LIFE SPAN 老いなき世界 デビッド・A・シンクレア
医療業界に携わる経営者から、これは読んだほうが良いとオススメされていた本をようやく読むことができました。
老化・老いというのは自然現象ではなく病気なのだという研究を続けている第一人者による書籍。
老化の原因を徹底的に解明し、その原因をどう対策することで老いを止める、あるいは遅くする方法を研究してきている著者。そしてその先の未来はどうなるのか、平均寿命が伸びるだけではなく健康寿命が伸びる、最高齢が120歳だったのが150歳、さらに長寿へと進む未来。その時代に生きる人々が長生きをすることによる経済的不安、身体的不安、さらに人口増大による環境不安を解消できるような働きかけを今からしていくという投げかけをされています。
食べる量を減らす、間欠的断食、動物性タンパク質を制限する、運動する、寒いところにいて細胞に刺激を与える、暑さも良いといった生活の中で実践できる長寿への提案。
メトホルミン、NRやNMNといったNDAを増加させる治療薬の接種といった長寿に効果的なサプリメントや治療薬の向上的接種による若返り化の実施なども書かれていて興味深い。
著者が実践していることとしては
・食事のカロリーを減らす
・小さいことにくよくよしない
・運動せよ
・NMN1グラム、レスベラトロール1グラム、メトホルミン1グラムを毎朝摂取する
・ビタミンD及びK2の1日推奨量を摂取し、83ミリグラムのアスピリンを服用する
・砂糖、パン、パスタの摂取量をできるだけ少なくする、デザートを止める
・1日の1食をどれか抜くか、少なくてもごく少量に抑える
・数ヶ月に1度血液を採取してバイオマーカーで分析、どれかが最適値をはずれていたら食事や運動を通じて修正する
・毎日できるだけ歩く。サウナで過ごし、水風呂に浸かる
・植物をたくさん摂取し、ほかの哺乳類はなるべく口にしない。運動したときには肉を食べる。
・電子レンジにかけたプラスチックや過度な紫外線、レントゲンやCTスキャンを避けている
・日中と就寝時は涼しい場所にいるようにする
・BMIを最適の範囲内に保つ
といったことである。
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