カスプサインの支配星が活動する場所
こんばんは、アレクサンドリアです。
チャートを見たときに、天体が入っているハウスと入っていないハウスがあって、最初の頃は、「あれ?このハウスは私には縁がないということ?」と思った記憶があります。
下のチャートですと、2~7ハウス、9ハウスに天体がありませんね。
例えば、私のネイタルチャートの1ハウス、2ハウスには天体がありません。
1ハウスが表すものを自分自身、2ハウスを自分自身の才能や価値や金運だとすると、自分自身が弱い、私には才能や価値や金運がない、などど単純に考えてしまいがちですが、実はそうではありません。
各ハウスを区切る境界線をカスプといいますが、たとえば2ハウスに天体がなくても、2ハウスカスプのサインの支配星がいるハウスで、その支配星が金運などに関わる活動をするのです。
支配星は、サインを活性化するための活動力を導き出す実働部隊であり、天体のないハウスは、そのカスプサインの支配星の活動力によって、サインの成長が変わってくることになります。
例えば、また私の場合ですと、1ハウスカスプ(ASC)は獅子座で、獅子座の支配星である太陽は9ハウスに在住しています。
その場合、行動の動機や、自分自身の可能性を発揮するのが、9ハウスの領域で行われるということです。
また2ハウスカスプは、これが微妙でして、ハウスシステムがプラシーダスですと獅子座、コッホですと乙女座になり、支配星はそれぞれ太陽と水星となります。
こうなると、太陽と水星が異なるハウスに居る場合、どっちかなあとなるのですが、私のチャートでは幸い、どちらも9ハウスに居ます。
ですので、才能や価値や金運(収入源やお金を使う目的)もまた、9ハウスの領域で発揮されるということになります。
9ハウスと言えば、思想、宗教、法律、高等教育、大学、外国、長距離旅行、占星術、夢、ビジョン、インスピレーション・・・。
これについては、1ハウスの自分の可能性を広げるために、外国旅行をしたり、法律や占星術を学んでいますし、
2ハウスの金運に関して言えば、9ハウス的なことに支出し、またそこから収入を得ています。
ですので、天体のいないハウスも、支配星が出先のハウスで活動してくれています。
もちろん、天体のいるハウスの方が、天体のエネルギーの影響は直接的で強いと言えますが、それはその天体をその人自身が使いこなせている場合になります。
自分のネイタルチャート全体を知って、天体の持つエネルギーを使いこなせると良いですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。