起業の天才 大西康之
8兆円起業リクルートを作った男 江副浩正
リクルートの人々と接することや一緒に仕事をすることがこの5年で大きく増えてきた。
2000年ごろから大学生の採用でリクルートという会社の人々と接することはあったのだが、就職活動をまともにしてこなかった自分にとってはよくわからない会社であり、かのリクルート事件で何かやったんだろうなという会社という印象が当時は強かった。
社会人になって
・営業の会社
・元気な人が多い会社
・採用支援の会社
という印象を持ち、スタートアップを始めて営業に元リクの人がくると、体系だてた営業できるんだろうなという印象をもっていた。
それがここ5年、特にこの2年は密度濃く元リクの人々と接してきていたので、
・起業家精神があり
・人心掌握の術を組織的に教わってきている
・やっぱり営業の会社
・ビジネスエリート
という印象になっていた。
そんな会社がどんな創業者がつくったのか、どんな経緯で今があるのかを詳しく理解する470ページの大作でした。
・紙で始めたグーグルのビジネスモデル
・データセンター構想
・通信自由化への強烈なこだわりとネットワーク
・紙メディアからデジタルメディア
・クラウドコンピューティング
などなど1980年当時にこういった構想や事業への見通しを持ち、積極的に投資をしてきた先見性はものすごいものだなと感じます。
求人媒体から早々に不動産へとシフト、次から次へと新規事業を手掛けていく様子は、今のように自由があり、インフラが整い、多くのリソースを柔軟に活用できる時代ではなかった当時にこういった活動ができていたのは、想像できないほどのパワーと実行力だったのだろうと感じます。逆に規制も緩かったのかもしれませんが。
起業家として1度読むのはとても参考になりますね。
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