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8ハウス 相手から受け継ぐもの

こんばんは、アレクサンドリアです。

夜ご飯を食べながら観ていたTV番組で、町の中華料理屋さんの特集がありました。人情味のある店主がやっている個人店で、常連さんたちが「ここの○○はこの辺じゃ一番だね。」とかいう番組です。

私はこの手の番組が実は好きです。
なぜなら、
①紹介される料理が美味しそう。 
②紹介される店主の温かさ、優しさなど人柄が魅力的。 
③お客さんに対するサービス精神や、美味しいものを喜んで食べてくれるのが嬉しい、という純粋なホスピタリティを感じられる。
からです。

そのような視点で何気なく観ているのですが(自作の代わり映えのしない夜ご飯を食べながらです。ただ、今日は珍しくトッポギを食べていました。)、今日観ていた中で、「おや?」と思うお店がありました。

その店は奥さんと息子さんが2人でやっているお店で、お客さんたちからは「変わらぬ味が最高。」とか絶賛されています。

その奥さんに話を聞いていると、なんでも半年前に旦那さんが亡くなられたとか。このお店の店主は亡き旦那さんだったそうです。

奥さんは、ご自身が主体的に経営をしてこられたような、たとえば凄腕の女店主というようなタイプではなく、お話も「主人がやっていたことを見よう見まねでやっているだけです。」とか、「主人は店を辞めろといったんですけど、やれる間はやろうと思ってます。」とか、柔和な笑みを浮かべながら、控えめなお言葉。

しかし、やっている内容はと言えば、旦那さんがやっていた通りに、朝5時から店に出て、何時間もかけてダシをとり、それも「透明じゃないと。」と、しっかり守っておられます。

野菜の切り方も、キャベツ一つをとっても、いろんな大きさや細さに切って、旦那さんが生前、奥さんが使いやすいようにとカウンター下に作り付けてくれた引き出しの仕切りごとに、各種大きさのキャベツを入れ、作業しやすいように準備します。

そのような、旦那さんがやっていたのをそのまま、気負いなく引き継ぎ、何より凄いのは、味もそのまま受け継いでいらっしゃるのを観て、前置きが長くなりましたが、私はこう思ったのでした。

「この奥さん、まさに8ハウスを使ってらっしゃるわ。」

8ハウスとは、ホロスコープを構成する要素にハウスというものがあり、そのうちの8番目をいいます。

ハウスは、この地上において、エネルギーが具体的に発揮される分野を表し、8ハウスは「7ハウスで契約を結んだ特定の相手との、さらに深い関係性の部屋」を表します。

そこから「特定の深い関係性の相手から譲り受ける、有形無形を問わずすべてのもの」を表します。もちろん、このほかにも象意はあります。

ここでいう特定の相手とは、配偶者であることが多いですが、事業のパートナーや子弟関係など、色々な場合があります。

この奥さんは、旦那さんと結婚されてから何十年と一緒にお店をやってきて、最初は料理もできなかったけど、長年、旦那さんのサポート的な気持ちで一生懸命にやってこられた結果、その味も、腕前も、精神性も、すべて受け継いでいた、ということでしょう。

8ハウスのお手本みたいな人だなあ、8ハウスに太陽でもおありなのかな、それとも木星かな、とか色々想像しました。

人の人生はドラマみたいです。
そのドラマに、星が関わっているように思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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