アシェン光について
ブックマーク消化2個目。こちらも日本語の検索結果はほとんどなし。詳しく調べるには英語圏のページを漁らないといけないけど、とりあえず概要だけ。
アシェン光とは、金星の夜側の領域で観測される光のこと。
古くは1643年に観測され、あのウィリアム・ハーシェルも報告を行ったそうだが、そもそも実在するかどうかも疑わしい現象のようだ。もちろんその現象を裏付けるような実際の写真は存在しない。
想像していたのは月面衝突閃光のような短い時間で起きる強い光かと思っていたが、詳しく調べるとどうやら持続的な淡い光のようで、月の地球照に近いものらしい。つまり、夜の領域が薄っすらと光って確認できるというわけだ。
現代では太陽からの紫外線によって金星大気の上部に存在する二酸化炭素が一酸化炭素と酸素に分離したときに発生する酸素の緑色の発光が原因ではないかと解釈されているようだ。
ただし、金星探査機などによる近代の観測ではまったく確認されなかったということだが、いずれ観測されることを期待して、覚えておくのもいいかもしれない。