ヨムキプール
イスラエルの祝日はどれも興味深く面白いと思うのですが、ヨムキプールは特に”異様な”ワクワクさを感じました。
最近新年を迎えているイスラエルですが、10月は祝日続きになり、8日の日没〜9日の日没までは「ヨムキプール」というユダヤ教の祝日になります。
ヨムキプールはヘブライ語で「贖罪の日」という意味で、この日には天が開かれ、神様に一年分の罪の許しを請います。
聞くとここ数日のエルサレムの嘆きの壁は人が溢れてすごいそうです。
私の住んでいるテルアビブは特に世俗的な人が多いのですが、この日だけはほとんどの人がシナゴーグに行き、断食もします。体の中を空っぽにして身をキレイにするそうです。
ルームメートは世俗派なのですが、自分自身を見つめるいい機会になるので好きだと言っていました。
敬虔なユダヤ教徒は断食の他に入浴もせず、男性は髭を剃らないし、女性は化粧もしません。
一般的にも労働することは禁止でビジネス・商店は閉店して公共交通機関も完全に停止。空港も閉鎖します。そして車の運転もダメ。
はい、ワクワクするとこココです!街全体すべてが完全に停止するので、道路が完全に歩行者天国となり、街中の子供が縦横無尽に自転車で駆け回るのです(もちろん大人も)。
この日ら道路すべでが通行止め。徹底してます。
やたらとヨムキプール前から自転車屋とおもちゃ屋が混んてるなと思ったら、子供たちはこの日の為に用意していたんですね。
わたしも日没後に自転車でテルアビブを走ってみました。
車を気にせず自由に走れるので爽快でした。子供たちも普段車が多いので危なくて走れないところを今日はテンションMAXで夢中で走りまわってます(接触事故とかもあってこれはこれで危なかった)。
テルアビブのビジネス街。車がゼロなので子供たちは全速力で駆け抜けます。
普段はこんな感じ。
ショッピング街ディゼンゴフ。
大人も外でまったり
海岸沿い。警察や緊急車両だけはもちろん動いてます。
だいぶ暑さが和らいできたので夜風も爽やかで気持ち良かったです。
※この記事は2019年10月に書かれました。