さてさてお次はハーメルン。
しかし町中の子供たちが復讐で連れ去られたこのままではサンタの役目が全うできない!?
🔴親御さんたちは不安よな。なゆた 動きます…!!
しかしなゆたに秘策あり。山の岩戸の眼前で歌えや踊れや笑いさざめけば。
観念したのか笛吹き男。子供たちとともに現れ出でて。
互いで赦し合った後、皆で宴に興じましたとさ。めでたしめでたし。
🔴あ、プレゼント配り忘れてた!!
◇Ⅲ:三匹の子豚 side-なゆた-
確かここは肺活量自慢の狼がいた筈だけど…全然ね。
🔴私だったらもっと早く強く吹き飛ばせるわ!!
なので なゆたP直々に指導しました。
そしたらあら不思議。最初は藁でさえいっぱいいっぱいだったのに今ではレンガすらも吹き飛ばしてしまいそうな次元まで成長したではありませんか。
しかし、プレゼントの相手が子豚の兄弟たちなので勝ってもらう訳には行きません。惜しみながらも煙突に(🐺👍Ⅰ'll be back)沈んでいく生徒を見送った後、目的を果たすのでした。煙突?扉があるならその必要はないわ。
by なゆサンタは慌てない
◇Ⅳ:人魚姫 side-なくる-
ここは対象外ではあるけれど人魚姫と聞いたなら。
居ても立っても居られない。
人魚の入江で情報を得て気持ち高らかに趣けば。
そこにいたのは恋に敗れた一人の乙女。
全てを身投げるその背に向けて声をかけたのは情け故か。
🔵あなたが落とし殉じるのは初心な恋?それとも禁断の愛?
🔵まだ諦めきれず彼の者を求めるのならこれを…
箱の中には禁の刃。振るえばきっと総てが変わり終るだろう。
しかして結末はなにも知らぬまま。次の地へ向かうのでした。
◇Ⅴ:白雪姫 side-なくる-
鏡よ 魔法の鏡よ 世界で一番美しいのは…
🔵な゛く゛ち゛ゃ あああああああああああああああああ(ドゴォォォォン)
瞬間、鏡を粉砕しながら城壁の向こうから飛び込んできたほよが1人。
そう、それは紛れもなくなくちゃぁぁぁぁぁ!!
🔵およ?第一村人じゃなくて王妃様?
侵入者?不届きもの?否ほよは自由人なり。
ピンチに臆することなくほよは鏡の精だと言いくるめました(クリティカル)
🔵あと一番美しいのはね~赤ずきんちゃんだとおもうな~(適当)
そんなこんなで白雪姫の未来も護りつつ王妃さまの力を借りてプレゼントを配り終え次に向かうなくちゃなのでした♪
なにか大事なことを忘れてる気がするけど、まぁ大丈夫だよね~♪
◇Ⅵ:赤ずきん side-いつき-
いつきです…流されるまま送り出されて着いた森で迷いました。
初めての地でナビなしは酷過ぎない!?赤どころかブラックじゃん!!
いつきです…現地で初遭遇した熊に追い掛け回されました。
歌では優しい森の熊さんでも冬の季節はその限りではないみたいです。
いつきです…熊から逃げ切ったと思えば今度は知らない猟師さんに狙われました。サンタ帽子のせいで赤ずきんちゃんと間違われてるみたいだけど
🟡いったい何があったんだ~~~(🔵ほよ?)
挙句の果てに逃げ込んだ先の民家で赤い頭巾の狼と鉢合わせするし!!
襲われそうな所を追ってきた猟師に助けられるし…
(プレゼント配りはいつキングクリムゾンしました)
最初からこんな有様で大丈夫なのだろうかと先が心配になるスタート…あぇ…
◈Ⅶ:不思議の国の××× side-いつき-
始めが過酷だったためそうゆう事態は続かないと思ってた時期が先程までありました。しかし…
❤サンタ!!まだあるだろう!?なあ プレゼント残っているだろうおまえ
全部置いてけ!! なあ!!!
女王陛下の性格を失念しておりました(吐血)
降伏したいのはやまやまだけどあたしだって日常に戻りたい。なので
🟡どぼじであたしばかりぃぃぃぃぃぃぃ!!
断るしかなく城中に轟く女王の勅命。夥しいトランプ兵たちとの理不尽なことこの上ない追いかけっこが幕を開け閉じるのでした。
束になり覆いかぶさるトランプの波に吞まれたいつきの明日は、どっちだ…!!(完)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◈ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◈
エピローグ
🟡うーん…寒っ!?
肌を包み込む冷たさに目を覚ませばそこはいつもの自室だった。
どうやら夢に魘されていたらしい。
内容は憶えていないけど結構振り回されたような疲労感と酷く寝汗が滲みこんだ部屋着とベッドシーツが補完するように物語っていた。
夢なんて大体いつも荒唐無稽なものだけどここまで魘されるとなると気になってしまう。いったい…何を見ていたんだろう?
🐈いつき~~!!目が覚めたんだね。よかった~~~!!
思考を遮ったのは機械混じりの大音響。出所に目を向ければ猫の頭みたいなもはや見慣れたろこたがいた。いつも厄介をかけられてるとはいえ心配をかけてしまったみたい。今回ばかりは罪悪感が…
🐈未来のテクノロジーを逆輸入してリラックスしてもらおうと特殊なパルスを試したら昏睡状態になっちゃてどうなることかと冷や冷やしたよ~~!!
でも無事に帰ってこられたみたいでよか…🟡👊!!
🟡やっぱりこいつはどうにかしないと…!!
結局お約束のような戦犯ネコに辟易しながらもまた日常が始まる朝はいつもより心地よく感じた。
さて、言い訳タイムの時間だ。
おい童話ならもっとあるだろうと思ったそこの君。その通り。
実は単純に私の中にあるストックが尽きたためキリが良い?(いや中途半端かな)ところで区切りました。本当はもう少しあるんだけどね。欲しい所まで少しばかり足りないことに気づいたのは日付が変わる少し前でした。
だったらこのまま許容範囲ギリギリまで走り切るしかないよね。
で、できたのがこの混沌!!笑ってもいいのよ?
結構楽しかったし。後悔はありませんので。
でも書き終わってみればなんだこれはと思う。うん…
ラプリ要素あったかなぁ…どう思います?
とりあえずもうちょっと童話を読み溜めることにしますね。
それはさておきアドカレも1/3が終わりましたね。他の方の記事に目を通す度に明日はどんなのが来るんだろう?って期待が高鳴る日々に改めてこの企画の素晴らしさを感じてます。出来はあれですけど参加できてよかった!!
それでは名残惜しいですが今回はここまで読んでいただきありがとうございました。残りみなさんも頑張ってくださいねノシ
---の国の鏡:ⅢⅩ◈
覆われていく視界と満たされる暗闇に呼応するように。
意識が遠ざかっていく。霞に消える朧げな意識の中で混沌とした巨大な黒い影と目が合ったような気がした。
END?