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3つのホワイトボードで夫婦喧嘩が減った

国際結婚6年目のAlexです。さて、我が家は結婚当初から言い争いが絶えなかったのですが、子供ができてからはこれまでとは違う理由で互いにイライラすることが増えました。

最近になってホワイトボードを活用してケンカの回数を実際に減らすことに成功したので、今日はそれについて書いてみます。冷蔵庫に貼る、生活感丸出しのアイテムですが、夫婦関係改善の方がよほど大事なので気にしていません。

1枚目のホワイトボードは1週間の献立表

私たち夫婦はお腹が空くとイライラします。子供か?ってくらい、夫の場合は特にそれが顕著なんです。それを見て私もイライラしていました。

そんなときに、これから何を作ろう、材料がない、買い物行かなきゃ…と考えたり相談したりするのは至難の技。しかも夫は結構料理が得意なので、コンビニとかで買えるものには満足しません。はぁ。めんどくさ。

そこで我が家に最初にやってきたホワイトボードを使って、1週間分の全部の献立を決めることにしました。結果、メリットしかありませんでした。

①買い出しは基本週1回にして食費を月1万円以上節約できた
②食べるものが決まっていて材料も揃っているので考えることがなくて楽
③献立を考えるプロセスを一緒にやることでコミュニケーションが増えた
④1週間分を総合的に見て、バランスの良い食事を心がけるようになり健康になった

強いて言うなら、一番大変なのは献立を考えるとき。でも大体は前の週と同じものや、作り慣れているものにしています。良く食べる家族なのですが、最近は大目につくって2、3食分賄うことも増えました。

2枚目のホワイトボードは1日のスケジュール

コロナのせいで私も在宅勤務になり、夫はもともとほぼ専業主夫のため、家族3人で1日中家にいることが多くなりました。やはり一緒にいる時間が増えるとイライラしてきます。

1人の時間も欲しい。あれもしたい。これもしたい。この時間には会議が入ってる。この時間には夕食作りたい。

言語化すると毎日膨大な量のto do、やりたいことリストがでてきます。

私たちのケンカの一因には、

お互いの善意に甘えてニーズを言語化しない
→お互いにやりたいこと、しなければいけないことができず中途半端な時間を過ごす
→イライラ

というサイクルがありました。そこで、夫のアイデアで2枚目のホワイトボードを購入。それぞれが何時に何をやりたいかを前日夜または朝に記入して、可視化しました。

例えば、今日はこの時間1人にしてくれたら、後で15時から2時間1人にするよ!子供の面倒見るから出かけておいで。というふうに、お互いの予定を調整したり、ニーズを知ることで互いを思いやったりできるようになりました。

日本では空気を読むことが大事だとされますが、欧米人にはそんなこと通用しません。言語化、可視化がこんなに問題解決につながるとは予想以上の成果でした。

3枚目のホワイトボードは家事リスト

名もない家事労働という言葉も聞かれますが、日々の暮らしをそれなりに快適にやっていこうと思うと、小さな作業がいっぱいありますよね。

台所のシンクを洗うとか、お風呂のフィルターの交換、トイレの掃除…

お互いに気づいた人がやる、っていう方法がうまく回る家庭なら、ホワイトボードなんていらないでしょう。

我が家には必要でした。夫婦喧嘩の原因として最近多かったのが、私はこんなに家事やってるのになんでやってくれないの?という私のイライラ。私も大したことはやってません。気が向いたら掃除機をかけたり、汚れてるなと思ったらトイレの床を拭いたり。

でも考えてみると、そういう特定の家事をやってるのは私だけだな、と気づきました。そして、汚い、の基準も夫と私だと全然違うことに気づきました。

夫は私からすると相当汚いな、という環境でも全く気にせずに暮らせる人。頼んだことはやってくれるけど、頼まれなければ自発的に動くことはない人。

とにかくこれに毎日イライラしていました。

そしてこれも夫の提案で、ホワイトボードに2人で分担すべき家事リストを書き、1週間単位でどちらが何回実施したか、正の字で記入していくというアイデアを導入。

結果、夫は頼まなくても自ら動いてくれるようになりました。ホワイトボードは魔法の道具みたいです。

ここでもポイントは言語化と可視化。夫は家事と言ってもどんな労働があるのか、知らなかったんだと思います。それもどうなの?普通にわかるよね?と言いたくなるけどそこは我慢。

あとは回数を書くことで、若干競争心に火がついたようで、もっとやってやるぞー!という気分になったらしいです。モチベーションが謎です。


いろんなメリットがあったホワイトボード、我が家の冷蔵庫で今日も元気に大活躍です。感謝。

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