プリム祭
本日金曜日は【プリム】というお祭りが行われます。子供から大人まで仮装してみんな街に出てパーティ状態になるそうです。ハロウィンみたいです。
プリムは旧約聖書、エステル記が由来のお祭りです。
〜紀元前586年、当時のペルシア大王の王妃となったエステルというユダヤ人女性がいました。
王の高官ハマンは、エステルの叔父であるモルデハイが自分に頭を下げないことに腹を立て、ユダヤ人虐殺計画を企てます。
モルデハイがそれに気づき、エステルに頼みハマンの策略を王に暴露します。そうしてエステルはユダヤ人を救い、逆にハマンを死刑に追い込んだ、という話です。
なのでプリムはユダヤ人の絶滅を逃れたことをお祝いするお祭りです。
ちなみにその時期はハマンの耳というクッキーがお店に出まります。
今回は残念ながらわたしが都市にいないので、来年に期待です。
ちなみに、Lahavキブツでもみんな仮装して大騒ぎをしていました。
金曜の夜10時からはダイニングルームで大人のためのパーティ。次の日土曜の朝からは子供のための遊び広場が外に設置されました。
大人のパーティは最初は歌の演し物や仮装大賞などが舞台上で行われ、その後は飲めや踊れやのダンスクラブに早変わり!
18歳から入れる飲み放題パーティだったので、18歳未満のお子様たちは外から「中で一体何が起こっているんだ、、、」と興味津々で覗いている顔が可愛かったです(笑)
キブツの外から遊びに来ているという子も何人かいたので普段はあまり見ない若者が多くて新鮮でした。
今日は他の周りのキブツでもパーティが行われているらしく、みんな好きなキブツに行って踊っているようでした。
中にはロシアから移民して来た20歳のお男の子がいて、ひとりでイスラエルに来たけど今は彼女がいるから人生楽しいとラブラブのご様子。
一緒のボランティアで南アフリカから来た31歳のイミエルはそのカップルに「君もユダヤ人?」と聞かれて、「そうだよ。」と、、、え、わたし知らなかった(笑)まあ確かに出身地は答えてくれるけどあえて自分からユダ人とは言わないかな、と変に納得をしてしまいました。
2時までお酒をたっぷり飲み、ベロベロになりながらみんなでボランティア棟に帰宅。キブツに来て一番楽しい夜でした(笑)
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次の日は朝からキッチンで仕事。間違いなく二日酔いです。
一緒に働くイミエルを起こしに行くとやはり寝ていました。もう1人は仕事に行かないと拒否。雲行き怪しいです。
外は天気がよく、子供達が元気いっぱいに遊んでいます。バルーンのお城やトランポリン、玉入れゲームなどたくさん用意されていました。キブツでこんなに賑やかなところは見たことがないのでびっくりしました。
ランチが始まると今まで見たことがない人数がダイニングルームに流れて来ます。気分が優れない中、2人で必死に流れてくるお皿を洗っていました。そこに仕事を拒否していたフランス人のマキシムがリーダーにひっぱられて私と交代。用事があったのですが申し訳ない気持ちで退散しました。
普段静かなキブツが一変したので、みんながプリムを楽しみにする理由がわかったきがしました。
※この記事は2019年3月22日に書かれました。