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Copper

StanleyにあるCopperという日本酒バー。

2年ぐらい前からずいぶんとお世話になったお店でした。

ラストオーダーが終わっているにもかかわらず、食べたいというとオーナーが料理を作ってくれて、獺祭と一緒に美味しく飲みながら、ビジネスパートナーといろいろな話をしたものです。

通い始めた頃は遅い時間でもこのお店はいつも流行っていました。

一方で自分たちのビジネスは伸び悩んでいた時期でもあり、どうやってここから復活していくのかを様々な視点からディスカッションしていたものでした。

うまくいかないことがあって、諦めそうになっても、笑いながら立ち上がって次の手を打っていく、そういう話を何度も何度もしてきた思い出の場所でした。

そんな大切なお店が今月で閉店だそうです。

ここ1年ぐらいは遅い時間に来るとほとんどお客さんがおらず、早めに閉店していることも多く、来たくてもなかなか来れなくなってしまっていました。

そんなことも続いて、数ヶ月から半年ぶりぐらいに来たところ、閉店という話をオーナーから聞かされました。

ここしばらくの雰囲気からすると、やっぱりなと思う反面、寂しさがあります。すでに4軒目でだいぶ酔っていたのですが、いつもの獺祭をお願いして、最後の獺祭を楽しませてもらいました。

皮肉なもので、ここで色々と議論して倒れても起き上がり、しぶとく執念深く戦ってきた我々は、今かなり強いチームになることができてきました。まだまだ成長できる余力があります。そのきっかけを与えてくれたお店が閉店してしまいます。2年前とは状況がまったく逆になっていて、これもビジネスの世界の流れの速さと、諦めずに継続することの大切さがまざまざと感じられた瞬間でもありました。

改めて気を引き締めて、当時の気持ちを忘れること無く、精進しつづけようと心に誓いました。

オーナーの彼女もとても気さくで気が利く人で、付かず離れずというか、我々のようなタイプにとってはとても有り難い存在でした。彼女が次にどういうチャレンジをするのか、楽しみにしていたいと思っています。


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