【イベントレポート】イスラエル&日本 オンライン文化交流会
7月30日(金)にイスラエルと文化交流会を開催しました。
今回のイベントは一般向けのイベントで、特に日本語と英語の練習も兼ねて行いました。参加者はイスラエル人が14人(途中退出3人)、日本人が3人。日本人が少なくて少し残念でしたが、こじんまりしていて話しやすい雰囲気ではありました。
以外と知られていませんが、日本文化が大好きなイスラエル人はとても多く、その中でも大半はやはり、アニメや漫画から入ります。その他にも日本の文学や歴史、武士道などに興味がある人もいたりと、日本Loverがたくさんいます。今回は日本語を勉強している人が多くいたため、せっかくなので日本語で交流してもらいました。反対に日本人は英語を話しました。
トークテーマは最近どちらの国も暑い日が続いているので「夏の風物詩」。風物詩という言葉は日本特有のものかと思いましたが、英語だと"Summer feature or tradition"。ヘブライ語だと ”מסורת (Masoret) ” 伝統と言うそうです。
さて、イベントは最初に自己紹介。ブレークアウトルームで3,4人に分かれて簡単な自己紹介と、「家族や友達と過ごした夏のバカンスで面白かった思い出」をシェアしてもらいました。
みなさん特別夏の思い出ではありませんでしたが、日本に旅行に行った時ににお寺でおじいさんおばあさんと一緒にメディテーションをした話や、おばあさんに箸の持ち方を手取り足取り教えてもらって恥ずかしかった話、などをシェアしてくれました。
次にイスラエルの夏について。日本人にイスラエルがどんなところか感じてもらうため、最初にイスラエルのビーチ文化について説明しているビデオを見せました。
日本人の参加者からは、「イスラエルって怖いイメージがあったけど、こんなに楽しそうだなんて知りませんでした。いつか行ってみたいです。」とコメントをもらいました。イスラエル人は「危ない」という言葉を聞いて、笑っていました。そのくらい、イスラエル、特にテルアビブは危ない目に合う事はそうそうないのです。
その後はまた別のブレークアウトルームに分かれ、イスラエルの夏について質問していきました。イスラエルでもスイカは夏にたくさん食べられるのですが、カッテージチーズと一緒に食べると聞いた時には驚きました!
また、イスラエルは地中海、紅海、死海、ガレリア湖4つの海(?)に接していること。淡水湖であるガレリア湖と、地中海と紅海では脱塩技術で淡水化することで飲み水を生成しているという事も教えてもらいました。
日本の夏に関しては次のビデオを見ました。
ビデオの中には風鈴や、スイカ、夏野菜、花火大会、お祭り、浴衣、かき氷など、これぞ日本の夏!が詰まった動画で、あるグループは動画をもとに話したり、各々、日本の夏について話していました。
イスラエルの大学生から「お盆は何をしているの?」と質問がありました。ちょうどテルアビブ大学の日本語のクラスで学んだそうです。私たちはお盆という言葉を知っていること自体にびっくりしました。「だいたいお墓参りするかな。」と答えてから、お仏壇に飾るきゅうりとなすの話になり、あれはご先祖様が馬に乗って来るから用意してるんだよ、と説明すると「なるほど~今わかった!」と、彼らの中では大きな謎が解決されたようで良かったです(笑)
色々と書きましたが、最後のアンケートにはほとんどの人がイベントに満足と、答えてくれて嬉しかったです。やはり、実際に聞きたい事や伝えたい事を学んでいる言語で話す難しさが、逆に力試しになって良かったようです。
今後、また言語練習にもなり、かつ、新しい他の国の文化を発見できるようなイベントを開催したいと思います。
イベント担当:池田