モチベーション3.0 ダニエル・ピンク

モチベーション2.0と言われている報酬や対価を与えることでやる気を出せることが正しいアプローチではないということを教えてくれます。

アメとムチがうまくいく、つまりモチベーション2.0が機能するのは単純作業の場合のみ。創作仕事には一切向いていない。

ルーチンワークかどうか? → YES

やりがいを増やして多様化させることができるか? → NO

この場合は報酬を利用しよう。

そうでない場合、公平な賃金を保証し、自律性、マスタリー、目的という3つのテーマで動機を長期的に保つ環境づくりに焦点を合わせる。

交換条件付き報酬はほぼすべての状況で避ける。

予期しない、条件のつかない、思いがけない報酬を検討する。例えば称賛やフィードバック、相手に役立つ情報など。

内発的欲求をエネルギーとする、活動によって得られる外的報酬ではなく、活動そのものから生じる満足感と結びつくタイプ。

こういうタイプは後天的に作れる。タイプXを凌ぐ成果をあげる、金銭や他社からの評価を軽視しているわけではない。再生可能であり、満足できる状態をもたらしてくれる。

自律性

自由に好きなように仕事をする。課題、時間、手法、チーム。この4つに自律性をあたえられたとき、モチベーション3.0が湧き出てくる。

マスタリー

価値のあることを上達させたいという欲求。マインドセット(心の持ち方)、苦痛である、そして漸近線的である、これら3つがマスタリーを目指すためのキーワードとなる。

目的

目的という動機は目標、言葉、指針からできている。

個人向けツール

自分を一言で表す文章は?

昨日よりも今日は進歩しただろうか?

長期休暇を取る

自分自身の勤務評定を行う。小さな目標、大きな目標。大きな目的の何に日々の業務や小さな目標が寄与しているかを理解する。

10年間同じことしかしていなければ実力はあがらない。毎日少しでも向上することに全力を注ぐこと。

反復すること。

批判的なフィードバックを絶えず求めること。

改善すべき点に厳しく焦点を合わせる。

訓練の過程の精神的、肉体的疲労を覚悟する。

会社向けツール

20%ルールを適用してみる。

思いがけない報酬を推奨してみる。

自律性のチェックをする。課題、時間、チーム、仕事の手法に対してどのくらい自律が認められているのか。

コントロールを手放す。目標設定を一緒に行う。支配的な言葉を用いない。時間を確保する。

目的は何かと問いかける。

快適に参加できる環境を整える、ユーザーに自由裁量を与える、オープンシステムを保つ。

フェデックスデーを設ける。

タイプIの報酬とは。

内外ともに公平さを重んじる。

平均より高い報酬を与える。

複雑な評価指標を用いる。

子供に対して

小遣いと家事の手伝いを結びつけてはいけない。

頭が良いと褒めるのではなく努力や取組み方を褒める。具体的に褒める。きちんとした理由がある時溜め褒める。

大局的見地を与える。学んだことをニュースの出来事に当てはめて見るようするなど。

フィットネス

自分の目標を設定する。

トレッドミルは止める。

マスタリーを念頭に置く。

正しいやり方で報酬を与える。


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