英語で教える
もうすぐ次のキブツに移ることになりました。移ることが決まったのは、キブツボランティアの最低限ルールである、「2カ月労働すること」と、わたしの代わりに新しいボランティアが来たからです。
彼女の名前はアナ マリア。コロンビアから来た31歳。
コロンビアではフードエンジニアをしていたそうで、”The” ラテン系で明るく、踊りとおしゃべりが大好きな女の子です。
キッチンのボスである、ソニアに「安全に、そして正しく清潔に」を第一に彼女にキッチンの仕事を教えるよう言われました。
実は、今まですでに3人の他のボランティアにキッチンの仕事を教えたのですが、それぞれ個性がありちゃんと動いてもらうのがなかなか難しいです。
たとえば、
・何かを取り除くのに自動カッターに自分の手を入れようとしたベン。(彼は実際チェインソーで他のボランティアの指を切りました。ちょっとだけ。)
・力仕事は得意だが、手先を動かす仕事は苦手なエミル.
・休憩と言って2時間消えるマキシム。
なかなか大変です(笑)
そして今回はアナに教えているのですが、フードエンジニアのアナは衛生管理と安全面がしっかりしています。しかしまだ英会話が不得意です。私の発音の悪さもあってなかなか会話が成り立ちません。
加えて良くありがちですが、わかっていないのに”イエス”と言ってしまうので、伝えた事と違うことをしてしまう。
それに対して私はとにかく実践して見せながら、彼女がわかったかどうか随時確認しなければなりません。
そこで思い知らされるのが、自分の英語のボキャブラリーの無さと表現のパターンの少なさ。どう言えば彼女が理解できるのかバリエーションを考えなければいけません。
教えるということで伝えることの難しさを感じます。日本語でも難しいのにそれを全て英語で完了させなければいけないのでこれもいい勉強になります。
※この記事は2019年5月7日に書かれました。