酒好き医師が教える最高の飲み方 葉石かおり
年齢とともにお酒が翌日に残るようになってきたかなと思って手にとった本。
コロナ以前は飛び回っており滞在先で毎晩誰かと食事する日々だったので摂取量も多かったのですが、移動がなくなり在宅が続く中で相当肝臓への負担やアルコール摂取量が減っていると感じていましたが、この本を読むとそれでも多すぎるような気がしてしまいます。
正直、最高の飲み方というタイトルですが、これを読んだら、飲む気を無くすというか飲み方変えないと本当に行けないなと強く感じさせられた。それだけでも価値があったと思います。
酔わないためにはアルコール血中濃度を急激に上げない。小腸に届くまでを長くする、そのためには油もの、チーズ、牛乳に加えキャベツなどのビタミンUを含む食品、タウリン、セサミン、そして水分。特に水分はアルコールの利尿作用で脱水症状になりやすいのでできるだけ飲むべし。アルコールと同じ量水を飲む。
純アルコール量=アルコール度数/100 x 飲んだ量(mL) x 0.8
1時間で分解できる純アルコール量は、体重 x 0.1、つまり体重50キロの人は5グラム、ビール中瓶の1/4、ウィキペディアならダブルの1/4程度となる。
飲む前にチーズなどを食べて二日酔い防止。タンパク質、ビタミンB1、食物繊維。
日本酒は1〜2合/日。
アルコール好きは飲まない人に比べて脳が萎縮する傾向がある。ただ、適量を守っていれば気にしすぎることはない。
飲んで大声で会話するのは避けるべき。
飲酒中は尿の色をチェックする。色が濃く、精霊になったら脱水かも。尿の量は飲んだ量の1.5倍になることもある。水を飲みすぎても低ナトリウム血症の懸念がある。塩分過多も注意。
未消費の9キロカロリーが1グラムの脂肪になる。
3人に1人が脂肪肝。純アルコール150グラム/週が適量。休肝日を設けても、どか飲みしていると意味がない。
週150グラム以上になると糖尿病リスクが上がる。ビタミンBが疾患リスクをさげる。レバーマグロ、カツオなどの赤身が良い。
飲んだ量の記録をつけること。
脂肪肝の人はウコンで肝障害になることも。
ビールの飲みすぎは翌日に響く。アルコール度数低く炭酸のものは吸収されやすい。
飛行機ではアルコールは飲むべからず。飛行中は低酸素状態になっている。通常より2割酸素量がすくない、酔いやすい、また酔って寝るとより低酸素状態になってしまう。機内は湿度20%で猛烈に乾いている。この状態でアルコールを飲んで体内水分を減らせば血液はドロドロ状態になる。水分を1時間に100ミリリットルとる。体重1キロあたり2ミリリットル飲む。
酔うと前頭葉の機能が低下して普段言わないことを話す、ここだけの話をしたがる。さらに酔うと小脳の機能が低下して運動のスムーズさがなくなる。
吐きたいときには吐く、ただし喉に指を入れて強引に吐くのはNG。胃酸による食堂のダメージが大きい。自然に吐く時は体が唾液を大量に分泌し食堂を胃酸や胆汁から守ってくれる。ニオイが強いものを嗅いだり、水を2、3杯飲みいに刺激を与えて嘔吐を促進するのがよい。
泥酔時の入浴は避ける。
飲酒が大腸がんのリスクを上げるのは確実。咽頭がんや食道がんのリスクも上がる。赤身肉や加工肉の接種が大腸がんのリスクをあげる。葉酸を積極的に摂取、ブロッコリー、ホウレンソウ、小松菜やフルーツ。穀物由来の食物繊維、ごぼうなど。BMI25以下必須、週150分の運動必須。40歳以上は年1度大腸がんの検診をうけること。
飲酒は乳がんの発症リスクを高める。肥満も要因の1つ。乳製品の関連性は証拠不十分。運動の効果もある。
焼酎と納豆で血栓対策。
赤ワインは心疾患に効果あり、カベルネソーヴィニヨン、ピークは5年、抗酸化作用が高い。男性はワイングラス2杯ぐらいが適量。
肌に良い日本酒は純米酒。
ビールは認知症に効果あり、苦いビール、中瓶1本程度ならOK。
寝酒、薬と酒、どちらもダメ。
歯茎をよく磨いて歯周病対策。入浴ダメ、毎日日本酒3合以上はダメ。
チェック表(目標飲酒量、何をどれだけ飲んだか、○✗表、休肝日とれたか、運動有無)をつける。
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