ヒール役をした神様たち
こんばんは、アレクサンドリアです。
休日の今日、夫と話していた時に、ふと自分の発言に気づいて、もうこのように口にするのは止めようと思ったことがありました。
それは、今回の退職の話を、自分にとって親しくて安心できる友人や家族に話すとき、まず〝起こった出来事〟から話し、それから自分の表層に表れた気持ち、さらに自分の内なる気持ちを話すようにしていました。
誰もが皆、退職することを一様に驚くので(自分でも最初驚いたぐらいなので)、丁寧に順を追って話す方がちゃんと伝わるかなと思い、また正直に話すことで、自分の内面を整理したり、自分が大事にしている価値観などが浮かび上がってくるので、そのようにしていました。
そうして親しい友人や家族にはかなり話せたので、もういつまでも、そのように丁寧に話すのは止めようと思ったのです。
なぜ、そのように思ったか。
一言で言えば、表面的な部分を話すことは、不毛であり、生産性のないことと思ったからです。
前に進もうと思っているのに、口にしたマイナスの言葉によって、その前進を後ろから引っ張られる、と感じたのです。
たしかにショックな出来事はありました。
でも、これまでの私の人生を振り返ってみると、そのような出来事を引き起こしてくれた相手のおかげで、それまでの道から方向転換して新たな道に進んだり、自分の内面を変容していったり、新しいことを学んでバージョンアップしたりしてきたのです。
そしてそれはすべて、私の本心が望む方向にいくためのことだったのです。
だから、彼らは皆さん、ヒール役(悪役)の顔をした神様だったのです。
私のこれまでの人生には、こうした登場人物がたくさんいます。
今、指折り数えると、まだ20代ぐらいまでで10人はいました。
彼らは、プチヒール役から大物ヒール役まで様々です。
思い出せば、ちょっと接触があっただけの中学時代のクラスメイトの顔も浮かびました。だから、具体的に何かされたわけではない人もいます。
むしろ、相手にとっては何気ない発言や、あるいは自分だけに向けられていない発言から、抵抗感を受け取ったことの方が多かったです。
ただ、そのシーンと共に思い出すのは、当時の「ようし、~してやる!」という闘志です。これは、相手に対する仕返しとかではなく、自分がその時点より更に発展していくための具体的目標だと言えるでしょう。
このことは、私のネイタルチャートの、木星を頂点とした太陽と冥王星のオポジションからなるTスクエアの部分に表れているように思います。
太陽はありたい自分自身。冥王星は表には出てこない支配者、権力者。
占星術では、ネイタルチャートに表される天体は、すべて自分自身を表しているのですが、他者にその役割を任せてしまう場合も往々にしてあります。
オポジションということで、自分自身の目の前に、常に権力者が向き合っている構図を持っているわけですから、他の天体から何らかの刺激があったときには、容易に手痛い出来事が起こったでしょう。
そしてそれは、真に自分の道へ進むために引き起こされる出来事でもあるのです。
そのようなとき、Tスクエアの頂点である木星が、「よし、現状を変えるために〜しよう!」と思うのです。しかしこれは楽にできることではなく、努力したり、チャレンジしなければならないことなのです。
占星術を知り、このような天体配置を持つことによる自分自身の傾向も分かり、ヒール役として登場して下さる皆様のおかげで現状打破してきた人生ですので、今回のことも、「これからの自分自身の発展のため。」と、シンプルに話していこうと思いました。
ただ、このように気持ちが整理されるまでは、やはり自分を理解してくれる人達に、話を聴いてもらって受け止めてもらい、共感してもらえたことはありがたかったです。
noteに書くことでも、さらに整理できるので、この場もありがたいと思いました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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