kintoneの苦手なこととその対策方法
kintoneは、多くの企業で業務効率化やデータ管理に利用されている便利なツールです。
しかし、万能ではなく、いくつかの場面では苦手なこともあります。
この記事では、kintoneの弱点とその解決方法について、わかりやすく解説します。
1. アプリ間の連携(リレーション)が難しい
kintoneでは、アプリごとにデータを管理しますが、別々のアプリ間でデータを連携させるのが難しい場合があります。
例えば、顧客情報と注文情報を別々のアプリで管理していると、それらを自動的に関連付けることが少し手間です。
対策方法:
rex0220の関連レコード集計プラグインを使えば、異なるアプリ間でのデータを簡単にまとめて管理できます。
これにより、顧客情報と注文情報などを連携させるのがスムーズになります。
2. 複雑な計算処理が苦手(kintone≠エクセル)
kintoneはエクセルのような高度な計算機能が少し弱いです。
特に、エクセルで多用されるVLOOKUPやIFS関数など、複雑な計算を使った処理を行うには限界があります。
対策方法:
rex0220の計算式プラグインを使うことで、より複雑な計算や条件分岐を簡単に行えます。
また、必要に応じて外部の計算ツールやプログラムと連携させることもおすすめです。
3. 柔軟な帳票作成が難しい
kintoneアプリのレイアウトを工夫して印刷機能から請求書などの帳票を出力することができます。
しかし、独自のフォーマットやデザインが必要な場合、標準機能だけでは十分でないことがあります。
対策方法:
kintoneからデータを外部のツールにエクスポートして帳票を作成する方法や、プリントクリエイターのような専用プラグインを利用して、より柔軟な帳票作成が可能です。
4. 大量データの保管と処理が課題
kintoneは大量のデータを処理するためには最適化されておらず、大量データを扱う際にはパフォーマンスの低下やデータ容量の制限に直面することがあります。
対策方法:
データの冗長性を減らし、必要なデータのみを保管することで容量を節約します。
さらに、定期的なデータの整理やアプリを分割することで、データベースのパフォーマンスを維持できます。
5. バックアップ機能の限界
kintoneはデータのバックアップ機能を持っていますが、完全なシステムバックアップには限界があります。
万が一、データが消失したり、システムトラブルが発生した際には、対応が不十分な場合もあります。
対策方法:
定期的にデータをエクスポートし、外部ストレージにバックアップすることで、データの安全性を確保しましょう。
これにより、万が一のトラブル時でも、迅速にデータを復旧できます。
まとめ
kintoneには苦手な部分がありますが、それを理解し、適切な対策を取ることで、ビジネスに大きなメリットをもたらすことができます。
もしkintoneの導入を考えているなら、どんなことを実現したいのか一度相談してみませんか?
最適な方法をご提案いたします。
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