見出し画像

調停の位置にある天体や感受点を活かす

こんばんは、アレクサンドリアです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。

昨日の記事で、Vt(バーテックス)、AV(アンチバーテックス)について書きました。
それぞれのサインやハウスについての意味のもっと手前の、何を根拠に計算された感受点であるのか。また、その感受点の意味するところは何なのかという点に関してです。

太陽や月といった天体ですと、それらは実在するものだし、天体がもつ象意は古代から受け継がれてきている伝統的なものです。

しかし感受点においては、何かとまた別の何かの交点など、実在しないものということで、その計算根拠を知ることは、その感受点に関して、理解を深める上で大切なステップだと思っています。

さて、そもそもなぜ、こうした比較的マイナーな感受点に目を向けたのかというと、理由は2つあります。

まず一つ目に、私の出生図の中のこの感受点(Vt、AV)が、今、空を移動しているトランジット天体によって刺激を受けている場所にあるということ。そのトランジット天体は、時間をかけて動くので、しばらくの間、影響を受けます。これを活かしていきたいと思ったわけです。

また二つ目に、この感受点(Vt、AV)が、私の出生図で重要な位置にある、向かい合う2つの天体と、ちょうど調停してくれる位置にあるということ。

調停とは、向かい合う位置にある(180度)2つの星に対して、トライン(120度)とセクスタイル(60度)でつながれた天体が間に入る、複合アスペクトです。



この向かい合う2つの天体は、お互いに緊張感のあるエネルギーの出方をするのですが、調停する位置にある天体や感受点のエネルギーを意識して活用することで、緊張感がありつつも、スムーズに、また効果的にそれらのエネルギーを発揮することができます。

このイメージとしては、たとえば、お父さんとお母さんが向かい合っていて、ちょっと対立していて緊張の関係にあるとします。
2人きりだとバチバチと火花が散る感じかも知れませんが、調停の位置に子供がいるとしましょう。

すると、その子がお父さん、お母さんそれぞれと上手くやっていて、結果として3人で発展的に上手くいっているイメージです。

その子はお父さんとは価値観が合い、居心地が良い関係です。またお母さんと話すと、何かしらヒントをもらえたり、閃くことがあったりします。

発展的というのは、お父さんとお母さんは対極にいるので、お互いに自分にないものを持っていて補い合える関係です。たとえば、お父さんが力仕事などハード面は得意だけれども細やかなことは苦手な一方で、お母さんはハード面は苦手だけれども子供の様子から体調など察してあげられる、というような感じです。また2人の行動パターンは同じになります。

その子がいることで、お父さん、お母さん共に、自分の得意なことや持ち味を最大限に活かせるでしょう。
こんな風なことが、自分の中で起こっているイメージかなと思います。

このように調停のポイントは、とても活かせると思いますので、ぜひご自身のホロスコープにあれば、活用してみてくださいね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

#note       #占星学   #占星術   #西洋占星学   #西洋占星術
#バーテックス   #アンチバーテックス   #調停   #エッセイ

いいなと思ったら応援しよう!

アレクサンドリア/占星術
よろしければサポートして頂けると嬉しいです。 いただいたサポートは、占星術の学びに使わせて頂きます。