畳み人という選択 設楽悠介

広げた風呂敷を実行に移すというスキルはどこに言っても通用するコアなビジネススキル。アイディアは実行してこそ価値を生むものだから。

広げ人のアイディアをはじめは一緒に面白がること。そのアイディアは簡単に実現できそうにないからこそ、そのビジネスアイディアが大きな価値を含んでいる可能性が高い。そしてアイディアの共犯者になって軌道修正できるポジションを取る。

広げ人は朝令暮改でよい。アイディアを世の中に合わせて軌道修正し、いかに成功できる確率を高めるかが大切。広げ人のことを世界で一番理解しようと努めること。広げ人を観察し、その思いの裏側に想像力を働かせる。広げ人の一番の理解者になる。不安や迷いを受け止める。プライベートにも敏感になり、広げ人の精神を支える役割を担う。

常に自分はチームにおいて一番冷静でいようと心がけること。

成功もトラブルもより大きいものを経験しておくことで冷静に判断できるようになる。トラブルを好物にすべき。経験を得る。起こってしまったトラブルは経験になると考えて前向きに対応する。

リスクを察知する力。様々なリスクを想定して動く。最大のリスクだけ広げ人に認識してもらう。瑣末なリスクを逐一報告して貴重なリソースを割くことは避ける。

広げ人が立てた旗までの道のりを作り整えるのが畳み人のしごと。1つのアクションに対して少なくても5つぐらいの選択肢を想定しておく。あらゆる選択肢を想定して広げ人に提示し、アイディアの熱を冷まさず実行できるようになる。

仲間を集めるときはスペックよりも伸びしろを最優先に考える。スキルよりも共感がプロジェクト成否を左右する。共感とやる気が原動力。ここを重要視。

メンバーが今の職場で働く目的を理解する。その目的と会社やプロジェクトの目的と方向性が重なる部分はないかをじっくり考える。今の仕事が本人の望む目的に繋がる可能性があることを示してあげることが賢明。

理想を100%実現するチームはできないことを自覚する。100%に近いチームをつくるに変える。今のチームで最大限のパフォーマンスを上げることを目標にする。理想のクオリティをさげてもチームメンバーに仕事を任せていく。経験を積めば仕事のクオリティは上がっていく、その積み重ねがチームを強くし結果的にチームのパフォーマンスを上げてくれる。

広げ人の熱量をチームに伝え続ける、ビジョンをメンバーの仕事に具体的に当てはめて伝える。

現場の一番の理解者になる。広げ人とチーム、常に中立の立場を取るべき。広げ人の頼れる右腕、チームメンバーからはよきお兄ちゃんであるべき。メンバーからなんでも打ち明けてもらえる関係を築けるようになることがベスト。

日々の仕事で発生する中小規模の意思決定は畳み人のしごと。どの程度の予算と事柄は決めていいかを広げ人と合意形成しておくこと。意思決定をしてくれることが良い上司の判断ポイント。

Howをチームに伝えるのが仕事。マニュアル化、動画、仕組み化してどんどん任せていく。

リスクに敏感であれ、あらゆる、もしかすると、を想定しましょう。ちょっとした違和感を重視する。報告に一部違和感がある、曖昧があるなど、双方の言い分が違うなど入念にヒアリングする。コミュニケーションのズレを察知する。

ケアレスミスはチェックやバックアップ、代替する仕組みを考えておく。そうするとここで事故が起きそうと、あなたのアンテナが気付けるようになる。

成功はチームメンバーの手柄、失敗は自分の責任。

嫌われないこと。流れるようなコミュニケーションをすること。あいさつ、お礼を言う、相手の名前を呼ぶ。

報告や説明にはくどいぐらい主語をつける。

指示の本当の目的と意図に想像力を働かせる。

相手のことを考える、相手のその先にいる他者のことまで想像する。

自分の業務スピードを把握する。

会議や打ち合わせは30分で終わらせる。

作業は1秒でも短くさせる。

予定にはクッションタイムを入れる。

視点は内ではなく外へ

いい人でいようとするな

仕事はどんどん人に振れ、事務作業はどんどん任せる

良い畳み人を見つけよ

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