ホワイトハッカーって?高所得者プログラマー
こんにちは。アルゴリズミクス世田谷です。
今日はキャリアについて考える第2弾!
前回は、日本と世界とのプログラマーの給与について触れました。
今回は、同じプログラマーの中でのキャリアの話しに触れたいと思います。
ニーズ高まる「ITセキュリティコンサルタント」という仕事
プログラミングの中でも、一際重要視されるのは「セキュリティ」の分野です。データは世界中でフローする一方で、サイバーセキュリティーの分野については、悪用しようとしている人たちと、それを守ろうと活動する人たちの鼬ごっこが続いています。
今年2月、毎日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』に登場した登さんは日本で活躍するサイバーセキュリティのプロの一人。
キャリアという面で「ITセキュリティコンサルタント」という分野に特化すると、その年収は一気に200万円+以上、通常のプログラマーからアップします。さらに、米国の米国労働省労働統計局のデータによると、このITセキュリティコンサルタント関連の職種へのニーズは、2014-2024年の10年間で、18%も増えると言われています。
国内でも年収は海外並みのITセキュリティコンサルタント
最新の「経済産業省」と「みずほ情報総研株式会社」が開いた「デジタル時代の人材政策に関する検討会」によれば、日本国内でも、海外と並ぶ高額の年収を提示する企業が増えているというのです。
(出典:「デジタル時代の人材政策に関する検討会」資料より)
なお、米国の経済誌ビジネスインサイダーの記事よれば、25歳未満の若いプログラミングスキルに長けた若者たちが、数億円の収入を得る時代が到来しています。
彼らの仕事は、様々なプログラミングのエラーや、脆弱性を見つけ、修正すること。
例えば、Yahoo!は外部ハッカーたちに自身の提供するサイトの脆弱性を見つけさせ、それを発見したハッカーたちにリワード(賞金)を支払うプログラム「Bug Bounty Program(バグ発見プログラム)」を行っていました。
HackerOneという米国の企業を通じて、通称「ホワイトハッカー」と呼ばれる、プログラミングの世界で活躍するプログラミングのエキスパートたちは、企業・組織とつながり、より安全で、便利なオンラインの利用ができるような社会を作るための活動をしています。
世界で学べるサイバーセキュリティの専門学部
では、この分野のエキスパートになるには、どんなキャリアパスが必要になるのでしょうか。米国のコンピューター系専門のECPI大学のブログによれば、
①「サイバーセキュリティー」について学べる専門学部で学ぶ
②政府系または民間企業のセキュリティ部門の職につく
さらに米国であれば、「軍」に就職するというのも一つの手だと言います。軍の厳しいセキュリティ環境でのキャリアは、その後民間にいい条件で転職しやすくなるそうです。
US Newsの発表による米国の大学で、サイバーセキュリティ分野のトップ10大学は、
1位:Carnegie Mellon University
1位:Georgia Institute of Technology
3位:University of California--Berkeley
4位:Massachusetts Institute of Technology(MIT)
5位:University of Illinois--Urbana-Champaign
6位:Cornell University
6位:Purdue University--West Lafayette
6位:Stanford University
9位:University of California--San Diego
9位:University of Maryland--College Park
https://www.usnews.com/best-colleges/rankings/computer-science/cybersecurity
なお、イギリス、ロシア、スイス、ドイツ、エストニア、オーストラリアなどにも、この分野に関して評価の高い大学がありますが、サイバーセキュリティー分野について、プログラムを提供している大学の数については、米国が突出しており、選択肢の広さを感じさせます。
また日本国内でも、この分野で学べる大学は工学部や理工学部、情報工学部などで、電子通信大学、岡山大学、東北大学などが知られています。
プログラミングを英語で学ぶ価値
このように、プログラミングの世界では海外のフィールドの方がより多くの機会と可能性が広がっていることがわかります。大学で学ぶ選択肢を選ぶにしろ、実力を磨き大学に行く前にホワイトハッカーになるにしろ、エキスパートとして活躍する際に、言語として「英語」ができることで活躍の場が広がることは歴然です。
プログラミング言語という面でも、その多くが「英語」ベースで作られたプログラムです。Pythonも、もともとはオランダ生まれですし、Rubyは日本生まれです。しかし、より多くのユーザーに利用してもらうために、英語ベースに変わっていったと言われています。
ゲーム作りにハマりながら、英語の習得も一緒にするという合わせ技が、プログラミング学習なら可能なのです。強制的な学びではなく、楽しさの中で蓄積する知識を持てる。プログラミングは、繰り返しの作業をする中で、こうした「積み上げ」ができるようになります。
テレビゲームが好き、パソコンに興味がある。そんなお子さんの関心を一歩先に進めるなら、プログラミングという世界の扉を開けてみるのもいいかもしれません。
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