安売りしない会社はどこで努力しているか? 村尾隆介
「小さな会社のブランド戦略」の著者の本。
安売りに逃げてしまいそうな経営者に向けて、安売りではない方法で生き残る、成長をさせることを目指すよう促す内容。
価格以上の価値をどう生み出し、提供するかを徹底して考えて商品やサービスに活かしていくこと。
会社のファンをどう増やすか、大企業ができないことを徹底していく。
価格以外でどうお得感を出すのか。
買う前の不安をしっかりと取り除けているか。
お客様を作る活動をしているか。
ポジショニングを決める。
OKとNGの明確なルールを定義する
会社の深みを伝える。
リピートの絶対条件、安定品質。
専門家になる、なのでこの料金と言い切れる
ファンは売った後のアフターフォローでできてくる。
ライフタイムバリューを意識し、将来の顧客をつくっていく。
正社員じゃなくても正社員のように扱う。
プライシングポリシーをつくって公表してしまう。
リッツカールトンは他社が10%のところをより高い15%のサービス料を取っているが、5%は社員の将来の教育に使っていますと名言をしている。
経営者にとって一番大切な数字は利益。利益を上げるということは「ありがとうの数を数えて、ありがとうの数を増やす」ことです。利益は「ありがとうを言ってもらった数」から「ありがとうを言った数」を引いた数字のこと。ありがとうを言った数より、自分が社会に貢献してありがとうを言われた数が多いほうが幸せ。ありがとうの数を数えるを意識してもらいたい。
会社訪問時に確認・質問すべきこと。
ミーティングの構成・内容。キーパーソン不在でも定例が決まった日時と内容で進められているか、スタッフがミーティングの目的を理解してること。
トイレのきれいさ・清掃ルール。オリジナリティが出る部分。おいてあるものに工夫を感じられるか。
植物のきれいさ、置き方の工夫。緑が元気で長持ちしている会社はスタッフが仲良くギスギスした空気感がない。枯れ葉の手入れもできていれば心に余裕があるスタッフが多い証拠。
スタッフルームの環境。スタッフをどれぐらい会社が大切に思っているかのあらわれ。
お茶の出し方、お礼の仕方。出し方にスタンスが現れる。社員がお茶出しの社員にどうコミュニケーションするかもチームに対する敬意や配慮が見えるところ。
これらを見ることで会社のポテンシャルや約束や礼儀、余裕、ディテールへのこだわりが理解できる。リーダーとスタッフの絆が感じられないと改善は難しい。
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