見出し画像

初対面と出生図、どっちの方が相手のことが分かる?

こんばんは、アレクサンドリアです。

※今日はエンタメ感覚で書いています。

個人のお客様のホロスコープリーディングをする際に、一番ワクワクする瞬間は、パソコンに出生時間などのデータを入力して「作成する」を押し、その方の出生図が画面に表れた瞬間です。

これは、対面で人とお会いするときのファーストインプレッション=第一印象と似ています。

「おお!」とたいていは感嘆の声を、ひとりあげてしまいます。

それから、天体がどのあたりに分布しているのか、軸の状態はどうか、など、チャートの目立つ位置を見ていきます。

これは、その方のお顔や髪型、背の高さなどの体格、着ているお洋服など、パーツごとに外からぱっと見て受ける印象と似ています。

その後、各天体の二区分(陰陽)、三区分(行動パターン)、四区分(価値観)などを見ていきますが、これは、その方とお話をしたりして、積極性がおありな感じとか、情報通でコミュニケーション上手な感じとか、共感力のある優しい感じとか、見た目だけでは分からないところから受ける印象に似ています。

この辺までは、チャートとその方に対する理解度は同時進行のようですが、ここから、やはりチャートの方に軍配があがるのでは、と私は思っています。

というのは、こんなイメージをしてみてください。

私は女性なので、たとえば、カフェで向き合ってコーヒーを飲んでいる相手が男性だとします。(男性の方は、お相手は女性だとイメージしてもらって結構です。)

初対面なので、きちんとしたスーツをお召しになっているとします。
ビジネスでの初対面なら、紺のパリッとしたスーツ。プライベートでなら、ラフだけど、それでもほぼ新品の素敵なジャケットをお召しになっています。

そのような方の、チャートでいえば外向きのお顔である太陽や、あるいはお付き合いをするようなお相手なら火星などは何となく感じられても、家でのプライベートな様子は、初対面では計り知れないでしょう。

しかし、チャートにおいては、それは月がしっかりと表してくれています。

ですので、たとえば男気があってリーダーシップをとってくれるような印象の人が、実はプライベートではパートナーにべったりしたいというタイプである場合もあるのです。(これはかなり単純な表現です。実際には、天体同士のアスペクトにより、もう少し複雑でしょう。)

また、その男性の好きな女性のタイプは、恐らく初対面のフォーマルな場では分からないでしょう。中には、好みのタイプでない相手には、極端にぞんざいな態度をとる人もいるかも知れませんが、常識的な大人であれば、そのような人は、まあ少数派でしょう。

このような場合でも、その人のチャートにおける金星を見てみれば、たとえば、真面目にコツコツと努力する落ち着いた実直なタイプがお好きなのかもね、というのが分かります。(これも上記同様に、単純化しています。)

そのように、チャートには、その人の中に住まう10人の役者(天体=エネルギー)がイキイキと躍動している様子が表れているのですから、一度お会いしただけでは分からない情報が満載なのです。と、私は思っています。

もちろん、対面も回数を重ねていけば、分かることは増えてきますので、チャートの方が分かるとは一概には言えないと思います。

それに、チャートの中のすべての役者がイキイキと躍動しているとは限りません。
眠っている役者もいるかも知れません。


こうした考えを信じる、信じないはその人の自由です。

ただ、出生図というのは、生まれた瞬間の天体のトランジットチャートですので、これは動かしようのない事実であります。

そして、私達がたとえば無事に80歳まで生きるとして、80歳になった瞬間のトランジットの天体配置も、もう既に決まっているのです。
何という、宇宙の神秘!ロマン!

話を戻すと、そのようにちょっと会っただけでは分からない情報が満載なのが出生図ですので、詳しく読み解いていくと、相手へのより深い理解につながりますよね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

#note        #占星学   #占星術   #西洋占星学  #西洋占星術
#出生図   #初対面   #トランジット  #他者理解
#エッセイ  #創作大賞2024    #エッセイ部門



いいなと思ったら応援しよう!

アレクサンドリア/占星術
よろしければサポートして頂けると嬉しいです。 いただいたサポートは、占星術の学びに使わせて頂きます。