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介護保険外サービスを個人事業、フリーランスで行う過程③(地域調査の重要性)

こんにちはアルゴです。

この記事は前回
https://note.com/algo2020/n/n33504937bd9f
からの続きになります。


私自身、今はフリーとしてマンガや電子書籍を描いたり、受託業務をやったり、いろいろしているわけです。

おそらく本格的に事業をやり始めると、また忙しくなってしまうので、長年の夜勤や鬼残業で疲労困憊になったカラダをしっかり休められる良い機会だと思います。

夜勤を月に8〜9回、ちゃんとした休みは月に3回程度という地獄の環境だったので、今こうして毎日規則的に生活できていることだけでもありがたく思います。

当たり前の幸せをかみしめることができただけでも、退職した価値はありました。


さて今回は
介護保険外サービスの地域ニーズや、その地域で事業が成功するのかについて考えてみます。

地域のお年寄りが一番困っていることは?(一般高齢者、要支援レベル)

タヌ吉

私はサービスを個人事業化するにあたって、市役所や地域包括センターの職員から情報を収集しながら準備をすすめています。

その中で最初にとっかかりをしたのが、自分の住んでいる地域・・・つまり介護保険外サービスを提供しようとしている場所に、どれだけのニーズがあるのか?ということです。

私自身の「やりたい」という気持ちだけで事業がうまくいくとは思いません。やはりニーズがないものをいくら一生懸命提供していても仕方ないのだと思います。

近年、特養介護職として箱モノ介護しか行っていない自分は地域事情にうとくなってしまったので、市役所で情報を入手することにしました。

モデルケースがあればラクだとは思います。しかし、ネットでいろいろ調べましたが、私のやりたいようなことを個人でやっているという前例がなかったので、自分の足を使って調べるしかありません…。


どの市町村にも、介護保険事業計画や地域福祉計画があり、一定の期間で見直しが行われています。

私の市役所ではこういった情報が入手できるようになっており、このような分厚い冊子が販売やレンタルなどされています。

市町村によってはネットでも得られるかもしれませんね。

『介護保険外』に限らず、福祉サービスを提供するうえで、こういった情報は必要不可欠です。

どの情報も無駄なものはないのですが、中でも、その地域のお年寄りがどのようなことに困っているか・・・?を知るのはとても大切です。


私が調査した限り、自分の地域においては、一般高齢者、要支援者ともに電球の交換など簡単なことが困っているという結果になっています。

電球の交換について、訪問介護では日常の範囲を超えているものとして扱われ、やってはいけないこととされています。

しかし、一般高齢者や要支援の方は、

「・ω・確かに困っているけど、お金を払ってサービスを受けるほどのことじゃないんだよなぁ…」

という方も多いと思います。


ようは、日常的に困っているけど、介護のサービスは受けない。

こういったところに、安価で使い勝手の良いサービスを提供できれば・・・というのが私の計画です。


もちろん、うまくいくかわかりませんけどね。

でも過去に在宅サービスで働いていた頃、やはりこうしたニーズと介護保険に対する不満が多かったのを私は何度も聴いていたのです。

ここに着眼点を当てて、スキマを埋めるようなサービスを展開したいと、準備中です。

訪問系サービスの場合の注意点

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しかしいくらニーズのあるところに必要なサービスを提供しても、数をこなしていかなれば自分自身も食っていけません。

これに関しては他の記事でもよくお話しているのですが、今私自身がやっている他の収入源もあるし、失業保険を受けるかたわらハロワでパートの仕事も探しています。

でもいずれは事業にコミットしていきたいとは思っています。


事業を継続するうえで大切なのは地域の人口や人口密度です。

たとえば東京都新宿区の人口密度について。

人口は約340000人
面積は18.22k㎡ です。

そして

人口 ÷ 面積 = 18660 となります。

この18660という数字が人口密度で、この数字が多ければ多いほど、狭いところに人が密集していることになります。

ちなみに新宿区は日本の人口密度・市町村ランキングで8位です。

参照↓


逆に面積が広くても、そこに人が密集していないと、安いサービスを多くの人に届けることが難しいということになりますね。

たとえば面積が2177k㎡で日本一の広さをほこる岐阜県高山市。

しかし人口は84000人ほどです。

新宿区の100倍以上の面積ですが、人口は新宿区の1/4に満たないのです。

もちろん面積には人が住んでいない地域も含まれますが、おそらくこういったところでサービスを提供しても、効率的なサービスは提供できないかもしれません。

人口密度の計算は介護保険外のものだけでなく、移動型のサービスには重要な数字です。


私の市町村はランキングトップ50位以内に入るほど、人口密度が高かったので、それが何よりの幸運でした。

起業準備で終わったこと

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かくいう私はこの記事でお話したようなニーズ調査はほぼ終わっており、あとは各種手続きなどをするだけです。

明日市役所にマイナンバーカードを取りに行くので、それが終わったらいろいろ物事も進みそうです。

●ホームページの作成
●会計ソフトの選定
●収益のシミュレーション
●税金をなるべく払わないための仕組みづくり
●税理士の選定(決定はしていない)

などは終えました。

ホームページができたら営業もしやすいですが、名刺はまだ作成していません。その間に地域包括の友人を通じて少しずつ口コミで広めてもらっています。


それではまた。


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アルゴ@介護福祉士(フリー)
サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。