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J-Quants API への接続
J-Quants API
ご注意:2023/04/03 より正式に運用が開始されました。正式版の接続URLは、β版と異るので読み替えて下さい。なお β版の運用は、2023/04/10で終了とのことです。
(正式版のリフレッシュトークン取得をChatGPTに聞いてExcelVBAに書き直した話は、こちら。)
東証が個人向けにデータ取得のAPIをβ版で公開しています。
取得できるデータは、
1)銘柄情報
2)株価情報
3)マーケット情報
4)財務情報
です。
株価情報は日足ヒストリカル情報ですが、画期的な試みだと思います。
API利用のサンプルプログラムもサイトに載せてあり、APIの構造もhttp+jsonで簡単にアクセスできそうです。
と思いながらも初心者の私は幾つか引っ掛かってしまいました(笑
接続の過程を備忘録もかねて書いて行きたいと思います。
リフレッシュトークンの取得
APIの仕様を開くと初めに「サービスへの登録とリフレッシュトークンの取得」をするように書かれています。
サービスへの登録はブラウザを使いホームページ上で行いました。もちろん人力です。
で、最初の課題「リフレッシュトークンの取得」です。
「リフレッシュトークン取得API」のリンクを開き、読みます。
>[post] https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_user
リフレッシュトークンを取得します
とあります。
pythonの公式サンプルプログラムは、
import requests
import json
data={"mailaddress":"<YOUR EMAIL_ADDRESS>", "password":"<YOUR PASSWORD>"}
r_post = requests.post("https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_user", data=json.dumps(data))
r_post.json()
となっていました。
私の環境ではrequestsが入って無かったので、urllib3で試しました。しかし知識がなく、urlに「data」部分をどう接続して送れば良いか分からず挫折。諦めてrequestsをpipでインストールしました。
Excel vbaでのAPI利用に課題が残ってしまいました。
追記 2023.05.19
ChatGPTに聞いてUrllib3で接続できました。記事はこちら。
Excel vbaでのJ-Quants API利用もできました。記事はこちら。
改めてサンプルプログラム通りのrequestsを使って実行してみました。
data={"mailaddress":"<YOUR EMAIL_ADDRESS>", "password":"<YOUR PASSWORD>"}
r_post_rftoken = requests.post("https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_user", data=json.dumps(data))
print(r_post_rftoken.text)
取得した返値は、
{"refreshToken": "eyJjdHkiOiJKV1QiL(長〜い文字列のため省略)9-p2UI9dKZqH9a7A9nR_g"}
とjson形式のテキストデータでした。
これで簡単にリフレッシュトークンが取得できました。
リフレッシュトークンは、これで良し!
次は「IDトークン取得API」です。
IDトークンの取得API
先ずは公式サンプルプログラム。
import requests
import json
REFRESH_TOKEN = "YOUR refreshtokenID"
r_post = requests.post(f"https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_refresh?refreshtoken={REFRESH_TOKEN}")
r_post.json()
サンプルコードをそのまま使って走らせたコード(前のリフレッシュトークンから続いています。)
REFRESH_TOKEN = r_post_rftoken.text
r_post_id_token = requests.post(f"https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_refresh?refreshtoken={REFRESH_TOKEN}")
print(r_post_id_token.text)
エラーが出てしまいました。エラーメッセージは
{"message": "Your refresh token may be incorrect or expired."}
うーん、なぜでしょう。
走らせたコードは、ほとんどサンプルコードのまま・・・のはず。
いろいろ試し、分かったこと。
リフレッシュトークンは、返されたテキスト全体の
{“key” : “value”}
ではなく、
“value”
の値のみでした(""も不要ですからvalueですねw)。
コードを書き直しました。
dic_rftoken = json.loads(r_post_rftoken.text) # 辞書型に変換
REFRESH_TOKEN = dic_rftoken.get('refreshToken') # リフレッシュトークンのvalueを取得
r_post_idtoken = requests.post(f"https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_refresh?refreshtoken={REFRESH_TOKEN}")
dic_idtoken = json.loads(r_post_idtoken.text) # 辞書型に変換
str_idtoken = dic_idtoken.get('idToken') # IDトークンのvalueを取得
print(str_idtoken)
これでJ-Quantsでデータを取得する準備が整いました。
今回のツボ
使うのは、返値の
{“key” : “value”}
ではなく、
“value”
のみ。""も不要。
分かってみれば当たり前ですね(笑
今回のコード(ログイン処理)
最終的なコードは、以下になりました。
import requests
import json
data={"mailaddress":"<YOUR EMAIL_ADDRESS>", "password":"<YOUR PASSWORD>"}
r_post_rftoken = requests.post("https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_user", data=json.dumps(data))
# IDトークン取得
dic_rftoken = json.loads(r_post_rftoken.text) # 辞書型に変換
REFRESH_TOKEN = dic_rftoken.get('refreshToken') # リフレッシュトークンのvalueを取得
r_post_idtoken = requests.post(f"https://api.jpx-jquants.com/v1/token/auth_refresh?refreshtoken={REFRESH_TOKEN}")
dic_idtoken = json.loads(r_post_idtoken.text) # 辞書型に変換
str_idtoken = dic_idtoken.get('idToken') # IDトークンのvalueを取得
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